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天職を見つけるための心理学

『いい子』を演じてしまう人の心理学

※このコラムは過去のメルマガの内容を加筆、編集したものです。

こんにちは、カウンセラーのなかごしです。


自分に自信がないために、

やりたいことが見つけられない。

僕の相談者にも、そういう方は多いです。



特に、自分に自信がない人の中でも、

『いい子』を演じてしまう人。


『いい子』を演じて他人に合わせているうちに、

自分のやりたいことが、わからなくなってしまう。


これ、実際のカウンセリングでも、

すごくよく相談されることなんです。


今回は、『いい子』を演じてしまう人には、

ちょっと辛い内容かもしれません。


「もうちょっと『いい子』を演じててもいいや」、

と思う人はここから先は読まないでください。


逆に、「『いい子』いい子を演じてしまう自分を変えたい!」、

と思ってる人は、絶対読んだほうがいいですよ(^_^)






■愛されたいから『いい子』になってしまう


「ついまわりの意見に合わせたり、

 まわりの期待に答えなきゃと思って、

 いつもいい子を演じてしまうんです。
 
 そんな自分が嫌いです。」


やりたいことがわからない、という相談を受けていると、

「『いい子』な自分が嫌い」、という話になることがあります。



『いい子』を演じている間は、

なかなか自分に自信がつきません。


自分に自信がないから、

やりたいことがあっても、

やる前からあきらめてしまう。






でも『いい子』を演じてしまう人たちは、

いったいなぜ、『いい子』を演じてしまうのでしょう?



それは大抵の場合、

幼いころの両親の育て方が、

大きく影響しています。



人間の子供は、特別によわい存在。



大抵の動物は、赤ちゃんのときから、自分で歩けます。


親から教えられなくてもエサをとれるし、

親に抱きかかえられなくても、

外敵から逃げることだって出来ます。




スイスの動物学者、アドルフ・ポルトマンは、

人間は高等な動物だけど、

脳が一番未熟な段階で生まれてくることに注目し、

「人間は生理的早産」であるといいました。





人間の赤ちゃんが、

お母さんのおなかの中にいるのは、

10ヶ月10日。


でも、人間の赤ちゃんが、

サルの赤ちゃん程度の能力を持って生まれてくるためには、

おなかのなかに24ヶ月はいる必要があるそうです。





人間の赤ちゃんは、特別に弱い存在。


親に育ててもらわないと、すぐに死んでしまいます。



だからどうしても、

親にかまってもらいたいと思う。

親に愛されたいと思います。




幼い子供のころに、

『いい子』にしていると親から愛され、

『いい子』にしていないと愛されないという、

条件つきの愛を、頻繁に感じるとします。


すると自分自身を、

『いい子』でないと愛されない、

『いい子』でないと価値がない存在なんだと、

思い込んでしまいます。



とくに長男、長女は弟や妹が出来たときに、

お母さんを取られたと感じ、

「お姉ちゃんなんだからいい子にしてなさい」と言われると、

「『いい子』でないと自分は価値がない」と思ってしまいます。




『いい子』を演じる人が、

やりたいこと見つけられないのは、

難しいことに挑戦できないから。



『いい子』というのは、

誉められたいがために、

いつも成功しやすいことを選んで、

人生を生きてます。


だから失敗することに、慣れていない。




『いい子』にとって、

失敗というのは、愛されないこと。


だから極端なまでに、失敗すること、

なにかに挑戦することを怖がります。




でも、「やりたいことをみつける」とは、

ある意味、今までやったことのない、

新しい何かに挑戦するということです。


失敗するというリスクなしに、

なにかに挑戦することなんて出来ません。


だから『いい子』を演じる人は、

なかなかやりたいことが見つけられません。




こんなことを言うと、


「自分が自信が持てないのも、

 こんな人生になってしまったのも、

 ぜんぶ親のせいだ!」、


なんて言う人もいるかもしれません。





でもね。


それはちょっと違います。




だってあなたが幼かったころは、

あなたの親だって、まだまだ若かったはず。


精神的にも未熟なところもあっただろうし、

もしかしたら、経済的にも大変だったかもしれない。



それでも、自分の子供に幸せになってほしい、

あなたに幸せな人生をおくって欲しいと、

きっと、できる限りのことをしようとしてくれたはず。


少なくともあなたに、

自分に自信のない大人になってほしい、

『いい子』を演じて、

自分の気持ちを抑える人になって欲しいとは、

思っていなかったはずです。




今のあなたが完璧な人間でないように、

あなたの親も完璧な親ではなかっただけです。

だから、完璧な子育てなんてものはない。




『いい子』というのは、

ある種の自己防衛機制のひとつ。


『いい子』を演じることで、

自分のことを守ることができた。




思い出してみてください。


幼いころ、『いい子』にしていたからこそ、

得をしたことも、あったのではないですか?




あなたが今、

『いい子』な自分が嫌だと悩んでいるのなら、

それはあなたが大人になろうとしている証拠。


子供のころの服が、

ちいさくなって着れなくなるように、

子供のころに作った『いい子』という自己防衛機制も、

今のあなたにはもう、きゅうくつな役割。



『いい子』がきゅうくつになったあなたには、

今のあなたにあう、大きさの新しい服、役割が必要。



だってあなたはもう子供じゃない。



たとえ両親がいなくても、

あなたを守ってくれる人がいなくても、

あなたはもう、何も頼らずに、

一人で生きていくことができるはず。




一人で働いて、ひとりで生活をして、

辛いこと、しんどいこともあるだろうけど、

きっとあなたは、一人で生きていくことができる。




だからもう大丈夫。



もう、いい子を演じる必要はない。



これからは、あるがままのあなた。



あなた自身を演じればいいんですよ(^_^)




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今回のポイント

★愛されたいから『いい子』になってしまう

★『いい子』がきゅうくつになってきたあなたには、新しい役割が必要。

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