心が折れない目標の立て方


心が折れない目標の立て方

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こんにちは。

カウンセラーの中越です。



やっとのことで、

やりたいことを見つけても、

心が折れてしまう人…。



これって本当に、

もったいないと思います。



ではなぜ、その人たちは、

心が折れてしまうのか?



その理由について、

お話ししたいと思います。



というわけで今回は、

「心が折れない目標の立て方」

スタートします!!




□それはコントロール可能ですか?




僕はつい先日まで、

次の本の出版のために、

原稿を書いてました。




新しく本を書くときは、


「次こそは何十万部も売れる

 ヒット作を書きたい!!」


いつもその目標を立てます。




でも、

実はこの目標の立て方は、

「最悪」なんです。




それは何故か?




その理由は、

コントロール不可能な事が、

多く含まれる目標だから。




たとえば、

何十万部も売れる本となると、

タイトルや表紙も非常に重要。



でも、意外な事実なのですが、

この二つは著者の意見よりも、

出版社の会議で決まります。



(これはかなり意外ですが、

 大抵の出版社がそうみたい)




それ以外にも、


「本屋でどの場所に置かれるか?」

「メディアが取り上げてくれるか?」

「発売のタイミングがいいのか?」


そのあたりも重要。




それだけでありません。



僕よりも才能のある人が、

僕よりももっと努力をして、

同時期に類書を出版する。



そんな可能性もあります。




つまり、

「何十万部売れる本を書く」。



この目標は僕の努力では、

コントロール不可能な部分が、

あまりに多すぎるのです。



そもそも、

そんな本を書こうとして、

書けるのならみんな書いてます。



そんな目標を立ててしまうと、

結局は達成できずに終わる。



そうなると、挫折感や惨めさ、

不安な気持ちでいっぱいになる。



そんなことを繰り返すうち、

心が折れてしまうのです。



心が折れてしまう人は、

この目標のケースがとても多い。



特に自営業を目指す人に、

このケースが本当に多いです。



それでは、

どんな目標を立てればいいのか?



その答えは、

コントロール可能な部分だけで、

目標を立てることです




この考え方は、

哲学者のエピクテトスの、

「コントロールの二分法」。




具体的には、


「何十万部売れる本を書きたい!」

     ↓↓↓

「コントロールできるのは何か?」

     ↓↓↓

「少しでも良い内容にするため、

 ちゃんと構成を練りあげて、

 しっかりアイデアを出す!」



これはある程度は、

コントロール可能です。



でも、まだダメです。



なぜなら、

「良いアイデアが思いつくか?」

これはコントロールできないから。



アイデアなんて物は、

急に思いつく物であって、

コントロールはできません。



それこそ良いアイデアなんて、

出そうと思って出せるなら、

みんな出すはずです。




では、

そこで考えるべき目標は、


「良いアイデアを出すため、

 コントロールできることは?」


     ↓↓↓


「思いついたらすぐにメモ。

 そして一日一時間は、

 白い紙にアイデアを書く」



これならコントロール可能。



しかも今までの自分の経験から、

効果が期待できることです。




どれくらい本が売れるのか?



これは正直、運の要素が強い。

自分ではどうにもならない。




でも、



「思いついたらすぐにメモ。

 そして最低、一日一時間、

 白い紙にアイデアを書く」



これなら確実に、

コントロール可能です。



そして、

それは達成可能な目標だから、

自尊心を養えるのです。



その日、

白い紙に1時間向き合えば、

自分自身を褒められる。



だから、心が折れません。



それを続けるのは結果的に、

何十万部売れる本を書く事へ、

方向性がつながっています。



実際に何十万部売れる本は、

僕はまだ書けていません。



それでもこの方法だから、

6冊も書き上げましたし、

海外で翻訳もされている。




こういう目標を、

「内的な目標」といいます。



自分の内的な問題だから、

努力でコントロールできる。




それに比べて、ただ、

「何十万部売れる本!」。



それは最終的には、

他人や社会が決めること。



自分の努力だけでは、

どうにもできない要素が多い。



そういう「外的な目標」は、

達成できないことが多い。



そうすると、

挫折感や惨めさ、不安感で、

心がいっぱいになる。



その結果として、

心が折れてしまうのです。



どのような目標であっても、

これと同じ事が言えます。



やりたいことを仕事にするのも、

基本的にはこれと同じです。



コントロールできる目標に、

ちゃんと落とし込むこと。


漠然と高い目標を立てても、

心が折れてしまうだけ。




さて、みなさんの目標は、

自分自身の努力で、

コントロールできますか?



それとも、

時の運や他人の評価に、

左右されてしまう物ですか?




コントロール可能でないと、

目標なんて意味ないんですよ。






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今回のポイント
★コントロール可能な目標を!!

★心が折れる目標は害悪です!!


≫「気力が出ない」ときの対処法

≪心が折れる人の特徴

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