天職・やりたいことを見つけ方の専門 簡単で面白い心理学のコラム。やりたいことの見つけ方を本気で心理学で説明します。過去のカウンセリング事例もあります。

事例5 「絵描きの転機」


天職探しカウンセリング事例集

事例5 「絵描きの転機」

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事例5


長く続けられることが、

本当にやりたい仕事、天職である。


そう考える人もいますが、

案外、そういうわけではありません。


今回の事例は、とてもそのことを、

学ばせてくれる事例です。




□人生が自分に問いかけている。




精密機器大手メーカーに勤務する、

50代前半のE・Yさんの事例です。


カウンセリングがはじまると、

わりとゆっくりと落ち着いた雰囲気で、

お話しをされ始めました。



「え~と、なにから話したらいいんですかね。


 あの…、私は○○で事務をしてるんです。

 今の仕事は30年近く続けてるんですけど、

 最初っから嫌だったんです。」


「ほう、最初っから嫌だったんですかね?」


「ええ、最初から嫌でした。」


最初から嫌だと思った仕事を、

30年も続けられるのもすごいと思って、

念のためちょっと確認してみました。


やさしい雰囲気で、

ゆったりと話をされる方ですが、

「ええ、最初から嫌でした。」と、

はっきりとおっしゃいました。



Eさんは話を続けます。



「今の会社は人間関係が大事というか…。

 こう根回しみたいなのが必要なんで、

 そういうのがこう、すごく嫌で…。


 職場で一緒にお昼を食べるのも嫌で、

 私は一人で食べたりするんです。


 仕事そのものも面白いとか、

 やってて良かったって思ったことが、

 一度もないんです。」



これを文章にして書いてしまうと、

非常に悲痛に感じてしまいます。


でも、実際を話を伺っている感じは、

つらいのは間違いないでしょうが、

悲痛というわけではありませんでした。


むしろ事実をありのまま述べている。

そういう話し方でした。



一般的な常識では、

「そんな大きな会社辞めるなんてもったいない。

 もっと職場のみんなと仲良くすれば?

