こんにちは。

カウンセラーの中越です。



今回のお話しは、

仕事に安定を求める人には、

辛い話かもしれません。



「仕事は安定が一番!」

その考えが絶対と思う人は、

今週は読まないで下さい。



ただ、もう10年以上、

働く人のカウンセリングをして、

ずっと感じていること。



それは、

「安定した仕事なんて、

 幻想だったのかもしれない」

ということです。



そもそも日本の社会には、

安定した仕事なんて、

ずっと存在していなかった。



それが事実だと、

今のの僕は感じています。



この話を理解することは、

やりたいことを見つけるために、

大切なポイントになります。



今回は気になる方だけ、

読んで欲しいと思います。



というわけで今回は、

「安定した仕事は幻想だった」

スタートします!!




安定した仕事なんて本当にあったのか





仕事に安定を求める人は、

本当にたくさんおられます。



そういう人にとって、

安定は心の支えです。



「安定した仕事が欲しい」

誰もがそう思って当然。



特に経済的な苦労をすると、

「安定した収入が一番大事!」、

と思って当然でしょう。



それに、

これを書いている僕だって、

安定した収入が欲しいです。



今の仕事内容のまま、

さらに安定してくれれば、

その方がいいに決まってます。



ただ、それでも、

安定した仕事なんて、

ただの幻想かもしれない。



いや、実際に、


「日本の社会にとって、

 安定した仕事なんて、

 ただの幻想だった」


と思っています。



この真実を伝えるのは、

安定収入が絶対だと思う人には、

かなり酷な話かもしれません。



でも、

真実に向き合うことなく、

幻想の安定を追い求めると、

逆に辛い思いをします。



なにしろ、

いくら追い求めたところで、

消える可能性があるのですから。



だから、やっぱり、

この話は書こうと思います。




100年振り返っても安定した仕事はない




僕のおじいちゃんは、

もしいま生きていたとすれば、

だいたい100歳前後です。



このくらいの世代は、

戦争経験者です。



当たり前ですが、

安定した仕事なんて、

存在しませんでした。



これについては、

説明の必要もありません。



僕のおじいちゃんも、

いろいろな仕事を、

やっていたそうです。



雇われはもちろん、

自分でお店を開いたり、

いろいろしたそうです。



ただ、

大企業の正社員は、

目指してなかった様子。



そもそも戦後の日本には、

大企業がほとんどありません。



本当に当然のように、

安定などなかったのです。



(正社員という言葉は、
 1980年代にできたのだとか。
 なんと僕より年下です…。

 正社員なんて言葉自体、
 かなり最近の概念なのですね)

 参考文献 PDFです
http://www.murc.jp/english/think_tank/quarterly_journal/qj1002_02.pdf




僕たちの親の世代も激動の時代




ではその次に、

僕の親の世代はどうでしょう。



だいたい今の、

70歳前後になるでしょう。



生まれた頃は戦後で、

安定なんてありません。

みんな生きるのに必死。



でも、実はこの世代、

一瞬、安定という夢を、

見ることができたのです。



高度経済成長で、

日本は敗戦の貧乏国から、

一気に先進国へ!



日本から世界的企業が、

いくつも出てきました。



会社を起こして、

たった数十年の間に、

世界的企業になる。



松下電器にソニー、

誰もが知ってますよね。

他にもたくさんあります。




「これが日本の実力!

