「伝染」のやる気管理術
人間の心には、
不思議な特性があります。
これが結構、重要な特性です。
その特性を理解していると、
やる気の出し方を考えるのに、
大きな助けになるんです。
さて、その心の特性とは、
どんなものだと思いますか?
というわけで今回は、
「伝染」のやる気の出し方です。
□どうせならいいものを!!
イライラしてる人といると、
こっちまでイライラしてしまう。
楽しそうな人と一緒にいると、
こっちまで楽しくなってくる。
こういう現象を、
「情動伝染」といいます。
人の心は不思議なもので、
まわりの人にうつるんですね。
特に職場や家族など、
一緒にいる時間が長い場合、
とても影響が強いですよね。
職場で机が近い人が、
いつもイライラしている人だと、
こちらまで落ち着かなくなる。
すると、気がついた時には、
なぜか自分まで、
イライラしていることがある。
逆に、
ポジティブな人に囲まれると、
自分も前向きな気持ちになる。
やっぱり、
身近な人の影響って、
とても大きいのですよ。
さて、これと同じ現象、
やる気の出し方とって、
非常に重要なのです。
「頑張ったところで、
成功するかわかんないし…」
「まあ、いいじゃん。
今日はサボっちゃおうよ~」
「今日はゆっくり休んで、
来週からは本気だす予定…」
そういう人に囲まれていると、
気がついた時には自分も、
ダラダラしてしまう。
まわりの人のダラダラ、
やる気のなさというのは、
簡単に伝染するのです。
誰だって人間というのは、
簡単に人に流されてしまう。
そんな弱い生き物なのです。
だから、
「ああ…、
また周りに流されて、
ダラダラしてしまった…」
そんなふうに自分自身を、
責める必要はありません。
そうやって、
自分自身を責めてしまうと、
落ち込んで余計やる気が出ない。
やる気が出ないから、
自分自身を慰めるために、
やる気ないメンバーで集まる…。
そんな悪循環に、
なってしまうのです。
それなら、
自分のことなど責めずに、
「あの人たちと一緒にいると、
どうしても流されてしまう。
思い切って付き合う人を、
変えたほうがいいのかも!?」
こういう発想のほうが、
ずっと健全だと思います。
「成功するかかわからないけど、
納得できるまでやってみるよ」
「とりあえず今日できることを、
まずは手始めにやってみるよ」
「今日は少し疲れてるから、
無理のない範囲でがんばるよ」
こういう人と一緒にいれば、
その人たちのやる気も、
自然と僕たちに伝染してくる。
もっとやる気を出すために、
一緒にいるメンバーを変えてみる。
それも一つの方法かも、
しれませんよ。
本当に人間というのは、
付き合う人が変わることで、
大きく変わりますからね。
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今回のポイント
★付き合う人を変えてみる!!
★やる気は伝染するのです!!
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