こんにちは。
カウンセラーの中越です。
僕が若いころ流行った言葉で、
これは罪な言葉だと思うものが、
あるんです。
ずいぶん昔にできた言葉なのに、
なかなか消えない言葉です。
この言葉はがあるせいで、
人の評価を気にするように、
すごくなったと思います。
そして、その言葉は、
天職・やりたいこと探しにも、
とても大事なものです。
さて、その言葉とは、
いったいどんなものでしょうか?
というわけで今回は、
「罪な言葉」の天職心理学です。
今回はちょっと、
きつい内容かもしれません。
気になる方だけ読んでください。
□総合的にイケてます?
僕が高校生くらいの頃、
つまりもう20年も前のこと。
「イケてる」って言葉が、
できました。
イケてる男子はイケメン。
よく考えると、
なんとも安易な言葉ですが、
いまでも使われてます。
単純に男前だと、
イケメンかというと、
そうでもありません。
いくら男前でも、
借金があったり変な性癖だと、
イケメンではありません。
イケてるとは、
なんともよく出来た言葉です。
人間を総合評価して、
イケてるか、イケてないのか。
ものすごい美形男子でも、
無職だとイケてない。
美人なキャリアウーマンでも、
結婚して子供がいないと、
イケてる40代女性じゃない。
容姿、結婚、収入、性格など、
あらゆる社会的評価を含めて、
イケてるかどうか判断される。
そして最終的には、
なんとなくの感覚として、
イケてる、イケてないとなる。
感覚としての、
その人への総合的な評価、
それがイケてる、イケてない。
だから、
自分がイケてるのか、
ものすごく気になるのです。
総合的にダメなのだから、
イケてないと評価されるのは、
かなり酷なことです。
一人の人間を、
総合的に評価する言葉なんて、
こんな恐ろしい言葉ありません。
他人から好かれるかどうかの、
境目になる言葉なのですから。
なにか長所があったとしても、
総合して好まれる人間ではない。
こんなに怖いことありません。
だから、
自分がイケてるかどうかは、
自己評価につながるのです。
容姿、結婚、収入、性格など、
すべて持ってるイケている人は、
やっぱりうらやましい。
容姿、結婚、収入、性格など、
見事なまでにイケてない人は、
可哀そうにすら思います。
「あんな風になりたくない…」、
なんて思ってしまう。
若いころは、
特にそう感じました。
僕自身の中の、
嫌な部分だと思います。
でも、大人になると、
少し感じ方が変わってきます。
それは、人の人生なんて、
ほんの小さなことの積み重ねで、
大きく変わると知るからです。
「あの時のあれが、
もしちょっと違ったら…。
僕の人生も、
ボロボロだったかもしれない」
僕の人生の中でも、
そう思うことが、
いくつかあります。
生まれや育ち、事故や病気、
たった一冊の本や人との出会い、
ほんのちょっとしたタイミング。
偶然としかいいようのない、
ほんの小さな出来事が、
人生に大きな影響を与える。
そしてそれは、自分の力では、
どうにもできないことの方が、
多いように感じます。
大人になると、
そのことを知ってしまいます。
すると、他人の人生に対して、
総合的にイケてないなんて、
とても思えなくなってしまう。
だって、ほんのちょっと違えば、
自分がそうなっていたとしても、
全くおかしくないのですから。
それに、この先の人生、
自分がいつ同じようになっても、
全くおかしくないのですから。
性格だって同じです。
人が歪んだ性格になる。
その最初の最初の分岐点は、
ほんの小さなきっかけです。
本当に小さな小さな、
ただのきっかけなのです。
そして、
その小さなきっかけは、
ただの偶然なことが多いです。
そんな小さなきっかけが、
もし自分にも起きていたなら、
僕も大きく歪んだかもしれない。
そう考えると、
人の性格なんて責めらない。
「あんなに歪んで可哀そう。
あんな性格、イケてない」、
なんてことは、
とてもいえないのです。
努力できる性格の人。
努力できない性格の人。
そんなことすら、
根本をたどってしまえば、
小さなきっかけの違いでしょう。
そう思うと、
誰かの人生に対して、
可哀そうとかみじめだとか。
そんな気持ちは、
ほとんどなくなりました。
ただ、ほんの少し、
小さなきっかけが違った。
それだけのことなのだなと。
正直に言うと、いまでも僕は、
イケてないになりたくない。
できれば、
イケてる側になりたい。
でも、変わったのは、
イケてないからといって、
自分をダメだとは思わない。
もし自分が見事なまでに、
イケてなくなっても、
総合的にダメとは思わない。
そう変わったと思います。
それは、
人間に対する評価の基準が、
大きく変わったのでしょう。
いや、評価すること自体が、
なくなったのかもしれません。
「人間の人生なんて、
ふとしたきっかけで、
大きく変わってしまう。
だから、
人の人生を評価なんて、
できるわけがない」
だから、自分の人生も、
評価する必要がないのです。
さて、
天職・やりたいこと探しにも、
これは大きくかかわっています。
「好きなことに挑戦して、
もし失敗してしまったら、
イケてない人生になるかも…」
そう思うと怖くなって、
なにもできなくなります。
でも、成功や失敗なんて、
ちょっとしたきっかけで、
大きく左右するもの。
だから、
成功や失敗などを基準に、
人を判断できません。
成功しようと失敗しようと、
人間の本質にはそれほど、
大きな違いはないのだから。
そう考えてみると、
好きなことに挑戦するのも、
少しは怖くなくなるはず。
イケてるとか、イケてないとか、
そんな判断基準をやめたとき、
やりたいことが見えてきますよ。
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今回のポイント
★人間なんてそんなに変わらない!!
★人も自分も評価なんてしない!!
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■ 編集後記
今回の記事は、
長くなってしまいました…。
もう少しコンパクトな方が、
読みやすいとはわかってるけど、
短く書くのは難しいですね。
ついくどくど書いてしまう。
来週は短くしよう!
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