 仲良くなれば仕事も楽しくなるかもよ。」、

なんてことを言うのかもしれません。


でもカウンセリングではそうしません。

あくまでの本人の気持ち、

本人の意見を一番に尊重します。


本人が今の仕事は嫌だというのなら、

カウンセラーはそれを受け入れます。


そうでなければ、

「この人なら何を話しても大丈夫」と思って、

本音で話をしてくれません。


クライエントが、

「今の仕事が好きじゃない」というのであれば、

カウンセラーはありのままそれを受け入れます。



Eさんは話を続けます。



「それでこう、

 やりたいことを仕事にしたいというか、

 好きなことを仕事にできたらいいなって、

 思うんですけどね…。


 でも、あの、最近良くテレビで、

 ワーキングプワとか格差社会とかいうじゃないですか。

 そういうの見てると嫌だな~、怖いな~って、

 やっぱりすごく不安になるんです。」



「ああ、なるほど。

 好きなことを仕事にできればと思うけど、

 ワーキングプアとか格差社会とか見てると、

 やっぱりこう、不安になってしまうんですね。」


「ええ、そうなんですよ~。

 どうしたらいいんですかね?」


こんな感じで話が進んだところで、

やりたいこと探しに入っていきます。


まずはEさんが、

好きなことや興味のあることを、

教えてもらうことにしました。



「どんなことをお話いただいても、

 僕は決してバカにしたり否定したりしませんから、

 もし良かったら興味のあることや好きなこと、

 僕にも教えていただいていいですか?」



「好きなことというか、

 なんとなくやりたいことはあるんですけどね、

 本当にこれがやりたいことなのかな~って、

 そう思うんですよ。」


「おお、なんとなくやりたいことがある。

 え~と、どんなことですかね?」



「私はずっと絵を描いているんですけど、

 まあ何らかの形で、

 絵で食べていけたらと思うんですけど、
 
 う~ん、それでいいのかな~って。


 画家でなかったとしても、

 絵の教室で教えたりとかもあるし。

 でもこう、自分は教えるのは、

 ちょっと違うかな~って思ったり…。


 本当に絵が好きだって思えるんだったら、

 不安があっても、

 それに向かっていけると思うんですけどね。


 そんな風に不安に思うのなら、

 本当は絵を好きじゃないのかなって思ったり。


 う~ん、そういうことを考えると、

 定年まで今の会社にいたほうがいいのかなって、

 そう思ったりもするんですよ。


 ………でもこう、会社に行くことを考えると、

 すごく嫌な気分になるというか…。


 あの…、一緒に絵を習ってた人からも、

 「絵で食べていったらって」、

 言われたことがあるんです。


 そういってもらえるとうれしいし、

 そうできたらいいな~とは思うんですけども…。


 今の会社で希望退職を募集していて、

 それの期限までに決めたいなって思うんですけど…。



 友人は絵で食べていきたいというと、

 「なにバカなこと言ってんの!」って、

 まあ、そういわれるんですね。

 
 まあ、こう、わたしもやっぱり、

 ネットカフェ難民とかワーキングプアとか見てると、

 やっぱり…、こう、すごく不安になるんですよ。


 そう思うと、

 どこまで自分が絵が好きなのかな~って…。


 なんていうかこう、

 堂々巡りになってしまうんですよね。」



この気持ち、

僕はとてもよくわかります。


いや僕だけでなく、

やってみたいことはあるけども、

なかなか一歩踏み出せない。


本当に好きかどうか?

本当の本当にやりたいことか?

リスクを背負ってでもやりたいのか?


そんなことを考え始めると、

どうしても考えが堂々巡りになります。


このままずっと話を聴き続けても、

一緒に堂々巡りになってしまうだけなので、

(それも大切なプロセスでもあるのですが、)

ここではちょっとやり方を変えてみます。



こういうときは好きなことについて、

いろいろとお話してもらうことにします。


そのほうが相談者の気分も明るくなるし、

好きなことの話を誰かにじっくりと聞いてもらうと、

好きだということに自信を持てることもあります。



たとえば、友人に絵で食べていきたいといって、

「何バカなこと言ってんの!」と言われると、

誰だって落ち込んでしまうことでしょう。


そうやって落ち込んでしまうと、

絵で食べていきたい気持ちも大きく薄れる。

そうすると本当に好きかどうかわからなくなる。



でも逆に、自分の好きなことについて、

誰かが本当に興味を持って聴いてくれたなら、

話しているだけで楽しくなってきます。


話をするだけで楽しくなったなら、

好きだという気持ちにも少し自信が持てます。


またそういう話しは面白いものも多く、

僕もひそかに楽しんでいたりします。



そこで今回も絵について、

いろいろ教えてもらおうと思ったのですが、

ここで意外なことがわかりました。


絵について教えてもらおう話の流れで、

どれくらい絵を描き続けているのかについて、

話が及んだことがありました。


それを聞いて僕はびっくりしました。



「Eさんは絵を描き始めて、
 
 いまでどれくらいになるんですかね?」


「そうですね~。

 絵を描き始めるようになってからは、

 だいたい25年くらいになりますね。」


「え!? 25年も描いてるんですか?」



「ええ、そうなんですよ。

 今の会社に入って初めのころなんですけどね。

 仕事が嫌ですごくストレスを感じていて…。


 本当にいろんな習い事とかを、

 いっぱいやってみたんです。


 どれもそんなに続かなかったんですけど、

 その中で絵だけはずっと続いたんですよ。」


「おお、絵だけはずっと続いたんですね。」


「そうなんですよ。

 絵はこう、自分に合ってたというか、

 すごく集中して没頭できる感じがあるんですね。

 まあ、それがこう、すごく気持ちよかったというか。」


「うん、すごく集中して没頭できる。

 そしてそれが気持ちいいって感じるんですね。」


「そうなんですよね。う~ん。

 やっぱり絵が好きなのかな~って思うんですけど、

 どうなんでしょうか?」



「まあ、25年好きなんだったら、

 やっぱり好きなことなんじゃないかなって、

 僕は感じましたけどね(笑)」


「ふふふ(笑)そうですね(笑)。


 でもこう、それを仕事にするとかなると、

 やっぱり不安になってしまうというか…。

 それでいいのかなって思うんですよね。」



ここで一回目のカウンセリングは、

終わりの時間になってきていました。


絵が好きである。

そこはどうも間違いなさそうですが、


それを仕事にすることに対して、

本人自身は自信が持てない感じです。



そこでちょっとした宿題を出すことにします。


「Eさんはいま、

 週にどれくらい絵を描いてるんですかね?」


「準備とかがあって休みの日しか描けないんで、

 だいたい週に一回描いています。」


「じゃあ今日から一日に5分でいいので、

 毎日、絵を描いてほしいんです。」


「え?毎日ですか?」


「はい、毎日です。

 その代わりほんのちょっとでいいんです。


 本格的に描かなくてもいいから、

 チラシの裏にちょっと描くくらいでいいんです。


 もし5分が厳しいのであれば、
 
 1分か2分でも全然かまいませんよ。

 一日に一回、絵を描いてほしいんです。」


「はあ、一日一回ですか。」


「はい、一日一回です。できそうですかね?