 日本人の勤勉さと技術力で、

 ずっと今の豊かさが続くはず」



みんなそう思いました。



このとき、


「真面目に勉強をして、

 大企業に入りさえすれば、

 一生安定した仕事に就ける」


とみんなが思い込みました。



でも、実際には、

すぐにバブルが崩壊。



銀行は潰れるし、

大企業も大量リストラ。

自殺者もたくさん出ました。



僕の親の世代も、

「正社員だから安泰!」

ではなかったのでしょう。



それはそれで、

いろんな苦労があったはず。



この世代の人は、

「一つの会社で一生働く」、

それが当たり前でした。



でも、それは別に、

仕事に満足してたのでなく、


「転職という文化がない。

 我慢に我慢を重ねて、

 耐え続けるしかない…」


というのが正確でしょう。



過労死が有名になったのも、

この世代ですからね。



バブル崩壊だけでなく、

オイルショックもあります。



実はこの世代の人たちも、

相当ストレスフルなはず。



僕たちがイメージする、

「のほほんとした正社員」

なんていなかったはずです。




それでも安定の夢は捨てられない





それでも、

一度見た安定という夢は、

なかなか捨てられません。



「リストラなんて、

 バブル崩壊のときだけ。


 やっぱり大企業に入れば、

 一生、安定しているはず」



そういわれて育ったのが、

今の僕と同じくらいの世代。

ちょうど40歳前後です。


(僕は今年で39歳です)



ところが実際には、

不景気は20年も続きました。



せっかく大学を出ても、

まともな就職先がない。



就職率が6割台。



大卒の就活のとき、

本当にまともな仕事が、

全然ありませんでした。



(そんな時期に、
 人を募集するのは、
 離職率が高い会社が多い。

 つまりこの世代の人は、
 ブラックに入る可能性が高い)



