天職・やりたいこと探しのSTEP5・ミラクルクエスチョン
天職・やりたいこと探しのSTEP5・ミラクルクエスチョン
「中越さん、やりたいことって、
どうやってを見つけたらいいの?」
仕事柄、よくこの質問をされます。
そのときよくお話しするのが、
心理学で「ミラクルクエスチョン」、
と呼ばれるものです。
僕はカウンセリングの中で、
ミラクルクエスチョンを応用したものを、
使うことがあります。
今回はそれを紹介しようと思います。
とっても簡単なので、
ぜひ一緒にやってみてくださいね。
というわけで今回は、
「ミラクルクエスチョン」について、
お話しようと思います。
□もしも神様が現われたなら…?
・ミラクルクエスチョン
「もし今晩、
枕元に神様が現われて、
あなたがどんな仕事に挑戦したとしても、
必ず成功する才能と運命を与えてくれたなら、
あなたはどんな仕事に就きますか?」
どうでしょう?
ちゃんと考えていただけました?
この質問をしたとき、
たいていの方はこう答えられます。
「ああ、もし本当に必ず成功するなら、
私は雑貨屋さんになってみたいですね。
好きな雑貨に囲まれて仕事ができるなんて、
最高の職場環境じゃないですか。」
「そうですね…。
個人で塾を開いてみたいですね。
それも単なる受験勉強じゃなく、
勉強の面白さを子供に伝えられるなら、
きっとすごく満足できる仕事ですね。」
「僕は学生の頃から、
起業したいと思ってたんです。
もし何をやっても成功するのなら、
ベビーシッターのビジネスなんて、
これからの時代面白いと思うんです。」
もし何をやっても成功するのであれば、
たいていの人はやってみたいことが、
一つくらいはあるあると思います。
でもね、中には悲しそうに困った顔で、
口をつぐんでしまう相談者もいます。
そんな時僕は、
「ああ、失敗した…。
もっと深い信頼関係ができてから、
この質問をすればよかったのに…。」、
心の中でこう反省します。
だって、ミラクルクエスチョンをされて、
何もいえなくなってしまう人の気持ち、
僕にもとてもよくわかるんです。
僕たちは大人になると、
自分の本当に好きでやってみたい仕事や、
やってみたい憧れの仕事を口にするのが、
とても恥ずかしくて勇気が必要になります。
だって、そんなことを言おうものなら、
「お前はいったい何を考えてるんだ?
そんなもので食べていけるわけないだろ!
ちょっとは自分の能力を考えて物を言え!」
こんな厳しい意見を言う人に、
そう言われて落ち込んでしまいます。
だから好きなこと、
やってみたいことがあったとしても、
怖くて口にできなくなってしまう。
実は僕自身、
カウンセリングの勉強をしているとき、
カウンセリングで食べていきたいことを、
とても恥ずかしくて人に言えませんでした。
「中越君ね…、
カウンセリング業界って特別才能があるか、
アメリカの大学で博士号でも取っていないと、
食べていくことが出来ない業界なのよ。
まして、やりたいこと探しのカウンセリング?
そんなもので食べていけるわけがないじゃない。」
実際、思い切って人に話したときも、
そんなふうに冷たい目で見られたことが、
一度や二度はありました。
そんなことがあって僕も、
カウンセラーになる自身を失ったことも、
人前でやりたいことをいえなかったことが、
やっぱりあったんです。
だからミラクルクエスチョンをされて、
何も言えなくなってしまう人の気持ち、
僕にもよくわかるんです。
失敗しないように、
賢くいろんなことを考えることは、
とても大切なことかもしれません。
でも、頭で物を考えてばかりいると、
自分の気持ちがわからなくなります。
ましてや失敗することを恐れて、
やりたいことから目をそらしていては、
好きなことがわからなくなって当然です。
ミラクルクエスチョンを失敗して、
相談者が困った顔で黙り込んだとき、
僕は相談者にこんなことをいいます。
「変な質問をしてごめんね。
もしも神様が必ず成功するだけの、
才能と運命を与えてくれたらなんて、
急にそう言われても答えられないよね。
せっかく勇気を出して相談に来てくれたのに、
ちょっと困らせてしまったかもしれないね。
困らせちゃって本当にごめんね…。」
本当に困らせたのだから、
しかたがありません。
僕が悪い。
素直に謝るしかありません。
そんな時、
「今日のカウンセリングは失敗だな…。」
と僕のほうが落ち込むときもあります。
でもね、そんなとき急に、
聴こえないくらい小さな声で、
こう話し始める相談者もいます。
「文章を書いてみたいです…。」
「え…?文章を書いてみたいの?」
失敗したと思ってただけに、
僕もびっくりしてしまいます。
相談者は、
悲しそうな声で続けます。
「子供のときから、
文章を書く仕事をしたかったけど、
私なんかが文章を書くことで、
食べていけるわけがないから…。」
「ああ、そうか…。
本当は文章を書く仕事がしたかったけど、
私なんかにそんなことできるわけないと思って、
そう思ったら何も答えられなかったんだね…。」
さらに相談者は、
涙声になって続けます。
「だって…。
最近はほとんど本も読んでないし、
私、そんな仕事する自信ないから…。」
「そうか、自信がなかったんだね。
だから悲しくなっちゃたのかな…?
変な質問をしてごめんね。」
最後は鼻をすすりながら、
こんなことを言われます。
「本当は…、
それでもやっぱり、
書たらいいなと思う…。」
「うん、本当はやっぱり、
いまでも書いてみたいんだね。
がんばって素直に話してくれて、
本当にありがとうね。」
やってみたい気持ちが強いほど、
そして不安な気持ちが強いほど、
なかなか素直に話せなくなります。
でも、相談者と信頼関係ができると、
恥ずかしさや怖いという気持ちが無くなり、
好きなことや夢を語ってくれます。
カウンセリングは結局のところ、
「相談者がどんなことを言ったとしても、
絶対に批判されないと感じられる関係、
そんな安心できる信頼関係を作れるか?」
そこにすべてがかかっていると思います。
カウンセラーが失敗を素直に謝る。
それが安心できる、
強い信頼関係を作ることも、
時にはあったりするんです。
カウンセリングの場を、
「何を言っても絶対に批判されない、
ここは絶対に安全な場所だ。」
相談者が本当にそう感じたとき、
やっと本音で話し始めてくれます。
カウンセラーは、
相談者の気持ちを絶対に批判せず、
認めてあげることが仕事。
そしてやりたいことを見つけるのに、
最も大切なこともそれと同じ。
自分のやってみたいという感情を、
まずは認めてあげることから始まる。
自分自身の好きという感情を、
「そんなことできるわけがない!」、
と思った瞬間に、
やりたいことがわからなくなる。
自分の気持ちを認められない。
せっかくの好きという気持ちも、
心の奥底に封印です。
だから、どんなに自信がなくっても、
どんなに無謀で恥ずかしい夢物語でも、
やりたいことなんて、それでいいんです。
自分自身の好きという素直な感情、
やってみたいという純粋な気持ち、
そんな気持ちを決して批判することなく、
その気持ちの存在を認めてあげてください。
さて、
あなたに一つだけ、
聞きたいことがあります。
「もし今晩、
枕元に神様が現われて、
あなたがどんな仕事に挑戦したとしても、
必ず成功する才能と運命を与えてくれたら、
あなたどんな仕事に就きますか?」
自分自身の素直な気持ち、
大切にしてあげてくださいね。
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今回のポイント
★もしどんな仕事でも成功するのなら?
★無謀で恥ずかしい夢物語でいいんです!
★天職・やりたいこと探しのSTEP11は、
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