 もしできそうでないのであれば、

 またほかの宿題を一緒に考えたいんですが。」


「いや、う~ん。できると思います。」


「お、できそうですか?

 じゃあ、ぜひやってみましょう。

 宿題、ぜひ楽しんで描いてくださいね。」


「はい。楽しんでみます。」



ここでこのカウンセリングは終了です。




好きなことというのは、

なるべく毎日、それに触れる時間を持てば、

そしてその時間が楽しいものであるならば、

その気持ちは絶対に強くなっていきます。

(楽しい時間というのが大事です!)




さて、一日に5分絵を描いてみる。

毎日、絵を描くことを楽しんだEさん。

やはり非常に大きな変化が起きました。




一回目のカウンセリングから、

3週間ほどたったころ、

再びEさんから予約が入りました。


カウンセリングが始まると、

Eさんは話し始めました。


「自分の絵を公募展とかに出そうかな~って、

 最近、そう思うんですよ。


 あの、前に一回出したとき、

 すごくしんどかったんで、

 もう出したくないって思ったんですけど、

 うん…、やっぱり出そうかと思うんです。


 絵は好きだったけど、

 いままではなんかこう…、

 漫然と絵を描いてたんですよね。



 う~ん、HPを作って、

 そこに自分の絵を載せるのも良いかな、

 って思ったりもするんですよね。


 私の場合は絵の先生になるというよりも、

 自分の絵を買ってもらいたいんですよ。


 お金を払って買ってもらえたら、

 それだけの価値があると、

 認められたと思えるじゃないですか。


 でも、今の会社は副業に厳しくて…。

 でもまあ、気持ち代くらいだったら、

 別にいいんじゃないかなって思うし…。



 …あれ?前回は画家になりたいなんて、

 私、思えてなかったですよね(笑)


 本当に絵が好きなのかなって、

 話をしただけだったのに。


 うん…、絵を描いてるとやっぱり、

 心が満たされる感じがあるんですよね。


 …ちょっとづつ行動していけば、

 なにか変わるんですかね?」


「毎日、絵を描いてみたら、

 画家になりたいのが前提で、

 話しをするようになりましたからね(笑)」


「そうですね(笑)」



ここから少し話がかわります。



「ターシャ・テューダーって言う人を、

 最近、知ったんですけどご存知ですか?」


「いや、僕はちょっと知らないですね。」


「85歳の絵本を描く女性なんですけどね。

 田舎に住んで自然の中で絵を描いてるんですよ。

 この人の生活とか言葉とかがすごくいいんですよ。


 なんかこうね、すごく励まされるというか、

 うん、元気になるんですよね。

 最近はこの人にちょっとハマってるんですよ。

 うん…、なんか大切な気がするんですよね。」


ターシャ・テューダーの話を、

少し聴いたところで、

この回のカウンセリングは終了。


宿題は前回と同じように、

一日一回、絵を描いてもらうことです。

うまくいってることは続けるのです。

(これも大切なポイントです!)