僕たちの世代は、

ロストジェネレーション、

なんて呼ばれました。



大学を出たけれども、

日雇い派遣になり、

ネットカフェ難民に…。



ブラック企業を転々として、

精神的に潰されてしまう。



それが社会問題になったのが、

僕と同じくらいの世代です。



少なくとも、

僕たちの世代にとって、


「真面目に勉強をして、

 大企業に入りさえすれば、

 一生安定した仕事に就ける」


これは完全に幻想でした。



この時代にはもう、

終身雇用は事実的におわり、

転職は当たり前になりました。



でも、僕たちの世代は、

それを認めるのが辛かった。



「自分の親の世代は、

 転職なんてしていない。


 会社を辞めるだなんて、

 自分の人格はどこか、

 問題があるのだろうか…」



そう思って悩んだ世代。




しかも、どこかで、

親の世代と同じように、


「安定した収入と、

 安心できる老後を、

 保証してくれる会社」


を探し続けていました。



いや、正確には、

今でも探し続けています。



僕と同じ世代だと、

実際にそれを見つけた人は、

本当にごくわずかでしょう。



終身雇用なんて、

事実上もう終わってるのに、

それを探している世代です。



これは精神的に、

とても苦しい世代です。




それを見て育った、

今の20代の人たちは、


「一つの会社で、

 生涯働き続けるのは、

 とても珍しいことだ」


それを最初から、

良く理解しています。



なんせ自分の上の世代が、

みんな転職してるのですから。



「ヤバい会社もある。

 そんな会社は辞めていい」


「会社に尽くしたところで、

 会社は保証してくれない」



これをちゃんと理解してます。




それでも頭のどこかで、

「大企業で安定した仕事…」、

を聞かされて育っているので、

この幻想は抜け切りません。



僕の世代よりは、

ずっと少ないですけどね。




100年振り返ってないのなら探さない方がいい




僕のおじいちゃんの世代、

僕の親の世代、僕の世代、

そして僕より若い世代。



結局、

こうして100年振り返って、


「大企業に入ったから、

 安定した仕事が手に入り、

 人生が安泰する」


なんて世代は、

実は一度もありませんでした。



そして残念ながら、

これからもないでしょう。



高度経済成長期、

ほんの一瞬の間だけ、


「大企業に入ったから、

 安定した仕事が手に入り、

 人生が安泰する」


そんな夢を見ただけです。




もっと昔の世代、

江戸時代とかの武士や農家も、

安定などなかったはずです。



武士なんて戦があるし、

農民は台風が来たら終わり。



「昔はよかった」、

そんな言葉自体が、

幻想なのです。



特別なまでの幸運で、

超金持ちの家に生まれないと、

安定などなかったのです。



「正社員になれば、

 一生、安泰のはず…」


とはよくいうけれど、

実際、安泰だった世代など、

一度も存在してなかったのです。




では安定の代名詞、公務員はどうなのか





ここまでお話しすると、


「でも、

 公務員があるじゃない。

 公務員は安定してるでしょ?」


という話が必ず出ます。



ところが、実際、

公務員の相談者さんからは、


「公務員は、

 転職しないのではなく、

 転職しにくいんです…」


という話をよく聞きます。



そういう相談者さんも、

もちろんおられます。



多くの公務員は、

2~3年で部署が変わり、

専門スキルが身につきにくい。



そうなると、

もし転職したいと思っても、

雇ってもらいにくい。



しかも企業の方から、


「うちは公務員ほど、

 安定もしていないですし、

 休みも多くないですよ?


 公務員でダメなら、

 うちに来たところで、

 続かないのでは?」


と敬遠されてしまう。




もちろん、

全てではありません。



公務員から別の仕事に、

転職をする人もいます。




それでも、


「実際に公務員の人が、

 自分自身でそう思って、

 身動き取れなくなっている」


そういうケースは、

珍しくありません。



また家族や自分自身も、


「公務員を辞めるなんて、

 もったいないのでは…」


という思いから、

仕事が自分に合ってないけど

辞めるに辞められない。



その結果、

心身を壊してしまう。



いくら収入が安定しても、

心が安定しないのなら、

あまり意味はありません。



少なくとも、


「一度、公務員になると、

 とても辞めにくいし、

 転職もしにくい…」


それはよく聞くことです。




副業できないという公務員のデメリット





それから、

副業できないというのも、

公務員の大きなデメリット。



多くの人が、

やりたいことを仕事にする前に、


「リスクを減らすために、

 まずは副業からはじめよう!」


となります。



(僕自身も最初は、
 働きながら副業として、
 やりはじめました)



たとえば、


「趣味のアクセサリー作り、

 気に入ってくれた人だけ、

 ネットで買ってもらいたい」


「土日の休みだけ、

 どこかスタジオを借りて、

 音楽教室をやってみたい」



好きを仕事にするのは、

リスクがあって当然。



そのリスクを減らすために、

最初は副業からはじめる。



この当たり前のことが、

公務員にはできない!



もし仕事にならなくても、

自分の好きなことで役に立ち、

お小遣い程度の収入になる。



これは思っている以上に、

充実感があります。



1~2万円。

高校生のお小遣い程度。



もちろんボランティアでも、

十分にやりがいはある。



でも、

決して金銭目的ではなく、


「自分の好きなことで、

 人の役に立てたという、

 評価の値としての金額」


これがすごくうれしい。



(少なくとも僕自身は、
 本当に心から感動をした。

 学生時代のバイトより、
 正社員の初任給より、
 ずっとずっと感動した)



そんな副業ですらダメ。



それはそれで、

ずいぶん人生の選択肢を、

狭めることになります。




僕は決して、

公務員という働き方を、

悪くいいたいわけじゃない。



でも、

もし公務員になって、

自分に合ってなかったら…?




「公務員だけれど、

 どうしても仕事が合わない」


「公務員だけれど、

 人間関係で仕事を辞めたい」



そういう可能性は、

十分にあることです。



そうなったときに、

「転職も副業も難しい…」。



それはそれで、

やっぱりリスクですよね。



そうなると、

公務員になるのも、

一つの賭けになります。



はたしてそれを、

本当に安定といえるのか?

なかなか難しい話です。




たしかに短期なら安定した仕事はある





とはいえ、


「この世の中に、

 安定した仕事など、

 全く存在しない」


それはそれで、

かなり極論だと思います。



正直なところ、

相談者さんの話を聴いていて、


「安定した収入があり、

 労働条件もかなり良くて、

 ストレスが少ない職場」


もたしかに存在しています。



(それが当人にとって、
 やりがいがあるかどうかは、
 全く別の話です。

 当人には問題があるから、
 うちに相談に来ています)



