天職を見つけるための心理学
「ダメな人の脳」の天職心理学
※このコラムは過去のメルマガの内容を加筆、編集したものです。
自分のことを、
ダメ人間だと思うときって、
誰でもあると思います。
「周りの友達はしかっり仕事をしていて、
人間関係もトラブルがない。
しかも、しっかりと目標を持ってがんばっている…。
なのに自分は、
仕事よく失敗するし、
何をやりたいのかもよくわからない。
何でこんなに自分はダメなんだろう…。」
でも、そうやって自己否定すればするほど、
よけい落ち込んでしまって、
物事はどんどんうまくいかなくなる。
今回は『「ダメな人の脳」の天職心理学』です。
■80歳過ぎてもまだまだです!
就職活動がうまくいかない。
仕事がうまくいかない。
人間関係がうまくいかない…。
そんなことが続くと、
「あの人は何をやってもうまくいくのに、
自分は何をやってもダメだなー。
もっと賢くて、強い人間になりたいのに、
何で自分にはなんの能力もないんだろう…。」
なんて思ってしまいます。
こういうふうに思い始めると、
落ち込んで自信がなくなり、
よけいにうまく物事が進まなくなります。
そうしているうちに、
「やっぱり自分はダメなんだ。
こんな自分を変えてしまいたい…。」
なんて思い悩みます。
そんなことをいくら悩んでも、
急に自分の能力が高くなる方法なんて、
思いつくはずありません。
でも、なぜあなたが
何をやってもダメなのか、
そこにはちゃんと理由があるんです。
人間の脳というのは、
基本的に10歳前後で、
ほとんどの機能が完成されます。
ちょうど思春期を過ぎるあたりで、
脳はほぼ完成しているのです。
スポーツの世界で、
「10歳までに基本的な運動能力を身につけないといけない」、
というふうにいわれるのは、
10歳までに運動の脳が完成するからです。
ところが人間の脳の中で、
唯一、例外的に10歳を過ぎても、
完成しない部分があります。
それは人間の意識や精神、
つまり心をつかさどるといわれる、
前頭葉という部分です。
人間のこころ、
なにかを考え判断したり、
嫌なことを我慢したりする部分は、
この前頭葉がおもな働きをしているのです。
その証拠に、
工事現場の爆発事故で、
前頭葉を損傷したフィアネス・ケイジの、
事例があります
彼はまじめで周囲からの信頼も厚く、
温厚で几帳面な性格だったのに、
事故で前頭葉を損傷すると、
攻撃的でだらしのないうえに、
凶暴な性格になったのです。
そういう事例から見ても、
前頭葉は、人格、パーソナリティーにおいて、
非常に重要な働きをしていると考えられます。
あなたが何かを考え、判断するとき、
この前頭葉の働きによって、
その考えや判断は行われているのです。
性格を創り上げている、
人間の意識の象徴である前頭葉は、
人間にとって何より大事な部分です。
にもかかわらずこの前頭葉。
脳のほかの部分は、
10歳前後という非常に早い時期に完成するのに、
この前頭葉はたとえ100歳を過ぎても、
一生涯、脳の組織が完成することがありません。
人間のあらゆる判断、考えは、
このいつまでも未完成な、
前頭葉が行っているのです。
赤ちゃんは、
運動の脳が完成していないので、
歩くことが出来ません。
同じように、
心の脳が完成していない僕たちが、
人生の選択を失敗してしまうのは、
ある意味、当然のことなのです。
あなたが仕事で失敗するのも、
やりたいことがわからないのも、
ある意味、当然のことなのです。
だって、あなたの人格はまだ、
完成していないのですから。
でも、あなただけでなく、
世の中のすべての人の脳が、
まだまだ未完成。
だからこの世の中に、
完璧な人間なんていないのです。
どんな人でも、長い人生のうち、
仕事がうまくいかないことも、
やりたいことがわからないことも、
必ずあるんです。
人間の脳なんて、
頭をあけて比べれば、
そんなに大差ありません。
だってそもそも、
誰の脳もいまだ未完成なのですから。
勉強が得意な人。
人間関係が得意な人。
要領のいい人。
あなたより何かをうまくやる人は、
いくらでもいることでしょう。
でも、その人にも欠点は必ずあるし、
悩みだって必ずあります。
脳が完成していないのだから、
出来ないこと、失敗すること、
悩むことがあって当然なんです。
僕がこう言ったところで
「でも、私よりもあの人のほうが、
いつもなんでもうまいことやる。
あの人の脳も、完成していないのかもしれないけど、
きっと私より発達しているに違いない…。」
なんて思うかもしれません。
でもね、それもやっぱり違います。
あなたより、
いつもうまくやるあの人も、
脳の発達具合なんて、
やっぱりたいして変わりません。
天才物理学者 アインシュタインは、
死後、脳科学の研究のため、
自分の脳を研究材料として提供しました。
その結果わかったことは、
彼の脳は優れているどころか、
むしろ、幼い頃から、
脳に知的障害があったということです。
ミッキーマウスの生みの親で、
ディズニーランドの創始者、ウォルト・ディズニーも、
今の精神医学から言うと、多動性症候群です。
ここから見えてくる一つの真実は
「人間は、
不完全なままでも、ダメなままでも、
たくさんのことを成し遂げることが出来る」
ということだとおもいます。
ならば僕たちが考えるべきことは、
どうすればもっと優れた人間になれるかではなく、
「今の自分のやるべき、目の前にある問題を、
この不完全なままの自分が、どうすれば解決できるだろう?
そのために不完全な自分に出来る、最大限のことはなんだろう?」
ということのはず。
あなたは確かに、完全じゃない。
ダメなところも、たくさんあるのでしょう。
でも、そんなあなたでも、
たくさんのことを成し遂げられるはず。
さて、
今日のあなたがやるべきことは、
何でしょう?
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今回のポイント
★人間の脳は成長し続ける!
★あなたにできることはたくさんある!
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