こんにちは。

カウンセラーの中越です。


やりたいことが見つからない人は、

あることに混乱させられてるんです。


いったい何に混乱させられているのか?


それを知ることは、

やりたいこと探しへの、

大きな一歩になります。


今回はその混乱の秘密を、

昔、母親に怒られた思い出から、

みなさんにお伝えいたします。


というわけで今回は、

「拘束」の天職心理学です。




 


□どうせなら思うままに!



僕が子供のころのこと、

母親と塾に行くかどうかについて、

ケンカをしたことがありました。


そのとき母は言いました。


「あんたな…!!!!!


 高いお金出して、

 塾行かせてあげてるのに、

 勉強せんとゲームばっかりして!

 
 行きたくないんやったら、

 塾なんか行かんでええ!

 
 塾に行きたくないなら、

 行きたくないと、

 本当のことを言いなさい!」



すごい剣幕で怒っています。


ここは正直に

本当のことを、言うしかないと思い、

僕は意を決して言いました。



「…塾なんか行きたくない。」



言い終えると同時に、

強烈なビンタが飛んできて、

母は怒鳴りました。


「ほんまのこというて、

 どうすんねん…!!!!!!

 ここは嘘でもいいから、

 塾に行くって言いなさい!!!!!!!」



大人になった今なら、

母の気持ちもわかります。


ここは空気を読んで、

「ちゃんと勉強します。」、

といえば丸く収まるとこです。


ちょっとアホな子供だったので、

そのあたりがよくわかりませんでした。


その時点で勉強しても、

無駄な気がします。

残念な子供です。



さて、僕の母親の言葉には、

大きな矛盾がありました。



「塾に行きたくないなら、

 行きたくないと、

 本当のことを言いなさい!」


といいつつ、


「嘘でもいいから、

 塾に行くって言いなさい!」


といってます。



これは矛盾する、

二つのメッセージです。


「本当のことを言いなさい!」、

この言葉の裏側には、

「塾に行くって言いなさい!」、

という裏のメッセージが隠れています。



こういう矛盾する二つのメッセージを、

「ダブルバインド(二重拘束)」、

とグレゴリー・ベイトソンはいいました。



こういう矛盾する二つのメッセージを、

同時に受けてしまうと、

混乱してうまく行動できなくなります。



実際、僕はそれ以来、

アホな子供なりに学習したのか、

怒られるたびに下を向いて、

うつむいて黙っている、

おとなしい子供になりました。



でも、本当のこと、

「…塾なんか行きたくない。」

といったおかげで、

しばらく塾に行かずに、

友達と遊ぶことができました。


大人になってから聴いた話では、

そのとき母親も少しは、

勉強しろといいすぎたかなと、

反省していたようです。



アホでよかった一件です。




さて、それと似たことが、

やりたいことがわからない人にも、

起こっていると思います。



僕たちは、


「今の若者には個性がない。

 もっと自分らしく夢を持って生きろ!

 好きなことを仕事にするのが一番だ!」


といわれて育ってきました。



でも実際に、

夢を追いかけようとすると、


「もっと常識を考えて行動しろ!

 いつまで夢ばかり見てるんだ!

 もっと堅実なことを考えろ!」、


なんていわれてしまいます。



「個性を発揮して夢を追うこと」、

と、

「常識を考え堅実に生きること」。


これを同時に満たすことは、

ほとんど不可能といっていいくらい、

難しいことだと思います。



まさに、

「ダブルバインド(二重拘束)」。



僕たちは、


「個性を発揮して夢を追うこと」、

「常識を考え堅実に生きること」、


この二つの矛盾する、

メッセージの中で、

混乱して萎縮しています。


そしてどうしたらいいかわからず、

ずっと何も行動できなくなる。



そう、僕が子供のころ、

母親に怒られて、

うつむいて黙っている、

おとなしい子供になったのと一緒。



そしてこのダブルバインドは、

子供のころから何度も繰り返されることで、

僕たちの心の中にしみこんでいます。



矛盾する二つのメッセージを、

どちらも同時に満たすことはできません。



「個性を発揮して夢を追うこと」


このメッセージを満たそうとすると、

常識はずれなことをしてるんじゃないかと、

誰でもすごく不安になる。



「常識を考え堅実に生きること」、


このメッセージを満たそうとすると、

一度きりの人生、これでいいのかなと、

やっぱりこれも不安になる。



残念ながら、

どちらを選んでも、

不安がなくなることはありません。



どちらを選んでも、

不安がなくなる事がないのなら、

自分が本音でやってみたいほうを、

選んでみてはどうでしょうか?



人生に正解などなく、

頭でいろいろ考えたところで、

不安のなくなる確実な答えなんて、

出てくるはずがないのです。



それならいっそのこと、

自分の本音で正直にぶつかったほうが、

後悔なくすっきりできるはず。




アホな子供だった僕は、

本当に思っていること、

「…塾なんか行きたくない。」

と言いました。


そのおかげで、子供らしく、

しばらく塾に行かずに、

友達と遊ぶことができました。


母親もほんのすこしばかり、

反省してくれたようです。



たまにはアホになってみるのも、

いいのかもしれませんね。



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今回のポイント

★どうせなら本音でぶつかってみる!

★たまにはアホになってみよう!

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■ 編集後記

愛用の自転車がこわれ気味…。

ずいぶん長い間使ってるからな~。

さすがにそろそろ買い換えようかな。

でも、愛着があるんですよね(^_^)

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