カウンセラーで独立するのが他業種よりメリットある理由


カウンセラーが独立する場合、

他業種に比べてメリットがあります。

もちろんデメリットもあります。



カウンセラーが独立のメリットは、


・初期費用がほとんどゼロ

・借金をしなくていい

・他の仕事をしながら副業しやすい

・一人ではじめられる

・あまり場所を気にしなくていい

・直接、相談者さんが感謝してくれる

・好きな心理学が人の役に立つ



最後の二つ、

相談者さんが感謝してくれる、

好きな心理学が役に立つのは、

とっても重要なことです。



このために、

みんなカウンセラーになりたい。

そう言ってもいいでしょう。



でもあまりに当たり前なので、

特に説明はしません(笑)





それ以外を説明します。



最初に説明しておくと、

カウンセラーは超スモールビジネス。

そのメリットがとても大きいのです。



まずは、

「初期費用がほとんどゼロ」。



これはめちゃくちゃ大事です。



もし飲食店や美容室を開業する。

そうなったら数百万円は必要。



しかも最初の数ヶ月は、

赤字覚悟でスタートします。



カウンセラーの場合は、

資格さえ取ってしまえば、

大きな出費はいりません!!



サイト制作なんて、

最初は自分で作りますから、

数万円あれば大丈夫。


サーバーレンタル料なんて、

年間1~2万です。



もちろん継続して勉強する。

そういう費用は必要ですが、


「いきなり数百万必要!」


そんなことはあり得ません。




それによって二つ目の、

「借金しなくていい」のです。

これも本当に大事です。



開業に数百万必要になる。

それは多くの場合、借金です。



全額自分で貯めるのは、

なかなか大変です。



身内から借りるにしても、

銀行から貸してもらうにしても、

借金は借金です。



やっぱりリスクも感じます。

これってハードル高いですよね。

なんか不安になってしまいます。



カウンセラーの場合、

借金のリスクがありません。



この二つ、

初期費用も借金もいらない。



独立当時、

僕はお金がなかったので、

これは非常に助かりました。




次に副業しながらできる。

これもとても重要です。



会社を辞めて一気に独立!