さて、僕は個人的に、

ターシャ・テューダーの話が気になったので、

この人の本を一冊買ってみました。


『ターシャ・テューダーの言葉

 思うとおりに歩めばいいのよ』

というタイトルの本です。



コーギー犬や鶏、山羊などの動物達、

僕には名前もわからないけど、

あざやかであたたかい花や緑の写真。


そしてやさしいけれど、

ユーモアのわかるおばあさん、

ターシャ・テューダーの笑顔。


そんな写真とともに、

たくさんの言葉が迎えてくれます。



『一生は短いんですもの。

 やりたくないことに時間を費やすなんて、

 もったいないわ。』



『みんなが本当に欲しいのは、

 物ではなく心の充足です。


 幸福になりたいというのは、

 心が満たされたいということでしょう。


 わたしは、ここの何もかもに満足しています。

 家にも庭にも、動物達にも天気にも、

 バーモンドのすべてに。』



『わたしには怖いものがありません。

 死さえ、怖いとは思いません。

 どんな経験か、楽しみじゃありませんか。

 つまり、人生に悔いがない

 ということなのでしょうね。』



写真がないとこの文字だけでは、

本来の言葉の力を伝えられません。



日ごろの生活で、

張り詰めた心を解きほぐすような、

心が自然に帰れる風景と共に語られる言葉。



そんな言葉は、

よくある自己啓発の言葉とは違い、

深いやわらかさがありました。


単にがんばらせる言葉ではなく、

そこに世間の常識にとらわれない、

人間本来の自然な豊かさを感じるのです。



Eさんが、

ターシャ・テューダーを気に入った理由、

僕にもよくわかった気がしました。




それから一ヶ月と少しして、

Eさんから3回目の予約が入りました。


「やっぱりこう…、

 会社がすごくつらいんですよ。


 うん、仕事が苦痛で苦痛で仕方がないというか…。

 もう辞めたい、きれいさっぱり、すっきりしたい。

 そう思うんですけど…。

 やっぱりなかなか踏ん切りがつかなくて…。


 こう…、30年続けてきたけど、

 いまの仕事の延長線上には、

 やりたいことのかけらもないんですよ。


 …こんな歳になって、

 仕事が辛いとか言ってるのは、

 大人げないですよね…。」


「仕事がつらいことが大人気ない…。

 今まで3回、Eさんのお話を聞かせてもらって、

 僕は大人気ないとは感じませんでしたけどね。」




しばらく沈黙があったあと、

Eさんは今までと違った話をされました。





「……………………………。

 …最近こう、

 ……いろんなことに出会うっていうか。

 …うん、そういう時期なのかなって。


 中越さんのHPや本もそうだし、

 ターシャ・テューダーにも出会ったし…、


 他にもこういろいろと、

 やりたいこと探しに関することとか、

 なんか急にそういうのに出会うんですよね。


 中越さんもターシャ・テューダーとかも、

 ずっと前から存在していたのに、

 今までぜんぜん気づかなかったんですよ。


 いままでもTVもよく見ていたし、

 ネットでそんな言葉を検索したことも、

 あったと思うんですけど…。


 そういうふうに急に出会うのって、

 なにか…、あるんですよね…?」



「うん…、どうでしょうね。


 僕が大好きな心理学者に、

 フランクルっているんですけどね。

 その人は僕たちが人生に意味を問うのではなく、

 人生が僕たちに意味を問いかけているっていうんです。


 Eさんが仕事がつらい理由とか、

 なぜEさんが絵を好きなのかとか、

 いろんなものに急に出会う理由とか、

 それはいくら考えても、

 はっきりした答えが出ないですよね。



 でも、仕事を辞めたいと思っていて、

 絵を描いているときは心が満たされている。


 そんなEさんが急に僕やターシャ・テューダー、

 やりたいことに関する他のいろんなことに出会う。


 そんなことが起きるEさんの今の人生は、

 Eさんに何をしろって言ってるんでしょうね…?」



「……………。ああ、うん…。
 
 なんかすごく…、腑に落ちた気がします。」



ここで3回目のカウンセリングは終了です。


この事例の紹介のため、

Eさんに連絡を取ってみると、

近況報告をしてくださいました。



そのメールの一部を抜粋して、

紹介させていただきます。



==Eさんからのメール================

中越様

メールありがとうございました。

私の事例についてですが、同じような悩みを持って
いらっしゃる方々のお役に立てるのであれば、
紹介していただいてかまいません。


《中略》


前回のカウンセリングからしばらく経ちましたが、
徐々に退職の準備を始めています。

不安はとてもありますし、心が揺れることもありますが、
そんなときは、3回目のカウンセリングでおっしゃっていただいた、
フランクルの「自分が人生に何を求めているかではなく、人生が
今の自分に何を求めているか」という言葉を思い出すように
しています。

自分に求められている生き方をすれば、きっと何かが味方になって
くれるような気がします。


《中略》


それではこの辺で


E・Y 


===========================



さて、

このカウンセリングの最後の部分、

人生の意味についての部分が、

その場にいなかった皆さんには、

ちょっとわかりにくいかと思います。




自分の人生に意味がある。

自分のやろうとしていることに意味がある。


そう思えることは、

人の精神をとても強靭にすると、

フランクルは言います。



でも、自分の人生に、

どんな意味があるのか?


