・今日一日、何をしても良いといわれたら?
こんにちは。
公認心理師の中越です。
天職を見つけるための質問。
1日目はこちらです。
「今日という一日、好きに過ごしていいなら、どんなことをしますか?」
この質問は考えるのが楽しくなりますね。
映画館にでも行こうか?
友達と飲みに行こうか?
家でごろごろしようか?
僕自身の答えは、
「お笑い番組を見て、漫画読んでゲームをして、焼き肉を食べてスーパー銭湯に行きたい」
です。
いろんな答えがあるけど、とにかく遊んで過ごしたい。多くの人はそう答えます。
でも、実はこの質問。
一日だからそう答えるんです。
これがどんどん時間が長くなり、一週間、一ヶ月、一年、10年…。
長期になるほど答えが変わる。
もっとわかりやすいのは、今からの残りの寿命で考えてみたときです。
僕の場合だと、たぶんあと50年くらい。
「今日からあと50年、好きに過ごしていいなら、どんなことをしますか?」。
これだけ長期間になると、話が変わります。
さすがに50年もごろごろ遊んで過ごすのは、人生が無駄なようで怖いです。
ごろごろとネットやテレビを見て、ダラダラ人生が終わる。
それは何かがおかしいと、本能的に感じます。
せっかく50年もあるのだから、何かほんの少しは人の役に立ちたい。
そう思うのが自然です。
心理学的に人間は、自分の人生に意味を求めると考えます。
さらに共同体感覚といって、
「何らかの形で社会に貢献したい。この世の中にとって役立つ存在でいたい」
という気持ちを持っています。
特に働くことにおいては、
「自分の仕事が間接的にでもいいから、誰かの役に立っていて欲しい」
誰もが必ずそう思います。
このことは僕の所に来られるほぼ全ての相談者さんが、同じようにおっしゃいます。
おそらくは、いまこれを読んでおられる多くの方も、きっと同じ気持ちだと思います。
でも、「人の役に立ちたいなら、介護の仕事でも探すか、慈善事業でも始めれば?」。
それはやっぱり違います。
なんでもいいから人の役に立てばいいのではありません。
人間は自分の興味のある分野、好きな分野で人の役に立ちたいと思います。
例えば実際の相談者さんでよくあるケースだと、
「飲食店をやりたいんですけど、自分へのご褒美として使ってもらえるレストランを創りたいんです」
「直接自分が介護をやるよりも、シルバー人材に関わって働く場を提供したいんです」
「音楽を嫌いにならないように、もっと楽しんで学べるピアノ教室をやってみたいんです」
そんなケースがあります。
何が人の役に立っていると感じるかは、一人一人大きく変わってきます。
だから、
「残りの人生、どんな形で人の役に立ちたいのか?」。
それを考えてみることは、天職を見つけるための一つのヒントになるはずです。
もちろん心身が疲れてるときは、人の役に立つことよりもダラダラ過ごしたいと思います。
特に極度のストレスがあるなら、ダラダラ過ごしたいと思うのは、とても自然なこと。
そういう時はゆっくり過ごさなければ、再び前に向かう力を蓄えられません。
でも、心身共に健康なとき、何十年もダラダラ遊んで人生が終わる。
それはやはり違和感があるはず。
「何十年も生きてきて、こんな私の人生って、意味があるんだろうか…。誰かの役に立ったのだろうか…」。
そんなふうに、生きてることがむなしくなります。
やはり人間は生きてる限り、何かしらやりがいのあること、誰かの役に立つことをしたい。
だから、いくら遊んで暮らして良いといわれても、ただ無駄に時間を過ごすことへ違和感があるのです。
だから、一度真剣に考えてみてください。
「残り何十年という人生、どんな形で人の役に立ちたいですか?」
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