こんにちは。

カウンセラーの中越です。



「好きなことなんだから、

 これくらいでしんどいなんて、

 甘いことをいうんじゃない…!」



こんなことをいう人が、

たくさんいます。



ですが、僕は、

この考えには大反対です。



むしろ、この考え方は、

危険な発想だと思います。



なぜこの考えが危険なのか?



そのことを今回は、

お話ししたいと思います。



というわけで今回は、

「時代遅れ」の天職心理学です。





□無理をするのは逆効果!!




「本当に好きなことなら、

 この程度でしんどいなんて、

 絶対にいわないはず…!」




こういう考え方の人、

とてもたくさんいます。



ですが、この考えは、

とても危険な発想です。




たとえば、

野球を始めたばかりの、

小学生がいるとします。



その小学生は、

もちろん野球が好きです。



子供らしく、

プロ野球選手になりたい。

そんな夢を語ったとします。




そこで父親やコーチが、


「本当に好きなんだな!!

 絶対にプロになるんだな!?


 お前の気持ちが本物なら、

 この球を打てる練習をしろ!!」



そういって、

150キロの球を打つ練習を、

毎日、1000球、子供にさせます。




もちろん子供は、

ちっとも打てない…。

かすりもしない…。



子供はだんだん、

やる気をなくします。



やる気をなくすどころか、


「野球なんて楽しくない…。

 こんなことで楽しくないなら、

 野球は好きじゃないんだ…。


 プロになりたいなんて、

 ただの妄想だったんだ…」


となってしまいます。




このたとえは、

極端に思うかもしれません。



ところが、実際、

好きを仕事にしようとする人は、

多くの場合、これに陥ります。




「本当に好きなことなら、

 どんなに厳しいことであっても、

 弱音なんてはくべきではない…!


 しんどいと感じるのなら、

 これは自分にとって、

 本当のやりたいことじゃない…」




あまりに過酷なノルマを、

設定してしまう。



それを達成できなかったり、

しんどい、辛いと感じるのなら、

自分の気持ちはその程度なんだ…。



そうやって自分自身を、

責めてしまうのです。




特にアートやアパレル関係など、


「本当に好きなことなら、

 超人的なノルマであっても、

 弱音など一切いわない…!」


そういう強迫的な考えを、

持っている人が多いです。




一部の業界は、


「本気でやりたいのなら、

 このくらい辛いと言うな…!


 本気で夢を追うのなら、

 血反吐を吐くまで頑張って、

 当然だろうが…!


 給料が安いくらいで、

 甘ったれたことをいうな…!」


こういう雰囲気を出すことで、

働く人を搾取しているようにすら、

僕は感じてしまうのです。




残念なことに、

そこで働いた人たちは、


「この程度でしんどいのなら、

 自分の気持ちなんて、

 本物ではなかったんだ…。


 結局、自分は、

 好きなことを仕事になんて、

 甘い気持ちでいってたんだ…」 


そうやって自分を責めて、

立ち直れない人もいます。





僕達は、精神論や根性論なんて、

いまどき時代遅れと思ってます。



実際、時代遅れだと、

僕は思います。



ところが、僕達は、

好きを仕事にするとなると、

急に根性論、精神論になる。



そして、

あまりに過酷ながんばり方を、

無理してやってしまう。



その結果、うまくいかなくて、

やる気が出ずに嫌になる。



これはあまりに、

残念な話です。




ですが、僕自身、

あまり偉そうに言えません。




僕が心理学の勉強を始めたころ、



「本当に心理学が好きなら、

 どんな難しい本であっても、

 楽しく読めて当たり前。


 難しいから楽しくないなんて、

 そんな甘いことをいうのなら、

 本当に好きとは言えないはず…!」



そう思って難しい専門書を、

無理をして読もうとしました。




その結果、

本の内容を理解できずに、

難しくてしんどくなりました。



そして、


「こんな程度でしんどいなんて、

 本当は心理学なんて、

 好きじゃないのかもしれない…」


と落ち込んだことがあります。




その後、

僕は考え方を変え、


「せっかく好きな心理学を、

 嫌いになるようながんばり方は、

 もう絶対にやめよう。


 いまの自分が面白いと思う、

 自分に合った本だけを読もう…!」


そう決意しました。



当時の自分が楽しいと感じる、

自分に合った難易度の本だけを読む。



簡単な本を何冊か読むうちに、

以前は難しくて読めなかった本も、

自然と読めるようになりました。




チクセントミハイという心理学者は、

自分の能力に調度あった難易度が、

高度な集中力を生むといいます。



そして、適切な難易度は、

ギリギリ楽しめるかどうかが、

指標になっているのです。




根性論、精神論よりも、

自分に合った適切ながんばり方。

そのほうがよっぽど大切です。




「本当に好きなことなら、

 どんなことがあったとしても、

 弱音なんてはかないはず…!」




やりたいことに対して、

根性論、精神論になってませんか?



無理ながんばり方をしては、

どんなに好きなことであっても、

嫌いになってしまうのですよ。




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今回のポイント

★根性論、精神論になってませんか!?

★適切ながんばり方がなにより大切!!

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■ 編集後記


マリオカート8。

めっちゃ面白いです。


対戦で勝てない。

それなのに面白い。


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