これはかなり勇気がいります。



僕の場合は派遣で営業をしながら、

心理学の勉強をしてサイト作り、

無料でカウンセリングをしました。



多くの人が最初は副業、

またはボランティアからはじめます。


そしてある程度めどが立ってから、

独立をしていきます。



飲食店などの場合、

副業ではじめるというのは、

やっぱり難しいですよね。




そして次、「一人で出来る」。

これもやはりメリットです。



飲食店などの場合、

人を雇う必要が出てきます。



でもカウンセラーの場合、

立ち上げるといっても、

最初は一人でできます。



人手がいるのは、

セミナーを開催する時くらい。

その時だけ誰かに手伝ってもらう。



最初は事務仕事も少ないので、

一人で十分だと思います。




さらに最後は、

「場所を気にしなくていい」。



これが意外に重要なポイントで、

アクセスが便利な都心や、

オフィスビルでなくていいのです。



多少、郊外であっても、

ほとんど問題ありません。



むしろ専門分野によると、

人目につかない場所の方がいい。

そういうことも多いです。



たとえば、不倫専門、性の悩み専門。



そういう悩みを対象にする場合、

大通りの人目につく場所だと、

相談者さんも入りにくいです。



カウンセリングルームすら必要なく、

電話とネットだけでもいいくらいです。




特殊な専門分野でなくても、

便利でアクセスがいい場所という、

家賃が高い場所はいりません。




今の時代になっても、

カウンセリングを受けるというのは、

あまり人に知られたくありません。



だから普通のマンションの一室で、

十分事が足りてしまいます。



実際、僕のカウンセリングルームも、

本当に普通のマンションです。



ソファーと机さえあれば、

カウンセリングには十分です。





メリットはこれくらいにして、

次はデメリットもお話しします。


・口コミがあまり期待できない

・リピーターのある業種じゃない

・意外と数をこなせない



特に重要なのはこの3つです。



口コミがあまりないのは、

よく考えれば当たり前です。



今の時代になっても、

「最近、私って、

 カウンセリング受けてるんだ~」

まだ気軽にはいえません。



友達や知り合いなどから、

余計な詮索はされたくない。

できれば誰にも秘密にしたい。



深刻な悩みになればなるほど、

そういう気持ちになります。



そして深刻な悩みだからこそ、

カウンセラーに相談するんです。


さらに良いカウンセラーにほど、

深刻な悩みを打ち明けてくれます。



(うちのような天職探し心理学は、
まだ人に言いやすい悩みの部類です。
それでも多くの相談者さんが、
誰にもいえずに相談に来られます)




だから、

飲食店や美容室のように、

口コミで紹介、SNSにアップ。


そういうのは期待できません。




次にリピーターがあまりない。

これは意外かもしれません。



でも、多くのカウンセラーは、

相談者さんが依存的にならないよう、

いろいろな配慮をします。


カウンセリングが必要なくなる。

それがカウンセリングのゴール。

普通はそうなります。



相談者さんが延々とリピートする。

そうなるとカウンセラーとしては、


「自分のカウンセリングって、
 
 上手く進んでいないのでは…?」


そう問題意識を感じます。




もちろんこのことは、

テーマによって大きく変わります。



相談内容によっては、

長期になって当然です。



ただ、他の業種と違うのは、

「リピーターにさせるには?」

という目で相談者さんを見ない。



これは他業種に比べて、

本当に大きく違う部分です。



他の業種の場合は、

「一度来てくれたお客さんを、

 リピートさせるにはどうするか?」

を考えるのですからね。



カウンセラーは全くその逆です。




デメリットの最後は、

意外と数をこなせないことです。

これは僕自身、本当に意外でした。



カウンセラーで独立する前は、


「1回5000円だとしても、

 1日5人相談者さん来れば、

 十分食べていけるじゃない」



最初はそう思ったのですが、

1日5人もやってたら、

鼻血が出るくらい疲れます。




というのも、

基本、全ての業務が一人です。

最初は特に一人です。



「カウンセリングだけする」、

なんてわけじゃないのです。



メールの返信、問い合わせの対応、

サイトに上げるコラムを書く、

サイトの修正などなど…。


(他業種に比べて、
相談者さんからのメールの返信に
非常に時間がかかります)



心理学セミナーや講座を開いたり、

教える場を作る人もいます。



経費をつけたりレシートの整理、

掃除をするのも、もちろん自分。



さらに心理学の勉強、

運営、起業の勉強だって、

必ず必要になります。



これからどう運営していくか、

それを考える時間も必要。




そんなことをやってたら、

実際カウンセリングができるのは、

かなり限られた時間になります。

(脳が疲れ切っちゃいます)




ある程度相談者さんが増えて、


「1回5000円だとしても、

 1日5人相談者さん来れば、

 十分食べていけるじゃない」


これは甘かったな~と、

やっと気がづきました…。




「カウンセラーとして、

 もっと経験を積んで慣れれば

 数をこなせるようになるか」


それも思っていたのですが、

やっぱりどの相談者さんも、

真剣そのものです。



こっちも慣れたからといって、

気を抜くわけには行きません。



そうなるとやっぱり、

あまり数はこなせませんね。




なんだか、

デメリットも長くなりましたが、

基本、メリットの方が大きいです。



少なくとも僕個人としては、

他業種よりメリットがあると思います。



繰り返しになりますが、

カウンセラーは超スモールビジネス。



初期費用や借金が必要なく、

副業から非常にはじめやすい。

人を雇う必要もあまりない。



それゆえにリスクもほとんどない。

しかも場所も選ばなくていい。



とにかく他業種に比べたら、

圧倒的にリスクが低いです。




それにもかかわらずに、

相談者さんが感謝してくれる、

好きな心理学が役に立つのは、

本当に大きな事ですよね。



これに納得できるなら、

カウンセラーで独立に向け、

小さく始めていいと思います。


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