天職を見つける5日間質問講座 2日目

天職を見つける5日間質問講座 2日目

・ミラクルクエスチョン


こんにちは。

公認心理師の中越です。



天職を見つけるための質問。

2日目はこちらです。




「もし今晩、枕元に神様が現われたとします。

そして、あなたがどんな仕事に就いたとしても、必ず成功すると約束してくれます。

そうしたら、あなたはどんな職業を選びますか?」


ほんの少し時間をとって、ゆっくりと考えてみてくださいね。




・・・・・。


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さて、どうでしょう?ゆっくりと考えていただけましたか?



考えていない人は、ちゃんと考えてから次を読んでくださいね。

もう一度いきますよ。



「もし今晩、枕元に神様が現われたとします。

そして、あなたがどんな仕事に就いたとしても、必ず成功すると約束してくれます。

そうしたら、あなたはどんな職業を選びますか?」



・・・・・。


・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・。




さて、どうでしょう?



きっとほとんどの人が、昔から憧れていた職業や、一度はやってみたいと思っていた職業を、心の中に思い浮かべたのではないでしょうか?


そしてそれらの仕事は、きっとあなたにとっては、なかなか就くのが難しい職業なのでしょう。

だって簡単に就くことができる職業なら、神様の力を借りなくても、いますぐ転職すればいいだけのことですからね。


人間はどんな人でも、夢や目標にチャレンジするときは、どうしても腰が重い物です。


「もっと充実した働き方をしたい。天職といえるようなやりたいことを仕事にしたい」。

そう思う一方で、大変な困難は避けて通りたいと思うのも人間の素直な心の一面です。


だからついつい、就くのが簡単な仕事ばかりに目を向け、就くのが難しい仕事は無意識の奥底へと、封印してしまいます。


天職を見つけて、やりたいことを仕事にする。

そこには夢を追いかけるという要素が必ずあります。


そして、夢を叶えるためには、たくさんの越えるべき壁がある。

それは当然のことです。


そして、たくさんの壁を乗り越えるためには、たくさんの努力も必要になります。


でも、努力をするのは誰だって苦手。

しんどい努力をするくらいなら、夢なんてなくったってかまわない。

だからとりあえず、夢は無意識の中に封印して、しっかりと閉じ込めてしまう。



ある意味、人間はそうやって自分の心を守っているのかもしれません。

だって、しんどいからって夢から逃げる自分を毎日のように直視していては、心が持ちませんから。

そうやって自分をごまかすのも、決して悪いことではなく、人間の防衛本能なのでしょう。


ところが、それがあまりに長く続いてしまうと、これまた問題が起きます。

なんと、再び夢を持ちたいと思ったとき、自分がどんな夢を閉じ込めたのか、すっかり思い出せなくなってしまうのです。



このミラクルクエスチョン。

「もし神様が成功を約束してくれたら…」という質問。

これは、あなたがどんな夢を心の奥に閉じ込めたのか、ほんの少し思い出させてくれたのではないでしょうか?



こんなことを言うと、

「夢なんてしょせん実現不可能。

好きなことを仕事にできる人なんて、ほとんどない。

それに神様なんているわけがないんだよ…」。

そういわれるかもしれません。


たしかに、神様がいるのかどうか。

それは僕にもわかりません。


でも僕たちの夢は、本当に神様の力を借りなければ、実現不可能なのでしょうか?


「仕事帰りに一息つけて、気軽にみんなで集まれる居酒屋を作りたい」

「勉強だけでなく人間性も育てられる、個人経営の塾をやってみたい」

「自分はホワイトカラーよりも、手先を使う職人の仕事が合うと思う」


 それらは本当に、神様の力がなければ実現不可能なことですか?

ミラクルクエスチョンには続きがあります。



「では神様が、あなたが選んだ仕事で成功を約束してくれたとします。

そうしたらあなたは、そのために今日から、どんな行動をとりますか?」


こう質問するとほとんどの人が、具体的なやるべきことを思い浮かべます。


「そうだな~。実際居酒屋を開くって、どんな準備がいるのか調べます。

いや、まずは自分が行きつけの店の店長に聞いてみると思います。

それになんだかんだいって、ちょっとはどこかの店で修行も必要ですよね」


「学生時代、個人塾で塾のバイトをやってたんです。

その時、やっぱり勉強ができても問題のある生徒もいて、親御さんに結構相談されてたんです。

どこに相談したらいいかわらなかったって。

だから、まずは勉強以外の教育について学んでみようかな」


「職人の体験講座ってよくあるじゃないですか。

まずはそれにいってみないとはじまらないですよね。

でもまずは、習い事からでいいから物づくりを始めてみようかな。

そこで知り合った人にいろいろ聞けば、もっと具体的にわかるかもしれないし」



もし神様に成功を約束されたら、夢を叶えるための具体的な行動を思い浮かべることができます。


そして、そこで少し考えて欲しいのです。


あなたが思い浮かべた行動を全て行えば、本当に成功する可能性は、十分にあるのではないでしょうか?


あなたがやらなきゃいけないと思うことを全てやれば、夢が叶う可能性も十分にあるはず。



そしてその具体的な行動をするのに、本当に神様の力が必要なのでしょうか?


それらは誰にでも出来る、小さなことの積み重ねです。



転職を仕事にする。

やりたいことを仕事にする。

それを考えると、とてつもない量の努力が必要な気がします。


だから、とても自分には出来ないようなことに思えてくる。

それこそ神様の力でも借りなければ、とてもできない気がしてしまう。


でも、乗り越えるべき壁を、すべて一気にやらなきゃいけないわけではありません。


毎日ほんの少しずつ、積み重ねていけばいいんです。


僕たちがやるべき努力は、毎日ほんの少しずつでいいんです。

ほんの少しずつでいいならば、神様の力を借りなくても、僕たちにもできる。


実際に日々やるべきことは、小さな小さなことの積み重ね。

それは神の奇跡を借りなくても十分にできることばかり。


だから、今日の自分がやるべき小さなことに目を向けてみてください。


「1日5分だけ本を読む」

「1日5分調べ物をする」

「1日5分紙に書き出す」



もしあなたが今日、ほんの少し行動を起こしたら。

天職を手に入れるための道に、一歩踏み出しているのでしょう。


さて、そのことを踏まえてもう一度質問します。




「もし今晩、枕元に神様が現われたとします。

そして、あなたがどんな仕事に就いたとしても、必ず成功すると約束してくれます。

そうしたら、あなたはどんな職業を選びますか?」




ゆっくりと時間を取って、考えてみてくださいね。

積み重ねていけば、十分に成功する可能性はあるんですよ。


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