カウンセラーの文章にとって、
一番、重要なのは体験談です。
これは自分自身のことが、
一番いいと思います。
たとえば、
「僕自身、こう悩んでいた。
こんな失敗ばかりしてた。
でも、こういうことがあって、
こう変わることが出来た。
これって心理学でいうと、
こう説明できるんです。
みなさんもこういう経験、
一度はありませんか?
これで悩んでいるのなら、
こういう心理学の考え方、
きっと役に立ちますよ」
これだけで大丈夫です。
悩んでいる人にとって、
他人の体験談ほど、
気になるものはありません。
特に本音をさらけ出して、
失敗談を語ってくれる。
そんな文章だけで、
悩んでいる人はホッとします。
この人であったら、
私が相談に行ったとしても、
バカにせず話を聴いてくれそう。
相談者さんがそう感じる文章を、
書くことができるんです。
カウンセラーの自己開示は、
カウンセリング中だけでなく、
文章を書くときも大事です。
だからぜひ、
自分をさらけ出して、
体験談を書いて下さい。
特に失敗談がいいです。
逆に成功談はイマイチです。
悩んでいる人にとって、
他人の成功談というのは、
「それはあなただから、
できたことなんでしょ。
私には無理だわ…」
と思われてしまいます。
(多くのカウンセラーは、
ここで失敗しています。
成功談など必要ないのです)
失敗談を書くというのは、
やっぱり恥ずかしいです。
特に最初は恥ずかしいです。
でも、僕たちカウンセラーが、
自分をさらけ出して書けば、
それだけで救われる人もいる。
「ああ…、
今の私と同じように、
この人も悩んでいたんだ…」
そう思ってもらえたら、
それだけで書く価値はある。
恥ずかしいけれども、
自分をさらけ出して、
失敗談を書いていく。
まずはそれが第一歩です。
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