こんにちは。

カウンセラーの中越です。


先日、ある大学で行われた、

就職活動の勉強会に、

参加させていただきました。


その勉強会に参加して、

自分が就職活動、転職活動のときに、

あることを思っていたのを思い出しました。


で、僕の思い出したあることが、

やりたいことを見つけるための、

大きなヒントになると思います。


さて、僕の思い出したことは、

一体どんなことなのか?


今回は「自由」の天職心理学です。




■自由って結構つらいんです…。


僕が就職活動や転職活動をしていて、

いつも思っていたこと…。


それは、


「やりたいことなんてわかんないし、

 どんな仕事が自分に合っているのか、

 どんな仕事につくべきかわからない…。


 そんなこといくら悩んだって、

 答えが見つかりそうな気もしない…。


 これならいっそのこと、

 自由に仕事を選ぶのではなく、

 家業を継がないといけなかったり、

 大学が勝手に会社を決めてくれたら、

 こんなに悩まなくていいのに…。」


そんなことを思っていました。



これって改めて今考えてみると、

なかなか鋭い視点だったと思います。



いまの日本の社会では、

自由に職業を選択できます。


親や社会に強制されて、

何かの職業につくということは、

いまの日本ではほとんどありません。


だから僕たちは、

いくらでも自由に職業を選べます。



でも、この「自由」ってのが、

なかなかやっかいな物なのです。


人間は自由を求めるものの、

本当にまるっきり自由になってしまうと、

急に何をしたらいいのかわからなくなる。


何を選べば正解なのか、

何が正しい人生の選択なのか、

それがわからなくて不安になる。


そしてどんなに不安でも、

何かを選ばなくてはならない。


ある意味、自由というものは、

そういう厳しい側面も、

持っているものなのです。



本当に自分の意思で、

自由に何かを選ぶのは不安…。


だから結局、世間的に正論、

世間的に一般常識的な仕事を選ぶ。


つまり、前職と同じ仕事か、

事務や営業などの仕事を、

選んでしまうしかないのです。



「好きなことを仕事にするなんて、

 普通の人には無理に決まっている…。」


「未経験の仕事に就くのは、

 資格があっても難しいといわれた…。」


「この歳になって、

 新しいことに挑戦するなんて、

 無理に決まっている…。」



そんな常識的意見から選んだ仕事は、

本当に自分が自由に選んだのではなく、

逆に常識に選ばされたに過ぎません。



本当に自分の気持ちに正直に、

本当に自分の個性を認めて、

好きなことを仕事に選ぶ、

やってみたいことに挑戦する。


世間の常識に選ばされるのではなく、

自分の素直な気持ちを正直に認めて、

そこからやりたい職業を選ぶ。


それが本当の意味で、

自由に仕事を選ぶということです。



でも、本当の意味で自由に仕事を選ぶ。

ほとんどの日本人はそれができません。



だって、世間の常識からはずれること、

他の人と違う生き方をすることは、

孤独と不安でいっぱいになりますから。


僕たちは世間の常識から外れて、

夢を追いかける人生を選ぶと、

冷たい目で人から見られるかも知れない。


そんな孤独と不安を味わうくらいなら、

自由を捨てようとさえするのです。



心理学者、エーリッヒ・フロムは、

その著書、『自由からの逃走』のなかで、


「たとえ自由を失ったとしても、

 このような自由から逃れ、

 不安から救い出してくれるような

 人間や外界に服従し、

 それらと関係を結ぼうとする、

 強力な傾向が生まれてくる。」


といっています。



フロムの言うとおり、

僕は就職活動をしているとき、

自由から逃走したくなって、


「これならいっそのこと、

 家業を継がないといけなかったり、

 大学が勝手に会社を決めてくれたら、

 こんなに悩まなくていいのに…。」


と誰かに服従して、

就職先を決めてもらったほうが、

うれしいと思っていたのです。



僕たちは個性を発揮し、

自由に仕事を選ぶことから逃れ、

世間一般的に常識的とされる仕事、

事務や営業職に就こうとする。


でも結局それは、

自由からの逃走でしかなく、

好きを仕事にすることからの、

逃走でしかありません。


だからいつしか、

振り返り考えるときがくる。



「なんとなくこの仕事に就いたけど、

 この仕事をずっとやり続けて、
 
 自分は本当に幸せになれるのだろうか…?


 自分の本当にやりたいこと、

 自分の本当にやるべきことは、

 他に何かあるんじゃないだろうか…?」



自由から逃れた先にあるのは、

そんな人生への疑問ではないでしょうか?



自由に仕事を選べる日本の社会は、

やっぱりとてもいいことだと、

僕は思います。


自分がどんな仕事をするのか。

自分がどんな生き方をするのか。



生まれたときからそれが決まってるより、

自分で考え、選んでいったほうが、

きっと人生が充実することは間違いない。


でもそのためには、

たとえ自分のやりたいことが、

人と違い常識から外れたことであっても、

臆せずそれを選ぶ勇気が求められます。



自分の意思で、

自由に人生を選ぶこと。


それは時として、

何が正解なのかわからず不安で、

いっそのこと人に決めてもらいたくなる。


世間の常識や固定観念にとらわれず、

本当の意味で自由に人生を選ぶ、

自分の素直な気持ちで人生を選んでいく。


それは孤独で不安になる、

辛い選択なのかもしれません。



それでも僕たちは自由を選び、

自由を乗り越えていくことでしか、

納得できる人生は過ごせない。


そのことは、

やりたいことがわからず悩む僕たち自身、

よく知っていることかもしれませんね。



そろそろ本当の自由というものに、

正面から立ち向かってみませんか?


自由の先にこそ、

本当の充実した仕事が、

あるのではないでしょうか?




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今回のポイント

★自由だからこそ悩むのです!

★そろそろ自由と正面から向かい合っては?

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■ 編集後記

冒頭の就職活動の勉強会に参加するため、

久しぶりに大学という場所に行きました。


参加させてもらった大学は、

僕が通っていた母校なのですが、

なんせ7年ぶりの大学…。


駅に降りた瞬間から懐かしくて、

当時の気分がよみがえってきました。

なんか胸がきゅんとなりました。

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