天職を見つける7つの質問

天職を見つける7つの質問



目次

質問4 自分にウソをついていませんか?



天職が見つからない人の深層心理。

それって実は、自分自身にウソをついちゃうことなんです。


自分にウソなんてついてないと思う人も、読めばきっと納得のはず。


人間誰でも弱い生き物です。

自分自身をごまかすのは自然な行動ですからね。


さて、なぜ自分自身にウソをつくと、天職が見つからないのか。

一緒に考えていきましょう。



やりたいことが見つからないとウソをついていた




自分自身にウソをついた経験ってありますか?



今だからいえること。

それは僕自身が、やりたいことがわからなかったときのこと。

僕はずっと自分にウソをついていたのです。



「今の仕事では、幸せになれそうにない。

 でも、自分のやりたいことなんて、ちっともわからないよ…。

 僕にとっての天職ってだろう…」。


僕は毎日、真剣にそう考えていました。



でも、本当はそう考えた瞬間、頭によぎることがありました。


「僕は昔、心理関係の仕事に憧れたんだよな~。

 今でも決して、興味がなくなったわけじゃない。


 でも、こんな歳になっていまさらカウンセラーなんて、とても無理…。


 カウンセラーは就職先が極端に少なくて、食べてはいけない仕事。

 若い学生のときですら、そう思ってあきらめたんじゃないか。


 今さらそんな夢みたいなこと、バカげている…」



0,1秒もない一瞬のうちに、そんな気持ちが頭の中をかけめぐる。

そして自分の頭の中から、かき消していました。


今だから、こうして言葉にできる。

でも、当時は言葉にならない一瞬のうちに、頭の中からかき消しています。


そうやって僕は、自分のやりたいことを、心のゴミ箱に捨てていました。

そんな心の中のやりとりを、何十回、何百回と繰り返していました。



そして僕は真面目な顔をして、また同じことをつぶやきます。


「今の仕事では、幸せになれそうにない。

 でも、自分のやりたいことなんて、ちっともわからないよ…。

 僕にとっての天職ってなんだろう…」。



本当は心理職、カウンセラーに興味がある。

でも、自分で自分のやりたいことを心のゴミ箱に捨てている。

僕はそんな自分自身を、どうしても認められませんでした。


だから、何十回、何百回繰り返しても、やりたいことが見つからない。

今考えてみれば、あまりにも当たり前のことです。




誰だって認めたくない自分の弱さがある



人間には認めたくない自分の気持ちというのが、誰にでもあります。



素敵だなと思う異性がいるけども、自分に振り向いてくれそうにない。

フラれるのが怖くて、デートに誘う勇気をどうしても持てない。



そういうときについ、

「いや~、別にあの娘のことなんて、なんとも思ってないよ…」

といってしまいます。



怖じ気づいている自分を認めたくないから、自分自身にウソをつく。

こういうことは恋愛だけでなく、人生のあらゆる場面で起こります。



天職を見つけるときにも、これとほぼ同じことが起きます。



精神分析ではそれを「否認」というし、社会心理学では「認知的不協和」といいます。

他にも同じようなことが、いろんな心理学用語で説明されています。



でも、僕はアドラーの使った「人生の嘘」という表現が、一番しっくりきます。



天職、やりたいことがわからず悩んでいた自分を振り返ったとき。

「まるで自分自身の人生に、ウソをついていたようだ…」。


そう考えるのが一番自分の耳が痛く、胸の奥に刺さるからです。



仕事を選ぶというのは、人生の大きな選択肢。

自分自身と正面から向き合うべき問題。


にもかかわらず、怖じ気づいている自分を認められず、やりたいことをごまかす。



やりたいことを仕事にするとは、夢を追いかけるということ。

天職を仕事にするとは、夢の実現に向けて歩んでいく生き方、働き方のことです。

すごく青臭くてチープな言葉だけれども、これが最も正確な表現だと思います。



そして夢を実現するからには、どうしてもたくさんの努力と挑戦が必要です。

だから、やりたいことに対して誰でも弱腰になってしまう。



やりたいことはあるけれど、努力するのが大変だから、やろうとしない…。

やりたいことはあるけれど、失敗するのに怖じ気づき、やろうとしない…。



そんな自分自身を認めるのは、あまりにもつらいことです。

だから、つい自分のやりたいことから目を背けてしまう。




そして、真面目な顔をして、


「今の仕事では、幸せになれそうにない。

 でも、自分が何をやりたいのか、ちっともわからないよ…。

 僕にとっての天職ってなんだろう…」。


そんな言葉を頭の中で繰り返す。



少なくとも当時の僕は、本当にそのような状況でした。

それは人生の嘘という表現が、ぴったりです。


だって、僕はやりたいことがわからないまま、会社員をしていたとき。

