こんにちは。

カウンセラーの中越です。



カウンセリングの世界には、

カウンセリングの父と言われる、

とても偉大な心理学者がいます。



その人の名は、

カール・ロジャーズ。


そのロジャーズの言葉の中に、

やりたいことを見つけるための、

とても大きなヒントがあります。


今回はちょっと長いけど、

すっごく大切な話です!!!


というわけで今回は、

「感情」の天職心理学です。





□自分の気持ちを認める!




心理学、カウンセリングの世界で、

もっとも偉大な人物といえば、

カール・ロジャーズです。


今のカウンセリングの基礎を築いた、

カウンセリングの父といわれる人です。


そのロジャーズは、

こんなことを言っています。



「私は長年にわたって

 もっと適切に

 自分自身に耳を傾けることを

 学んできたように思います。


 それによって以前よりも適切に、

 ある瞬間に自分が何を感じているか

 わかるようになっています。」




僕たちは普段、日常生活で、

僕たちは自分が感じたことを、

正確に知ることはありません。




たとえば僕自身の場合、

昔勤めていた会社で、

こんなことがありました。



僕の親しい先輩の紹介で、

ある人がその会社に入ってきました。


彼は僕と同じ年で、

同年代の人が少ない職場なので、

うれしくも思いました。


同じ若手同士、

一緒に営業先に行くことも、

よくありました。



親しい先輩の友人でもあるし、

仲良くなりたいと思いました。


しばらく一緒に働いて、

一緒に飲みに行くこともあり、

その彼と友人になったつもりでした。



ところがその彼と一緒にいると、

僕はなぜかすごく疲れたのです。


「なぜこんなに疲れるんだろう?」、

そう思ったこともありましたが、

あまり気にしていませんでした。



忙しい日常の中、それくらいこと、

気にする暇はなかったのです。


でもあるとき、職場と関係ない友人と、

たまたま会社の話題になった時のこと。


「数ヶ月前に、

 新しい人が入ってんけどな…」



自然な会話を続けようとしたら、

そのとき僕は、彼のグチばかりが、

頭の中に思い浮かんだのです。



そのとき僕はふと気づきました。

僕は彼に嫌な感情を持っていたのです。


「ああ、自分は彼といるとき、

 ずっとイライラしてたんや。


 彼の見栄っ張りなところとか、

 自信過剰で偉そうぶるとことか、

 一緒にいたら嫌になるんや。



 …もしかして僕は、

 彼のことを嫌いなんかな?


 もし僕が彼を嫌いやとしたら、

 どうなんやろう…?」



彼を嫌いだと仮定してみると、

なんか今までのいろんなことが、

すごくつじつまが合います。



「あっ!そうや!!!

 やっぱり嫌いなんや!!」



そのときふっと、

心が楽になりました。



親しい先輩の紹介の人だし、

同年代が少ない職場だし、

みんな仲良くしなきゃいけない。


そんな固定観念もありました。



でも何より、

その彼のことを嫌いになると、

職場の中での自分の立場が、

まずくなると思っていたのです。



彼は親しい先輩の友人でもある。

若手が少ない職場でもある。


その職場で僕が働いていく上で、

彼のことを嫌いなのは都合が悪い。


だから僕は、

彼のことを嫌いだと気づかない。



人間というのはなんとも、

防衛的な生き物です。


自分自身の中にある、

今の自分自身にとって、

不都合な気持ちに気づかない。


そういう弱さを常に抱えている。

そんな存在だと思います。



でも、ロジャーズは、

気づきたくない感情であっても、

その感情に気づいていることが、

とても大切だといいます。




ロジャーズはいいます。



「なぜなら、

 あるがままの自分を受け入れたとき

 初めて自分自身が変化するという

 逆説が存在するからです」



僕の場合、彼を嫌いと気づいてから、

なるべく一緒にいないように、

距離を置くようにしました。


また、彼が自慢話をしても、

自分が思う以上に彼をほめたり、

無理に話を合わせるのもやめました。


それは僕にとって、

ちょうどいい距離なのです。



そうすると自然と、

彼と一緒にいることも、

それほど苦痛ではなくなりました。



「本当は彼を嫌いなのに、

 一人の友人として、

 仲良くしてなきゃいけない」



僕にとってはそれが葛藤であり、

苦痛であったのです。


でも、嫌いな人と、

無理に仲良くする必要はありません。


仲良くするのが苦痛であるなら、

距離をとった方がお互いのためです。



彼が友人ではなく、

ただの職場の一人と思えば、

それほど苦痛ではありません。


ただの職場の一人なら、

性格が合わなくても、

それなりに対応できますから。




人は自分自身の気持ちに、

いつも正確に気づいてはいません。


いや、むしろたいていの場合、

自分の気持ちをよくわかっていない。

その方が正確かもしれません。



特に社会的に良くない気持ちや、

自分の日常が脅かされる気持ちは、

自分の気持ちであっても気づきません。


人間というのはやはり、

防衛的な側面が強いからです。



自分にとって都合の悪い気持ちは、

なかなか気づけないのです。




さて、やりたいこと探しも、

これと全く同じことがいえます。



やりたいこと、好きなこととは、

どこまで行ってもやはり感情です。


その感情に気づけないということは、

「自分にとって不都合な何か?」が、

あるのではないでしょうか。




やってみたいこと、

昔から憧れる仕事はある。


でも、今までの人生と、

全く違う人生へ踏み出す覚悟がない。

難しいことに挑戦する勇気がない。



そんな弱い自分に気づきたくない。

自分の情けなさを認めたくない。



だからやりたいこと、好きなこと、

そんな単純な自分の感情に気づかない。



でも、ロジャーズの言うとおり、

あるがままの自分を受け入れたとき、

人は変化しはじめます。



「ああ、そうか。

 自分は弱いところがあるんだ。

 
 やりたいことが困難なことだから、

 つい逃げてしまっていたんだ。」




そう思ったとき、

「趣味でもいいからやってみよう」、

そんな気持ちになるかもしれません。



そしてそれを純粋に楽しみ、

楽しいからこそ熱中して続ける。


そうやって経験を積む中で、

仕事につながる光も見えてくる。



そしてそれが、

天職につながっていくのです。




まずは、なるべくやさしく、

どんな気持ちであっても否定せず、

自分自身に耳を傾ける。



そして、なにより、

自分自身の弱さを受け止める。



そこからやりたいこと探しは、

始まるんですよ。




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今回のポイント

★自分自身に耳を傾ける!!

★認めたくない気持ちがあるのでは?

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■ 編集後記


ワールドカップが熱いです!!!

ニッポン、がんばれ!!!!!!


ベスト16なんてすごいですよね。

なんか勇気づけられました。


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