こんにちは。
カウンセラーの中越です。
「好きなことを仕事にするなんて、
平凡な自分には無理に決まってる…」
やりたいことを仕事にすることを、
どうしても僕たちは、
こんなふうに考えてしまいます。
でも、物事はかならず、
いろんな物の見方があって、
それはやりたいことも同じです。
そのことをお話しするのに、
ちょっとおもしろい昔話があるので、
紹介したいと思います。
というわけで今回は、
「ぞう」の天職心理学です。
□違う考え方も真実です！！
「好きなことを仕事にできるなんて、
ごく一部の特別な人だけの話。
自分みたいな普通の人間には、
努力したって無理に決まってるよ…」
好きなことを仕事にすると考えたとき、
僕たちはどうしてもそういうふうに、
無理に決まってると考えてしまいます。
そしてその自分の考えを、
正しいことだと思ってしまいます。
でも、物事には、
いろんな見方があります。
僕たちの正しいと思ってることも、
案外、間違っているのかもしれません。
そこで今日は、こんな昔話を、
紹介したいと思います。
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昔々、あるところに、
とても情け深い王様がいました。
ある日、
生まれつき目の見えない人たちを、
お城に招待することにしました。
「今日はゆっくり遊んでゆくがよい」
目の見えない人たちは大喜び。
初めてのお城を探検したいと、
目の見えない人たちは、
手探りでお城を見てまわります。
お城の庭には大きなゾウがいました。
目の見えない人たちは、
ゾウに近寄って手で触ってみます。
ある人は足を触り、いいました。
「ゾウとは、大木のような物だ」
ある人は鼻を触り、いいました。
「いやいや、
ゾウとは、太い縄のような物だよ」
ある人は横腹を触り、いいました。
「何をいってるんだ。
ゾウとは、壁のような物だろ」
ある人はしっぽの毛を触り、いいました。
「大木でも縄でも壁でもない。
ゾウとは、ほうきのような物だ」
目の見えない人たちが、
おかしなことをいうものだから、
白の兵士達は笑いました。
すると王様はいいました。
「笑ってはいけない。
目の悪い人たちばかりではない。
我々、目の見える者もみんな、
自分の思うことが一番正しいと考え、
言い張っているではないか。
目の悪い人たちと、
いったいどこが違っているのだ。
笑うどころか、
よく自分のことを考えてみるがよい」
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う～ん、王様、かっこいいです。
僕たちはつい、
自分の見た物、感じたことから、
自分の考えを作っていきます。
そしてその自分の考えこそが、
正しいことだと思い込みすぎて、
他の物の見かたをできなくなる。
でも、物事というのは、
どんなときでもいろんな見方があり、
いろいろな真実があるのです。
「好きなことを仕事にするなんて、
無理に決まっているよ…」
それも一つの物の見方で、
間違いではないかもしれません。
自分に自信を持てないでいるとき、
僕たちは本当にそう思いますからね。
でも、
その考え方しかできないとき、
僕たちは目が見えていないのです。
「ちゃんとした努力をすれば、
夢は叶えられると思う」
「焦らずに時間をかけてやれば、
決して不可能なことではない」
「好きを仕事にしてる凡人も、
世の中にはたくさんいるものだ」
「才能は努力した人にだけ、
神様から与えられる贈り物」
そういう物の見かたも、
やはり一つの真実なのです。
いろんな角度から物事を見られる人は、
好きなことを仕事にできることも、
ありふれたひとつの真実に感じます。
あなたの目は見えていますか？
「好きを仕事にするなんて、
自分には無理に決まってる…」
ちゃんと目を開いて、
その物の見かたを捨てたとき、
やりたいことは見えてきますよ。
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今回のポイント
★あなたの目はちゃんと見えていますか？？
★明るい角度から見れば不可能じゃない！！
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■ 編集後記
花粉症がひどいです・・・。
今年はとうとうマスクをして外出。
目がかゆくなってるので、
コンタクトよりもメガネの日が増えました。
う～ん、根本的な治療って、
あるんですかね～？？
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