こんにちは。
カウンセラーの中越です。
「好きなことを仕事にすると、
嫌いになってしまう…」
これに関することで、
ラジオで明石家さんまさんが、
とてもいい名言をいってました。
そのさんまさんの名言が、
天職・やりたいこと探しにとって、
大きなヒントになっています。
さて、さんまさんの名言とは、
いったいどんなものなのか?
というわけで今回は、
「さんま」の天職心理学です。
□目標がすり替わっている?
「MBSヤングタウン土曜日」で、
さんまさんがいった言葉。
「努力は必ず報われる」
アイドルのその発言に、
さんまさん言いました。
「それは早くやめた方がええね、
この考え方は。
努力は報われると思う人は
ダメですね。
努力を努力だと思ってる人は、
大体間違い。
好きだからやってるだけよ、
で終わっといた方がええね。
これが報われるんだと思うと
良くない。
こんだけ努力してるのに
何でってなると腹が立つやろ。
人は見返り求めると
ろくなことないからね。
見返りなしでできる人が
一番素敵な人やね」
なるほど。
たしかにその通り。
「努力は報われる」
この考え方はどこか、
見返りを求めている。
でも、世の中、
努力したとしても、
すぐには結果が出ない。
いや、一生、
結果が出ないこともある。
思うように結果が出ないと、
腹も立つしイライラする。
好きで始めたはずなのに、
結果ばかり求めてしまう。
いつのまにか、
「好きだからやっている」が、
「成功するため頑張っている」。
「好きだからやっている」が、
「世間の評価」が欲しくなる。
そんなふうに、
すり替わってしまう。
成功、評価に固執すると、
たとえ好きな事であっても、
苦しくなってくる。
そうすると、
好きなことであっても、
だんだん嫌になってくる。
実は僕自身も、
決して偉そうに言えません。
いつも本を書くときは、
どうしても筆が乗らない、
腰が重くなってしまう。
そういう時、
自分自身を見つめなおすと、
「次の本こそ、
絶対に売れて欲しい…。
すごいといわれる本を、
今度こそ書いてみたい…」
そんな気持ちが、
自分のどこかにあるのです。
そうすると、
本当に書きたいことより、
人から評価される文章を、
書こうとしてしまう。
本当に書きたいことと、
見栄で書こうとしていることに、
矛盾があるのです。
いわゆる、
「邪念」があるんですね。
本当に書きたいことを、
書こうとしていないのだから、
もちろんやる気が出なくなる。
だから、筆が乗らない、
腰が重たくなってしまう。
時には書くことが、
嫌になるときもある。
そのたび、自分と向き合い、
見栄を捨てて本音で書く。
その繰り返しです。
本を書こうとするたびに、
その繰り返しなのです。
このコラムのように、
評価を気にせずに書くものは、
なんとも楽しくかけるのに。
なんの見返りもなく、
「ただ、やりたいからやる」
それを、
「自己目的的」といいます。
心理学者のチクセントミハイは、
時を忘れて集中するためには、
この自己目的的が大事といいます。
なんの見返りもなく、
「ただ、やりたいからやる」
だから、楽しんでできるし、
楽しいからこそ集中できる。
すると自然とやる気が出る。
結局はこういう、
楽しんで時を忘れて集中する。
これが一番大切です。
時を忘れた集中がなければ、
結果だって出ないのです。
逆説的だけど、
成功を求めないことが、
成功への近道になる。
つまり、さんまさんのいう、
「好きだからやってるだけよ」。
こういう心の態度が、
一番重要なのです。
自分のやりたいこと、
いつの間にか成功のために、
なっていませんか?
「好きだからやってるだけよ」
そのほうがきっと楽しいし、
やる気も出るはずですよ。
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■ 編集後記
飲むお酢をもらった。
水はもちろん、
ソーダや牛乳で割ったり。
オシャレなものをもらった。
まだ飲んでないけどおいしそう。
ラッキー。
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