カウンセラーは“集客できそう”で専門を決めると失敗する


専門分野を考えるとき、


「こういう専門分野のほうが、

 より集客できそうだ…!」


必ずこういうことを、

みんな考えてしまいます。



そして多くの人が、

それで失敗してしまいます。



僕自身もその一人です。



特にまだ軌道に乗ってない時期、

一緒に勉強した仲間などから、

いろんな意見を言われます。



僕自身の場合は、


「天職探し心理学なんて、

 食べていけるわけないわよ。

 そんな市場ないもの。


 中越君の場合は、

 恋愛カウンセラーの方がいいわ。


 恋愛で悩んでいる人多いし、

 その方が集客できるわよ」


これをよく言われました。



そしてある人から、

「一緒に恋愛の悩み専門で、

 サイトを立ち上げましょう!」

といわれて乗っかっちゃいました。



(この時点で僕の失敗は、
 もう決まったも同然でした)



集客できそうでは続かない



立ち上げたサイトは、

わずか半年も経たないうちに、

閉鎖することになります。



理由は簡単で、

僕のやる気が続かなかったから。



一緒にやろうといった人は、

恋愛、特にモテる心理学。



そういう専門分野で、

やりたかったみたいですが、

僕はモテるための心理学とか、

あまり興味ありませんでした。




ただ単に僕は、

「こっちの分野の方が、

 簡単に集客できますよ!」

の言葉に乗っちゃったのです。



もちろんそんな気持ちでは、

長続きするはずもなく、

すぐに閉鎖になりました。




このとき乗っちゃった理由として、

他人のせいにしちゃいけないけど、


「僕は恋愛カウンセリングに、

 あまり興味がないので…」


と何度か断ったのですが、


「そんなネガティブなこと、

 やる前からいわないの。


 やってみなきゃわかんない。

 まずやってみましょうよ。


 カウンセラーなんだから、

 もっとポジティブに!!」


と説得されたのです。


(向こうも決して悪気はなく、
本心からだったとは思います)




不安から集客に走ってしまう



ただ、すぐに乗っちゃったのは、

僕自身の焦り、不安からです。



実はその時はすでに、

天職探し心理学をはじめたころ。

(まだ半年も経ってないと思います)



天職探し専門カウンセリングを、

始めてみたはいいけれども、

まだ収入につながってない。



そういう時期でした。



正直に言うと、

僕は焦ってました。




「カウンセラーで独立したい」



そう周りの人達に、

少しずつ打ち明けはじめた頃。



それだけに、


「食べていけなかったら、

 カッコ悪いよな~」


そんな不安がありました。



だからこそ、

ただ“集客できそう”という理由で、

本気になれないテーマを選んだ。



そんなもの長く続くわけないし、

相談者さんが来るわけない。




いまになって思うと。

本当に浅はかで、情けない…。



しかも、同じような失敗は

その一回ではありません。




コンサルタントさんなどから、


「天職だけではなくて、

 もっとテーマを絞らないと、

 集客は出来ませんよ!!」


なんて言われたのを真に受け、


「20代専門の天職探し」

「第二新卒専門の天職探し」


今度はテーマを絞りすぎて、

わけがわからなくなりました。



(このときのコンサルタントさんの指摘は、
経営者としては正しいと思います。

ほとんどのコンサルタントの意見は、
天職探しだけだと広すぎるから、
もっと絞った方がいいといわれます。

ただ、続かなければ意味ありません)




これもあまり長く続かず、

結局は自分の本心に従って、

初心に戻ることになります。




「働くってなんだろう?

 お金と幸せってなんだろう?


 どんな働き方をしたら、

 幸せな人生になるんだろう?」



とことんストレートに、

これを突き詰めてやってみよう!



例え集客できなくても、

自分が納得いく専門分野で、

とことんやり抜いてみよう!



そう思うようになってから、

ちょっと肩の荷が下りて、

気持ちが楽になりました。



その方が長続きしたし、

メッセージも伝わりました。


結果として、メルマガ読者も増え、

相談者さんも来てくれました。




結局、本音でなものは続かない。

メッセージも軽くなってしまう。

いいことは何もありません。



自分が本気になれる分野。

時間をかけてでも考えて下さい。



それが自分自身のためにも、

相談者さんのためにもなりますよ。



(ちなみに、モテる恋愛心理学を書いてるとき、「僕はなんのためにカウンセラーになったのか…?」と、いつも思っていました。上手くいくわけないですね笑)


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