「営業マンのための心理学」みたいな本を、カバンに入れていましたから。


そんなのどう考えても、心理学に未練があるじゃないですか。

ぼくはやっぱり、ウソつきだったのです。




自分にウソをつく人を、責めることなど出来ない




とはいえ、当時の自分を擁護する気持ちもあります。


だってカウンセラーは、就職先が極端に少ない仕事。

大学院を出て臨床心理士になっても、非常勤が多い仕事。

そんなエリート達でさえ、食べていけないといわれる仕事。



ちゃんとした収入があるカウンセラーは、特別な才能がある人だけ。

もしくは特別よい環境に生まれ育った、希有な存在の人だけ。



それに比べて当時の僕は、資格もなければ経験もない。

しかも大学生のときに、心理の道をあきらめてしまっている。



「いい年をした自分が、今さらカウンセラーになりたい?

 どうしようもない経歴で、貯金もほとんどないのに?


 そんなのあまりにもバカげている!


 ただでさえ何度も転職をしているのに!

 いつまで夢みたいなことをいっているんだ!

 もっと現実的なことを考えろよ!」



心の中のもう一人の僕がそういうのも、仕方がない気がします。

そう思ってしまうことを責められる人が、この世に何人いるでしょう?



当時の僕にとって、カウンセラーになるというのは、あまりにも大きな壁でした。

その壁はあまりにも大きすぎて、現実味を感じられなかったのです。



「こんな大きな壁、登る用の壁なわけがない。

 ここは回避して別の道を探すしかない…」



これも当時は言葉にならないくらい無意識のうちに、そう考えていました。

だから自分のやりたい仕事として、考えることができなかったのでしょう。



「もし今の僕の歳から、カウンセラーになろうとしたら?

 いったいどれだけの努力が必要になるんだろう…」



それは少し想像しただけで、あまりにも途方もない努力が必要でした。



「今までの人生、逃げてばかりでたいして努力をしてこなかった。

 そんな自分がここにきて、そんな途方もない努力ができるのか?

 それで失敗したら、お前いったいどうするつもりなんだ…!」



当時の僕がそう思ってしまうのは、いたって自然な心の反応でしょう。

これも当時の僕を責められる人が、この世に何人いるでしょう?



だって、何十年と生きていれば、誰もがそういう人生のウソをついています。

みんながみんな、そういう弱さを抱えて生きています。



仕事だけではありません。

恋愛、結婚、子育て。



それなりに長く生きていると、大変すぎる問題なんていくらでも起きる。

そのときの自分には、とても乗り越えられそうに感じられない、大変な問題。

とても向き合う気持ちにすらなれない、あまりに大変すぎる問題。



だからその問題そのものを、見えていないことにしてしまう。

僕たち人間は、誰しもそういう弱さを持った生き物です。



僕たちはいろいろな人生の問題に向き合う勇気を持てず、ウソをつく生き物です。

だからこそ、これについていろんな心理学用語が生まれたのでしょう。

自分の天職がわからないという問題も、その一つに過ぎないのです。




それでも自分に正直にならないと天職は見つからない




でも、今になって考えると、本当によくわかります。


「自分自身にウソをついてて、やりたいことなんて見つかるはずがない」。

「努力が必要のないやりたいことなんて、この世に存在するはずがない」。

「リスクが全くないやりたいことなんて、この世に存在するはずがない」。



そんなこと、本当は僕だってわかっていた。

いつかは正直になって、自分の弱さと向き合わなきゃいけない。

たとえ痛みをともなったとしても、自分のウソを認めなきゃいけない。



だって、このままだと同じ失敗の繰り返し。

それは今まで何度も転職してきた僕自身が、一番よくわかっている。



歯医者に行くのが嫌だからって、何年も放っておいたらどんどん悪化する。

気がついたときには、たくさん歯を抜くことになってしまう。



当時の僕の働く人生は、それと同じような状況でした。

「このままの働き方では、僕の人生ダメになってしまう…!」



そう追い詰められてやっと、僕は自分のウソを認めました。




もし、この世に神様がいたとして…。


努力やリスクを引き受けない人に、天職など与えるわけがない。

自分自身の気持ちに嘘をつく人に、天職など与えるわけがない。



だからほんの少し、自分に正直になってみませんか?


自分自身にウソをついていないか、自分の心に確認をしてみる。

それは天職を見つけるために、とても重要なポイントですよ。




★天職を見つける質問心理学 その4

「自分自身にウソをついていませんか?」


天職を見つける質問 その5へ

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