それはいくら考えたところで、

なかなか答えが出るものではありません。


考えれば考えるほどわからなくなり、

「やっぱり自分の人生に、

 意味なんか無いんだ…」、

と逆に落ち込んでしまいます。



でも、僕たちが人生に、

意味を問いかけるのではなく、

人生が僕たちに意味を問いかけている。



そんな発想の転換をすると、

少し人生の意味が見えてくる。



僕たちの今までの人生や、

今、僕たちがおかれている状況、

そして僕たちが自然と興味を持てること。


それは偶然ばかりで、

ひとつとして僕たち自身が、

自分で選んだものではないかもしれない。



でももし、それらの偶然が

僕たちに何かをしろと、

問いかけているとしたら?



少しは僕たちの人生の意味も、

見えてくるのではないでしょうか。




僕は子供のころ、

バブル崩壊の時期に、

不動産の仕事がうまくいかず、

アルコール中毒になる父を見て育ちました。


そして自分も社会人になってから、

どんな仕事も長続きせず、

何度も転職を繰り返してしまいました。


自分の人生が崩れていくのを感じ、

精神的にかなり参っていました。



そのとき、ほんの少しだけですが、

アルコールにおぼれた父の気持ちが、

ちょっとわかったような気がしました。


そんな僕があるとき、

10代のときにあきらめた、

心理学を学ぶきっかけがありました。




それらのことは、

自分で選んだわけではありません。


生まれつきのことであったり、

時代の流れに翻弄されたり、

人に進められただけであったり。




いってしまえばただの偶然。




でも、それらの偶然は僕に、

何を問いかけているのだろう?



そう思ったとき僕は、

「働く人のために僕は、

 今まで学んだ心理学を使いたい。

 それはなにか意味があることだと思う。」

そう思うようになりました。


そしてそう思えることが、

人の精神を強靭にするのです。



僕は運命論者でもないし、

神秘主義者でもありません。



どちらかといえば、

現実主義者だと思います。



でも、人生の転機の時、

不思議と出会いにめぐり合う。


それはどんな人の人生にも数回ある、

小さな奇跡のひとつだと思います。




もちろん、

意味があると思った道で、

必ず成功するわけではありません。


もしかしたら意味があると感じたのも、

僕たちの勘違いかもしれない。


人生の意味は感じるものであり、

算数のように正確な答えが、

出るものじゃないですからね。



「自分の勘違いだったらどうしよう…」、

そう思うと不安で飛び込めなくなる。



だから僕たちは、

「きっとこれをやることができたら、

 人生が充実するだろうな…」、

そう思うことへもなかなか進めません。



人生の意味をどこかで感じても、

それが正しいのかどうか不安で、

なかなか道を選ぶことができない。



僕も含めて人間誰しも、

そんな弱さのある生き物だと思います。


成功が約束されていない、

そんな人生の選択は、

誰でも不安になるものです。


だから不安な自分を、

責める必要もありません。




でも、人生の先輩、

ターシャ・テューダーは言います。



『これまで、よくやってきたと思いますが、

 みなさんにお伝えするようなメッセージはありません。


 もし、わたしに人生哲学のようなものがあるとすれば、

 ソローの言葉がいちばんよく代弁しています。


「夢に向かって自信を持って進み、

 思い描いた人生を生きようと努力するなら、

 思わぬ成功を手にするだろう」


 まったくそのとおりです。

 この言葉は、わたしの人生そのものです。』



僕たちの不安も振り返ってみれば、

取り越し苦労なのかもしれません。




30年間仕事が嫌だったEさんが、

絵で食べて生きたいと思い始めたとき、

僕やターシャ・テューダー、

他にもいろいろなものに急に出会う。



そのことがEさんに、

何をしろといっているのか?



僕にはやっぱり、

あるひとつのことを、

示しているような気がします。




悩みというのは、

人生の転機にこそ訪れます。


これを読んでいるみなさんも、

もしかしたら、

何かの転機なのかもしれませんね。



そんな転機のときにこそ、

人生の意味について、

考えてみてはいかがでしょうか?


人生はきっとあなたにも、

意味を問いかけているのだと思います。




Eさん、

ご協力ありがとうございました。


芸術のわからぬ僕ですが、

いつかEさんの絵を見れること、

楽しみにしております。




【今回のポイント】

★人生には意味がある。

★僕たちは人生の意味を問いかけられている。


≫ 事例6「きっかけは退職届」

≪ 事例4「電気屋さんのピアノ」

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