人にも会社にも恵まれた。

そういう幸運なケースも、

たしかに存在しています。



僕自身の話だと、

3つめに働いたメーカーは、

本当にいい職場でした。



残業も少ないし、

同じ職場の人たちも、

親切で優しかったです。



ただ、そういう幸運が、

長く続くかというと、

それはまずありえません。




安定は長く続かなくて当然





「上司が変わった…」

「部署が変わった…」

「時代が変わった…」



それだけのことで、

天国だった職場が、

地獄に変わる…。



そういうケースは、

とてもよくあります。



(僕が働いていたメーカも、
別の部署は相当大変だった)



まさに諸行無常。

職場の状況なんて、

すぐに変わるのです。



会社員であるからには、

それは避けられません。




そして、

実際働くというのは、

長期間になって当然です。



ましてや、

安定を求める人なら、

短期でなく長期間働きたい。



何十年という長期間、

安定して会社の業績が良く、

人間関係にも恵まれる。



それはもう、

奇跡としかいえません。



1~5年くらいであれば、


「安定した収入があり、

 労働条件もかなり良くて、

 ストレスが少ない職場」


も運が良ければあるでしょう。



でも、

5~10年以上の長期間、

それが続くことはまずない。


(少なくとも、
 僕は見たことがない)



どんな企業にも、

谷の時期があります。



松下電器もソニーも、

僕の大好きな任天堂も、

マクドナルドもユニクロも、

長い目で見れば谷がある。



そもそも、

日本社会全体で考えても、

長い目で見ると谷がある。



個々人の人生、

僕たちの働く現場なんて、

谷があって当然です。




それは、

僕のおじいちゃんの時代から、

ずっとそうだったのです。



そうなると、

とても辛い現実だけれど、



「一生安泰の仕事など、

 ありえるはずがない。


 安定した仕事なんて、

 ただの幻想だった」



それはやっぱり、

現実なのでしょう。




安定を求めても過度な安定信仰は危険





僕は決して、


「安定なんて求めるな。

 好きなことを仕事にして、

 みんな独立すればいい」


なんて思ってません。



極論になるよりも、

その人なりのバランスが、

一番大事だと思います。



それに、

誰だって安定は欲しい。



最初に書いたとおり、

僕だって今の仕事内容のまま、

安定すればその方がいい。



経済的に苦労をしたり、

家庭を持てばなおのこと。



でも、

過度の安定信仰は、

逆に自分がしんどくなる。



なにしろ実際には、

「安定した仕事で一生安泰」、

なんて幻想なのですから。



幻想を探し続けては、

なにも身動きできないまま、

今の働き方を続けることになる。




極論はいいたくないけど、


「みんなが思っているほど、

 安定は確実なものではない」


それだけは言いきれます。



安定した仕事は幸せを約束してくれますか?




そして、



「確実でない安定のため、

 そこまで我慢して働くのか?」


「どうせ我慢しても、

 一生安泰でないのなら、

 好きな働き方をしたほうが、

 ずっと幸せなのではないか?」


「安定が確実でないなら、

 やりたいことに挑戦するのも、

 一つの生き方かもしれない」



これから先の人生、

自分の働き方を考えるとき、

そこまで考えてみて欲しい。



安定にこだわるあまり、

身動き取れなくなったり、

身体を壊してしまったり。



それでは、

豊かな働き方とは、

とてもいえませんからね。




さて、

あなたの求める安定は、

幸せを約束してくれますか?



今一度、

考えてみて下さいね。






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■ 編集後記



今回のコラム、

すごく長くなってしまった…。



通勤の電車で読めるのを、

いつも目指して書いてるけど、

今回は長すぎました。



でも、

ずっと書きたい話で、

3日もかけて書きました。



おかげで更新が、

こんなに遅くなりました。



パパッとかける内容で、

更新しちゃえばいいのに。



こんな仕事の仕方するから、

うちはあんまり儲からない。



でも、

書きたい物がかけたから、

まあいいや。



無理して、

適当にパパッと書くより、

ずっと気分はいいです。



これが、

安定しない個人事業主の、

数少ないいいところ(笑)



こんなに長いコラム、

最後まで読んでくださった方。

本当にありがとうございます。