天職を見つける3つの逆転の発想

天職を見つける3つの逆転の発想




目次

天職を見つける逆転の発想 その3



2つめの考え方では、


「好きなことは、

 自分では選べない。


 それは人生から、

 与えられている物である」


というお話をしました。



次の3つめの考え方は、

天職とお金について、

考えていきます。



僕たちは普段、

なかなかお金について、

考えることがありません。



きっとこの考え方も、

天職を見つけるために、

大きなヒントになるはず。


これが最後。


ぜひゆっくりと、

焦らず読んでくださいね。






天職を見つけるためのお金の考え方



やりがいを持って働くために、

天職を見つけて仕事にしたい。

やりたいことを仕事にしたい。


やりがいある仕事の方が、

人生だって充実するはず。

誰だってそう思って当然。



とはいえ、

やりがいだけでいいとは、

簡単に割り切れない。



やっぱりお金も大事。



好きでやりがいがありそうでも、

収入が不安で一歩踏み出せない。



ほとんどの人が、

そう思って悩んで当然。



だからこそ、

天職とお金の関係を考えるのは、

とても大事なことです。



ここに、

自分なりの方針がないと、

迷い続けてしまいます。



でも、

天職とお金の関係なんて、

どう考えたらいいかわからない。



そもそも僕たちは、

天職やお金の考え方すら、

知らないのです。



その天職とお金について、

大きなヒントになる考え方を、

2つ紹介したいと思います。



それは今まで紹介してきた、

精神科医フランクルの考え方。



そして、神学者である、

ラインホルド・ニーバーの

考え方です。





意味ある仕事だと思えるからがんばれる




まずは一つめ、

フランクルの考え方から。



フランクルは、

生きる意味を持つ人ほど、

強靱な精神を持つと考えました。




そして、

生きる意味の見つけ方につて、

こんな考え方をしました。



「人間が人生に、

 意味を求めても答えは出ない。



 人間の方こそ人生から、

 意味を問われているのだから」


そんな考え方を作り上げました。



働くこともそれと同じです。



自分にとって、

働く意味があるから、

僕たちはがんばって働ける。



「こんな仕事、

 意味あるのかな…」。


そう思っていたら、

がんばれなくて当然ですよね。




フランクルはあくまで精神科医。



だから、

神様という言葉は、

使いませんでした。



ただ、

その考えの背景には、

明らかに彼の宗教観があります。




精神科医として、

「神様」という言葉を使うのは、

不適切かもしれない。



そう思ったからこそ、

「人生」という言葉に、

置き換えたのでしょう。



僕もカウンセラーとして、

あまり神様という言葉は、

使いたくありません。



カウンセラーの宗教的な発言は、

誤解や偏見を招くかもしれない。



ただ、それでも、

無理に神という言葉を避けると、

伝えたいことが伝わらない。



そもそも天職という言葉には、

「天から与えられた仕事」、

という意味があります。



無理をして

神様という言葉を避けては、

不自然になってしまいます。



だからここでは思い切って、

神様という言葉を使って、

伝えたいと思います。



とはいえ、もちろん、

どこか特定の宗教を勧めたり、

そういうことはありません。



そのあたりは安心して、

読んでもらって大丈夫です(笑)





天職の報酬として納得いくものはなにか




さて、

そこでみなさんに、

一つ質問です。



天職とお金の関係について、

考えるための質問です。




「もし、

 この世に神様がいたとして、

 僕たちに天職を与えたとする。



 では、僕たちが、

 天職を果たす代わりに、

 神様はどのような報酬を、

 与えてくれるでしょう?」



少し想像してみましょう。




「お前が天職を果たすなら、

 いくらでもお金と名誉を、

 与えようじゃないか」



もし神様が、

こんな答えをしたら…?



そんな神様はなんだか、

うさんくさい神様な気がする。



神様が、

そんなことをいうなんて、

僕にはどうしても想像できない。



それは多くの昔話で、

神様のふりをした悪魔の言葉。



多くの伝統的宗教で、

神様はお金や名誉でなく、

まず僕たちに試練を与えます。



しかも、どんな昔話の英雄も、

なんの成功の保証もないまま、

試練が与えられます。



桃太郎だって、

鬼に必ず勝てる保証など、

どこにもなかったはずです。



実在する人物だって同じです。



キング牧師やマザーテレサも、

自分が偉人になる保証など、

どこにもなかったはず。



むしろたくさんの批判の中、

不安でいっぱいの中で、

動き出したはず。



それは聖人に限ることでなく、

現代の起業家たちも同じです。



「自分でお店を開きたい?

 そんなことやめておけって…。


 忍耐が足りないんじゃない?


 しんどくっても、

 今の仕事で満足しろよ…」



そう批判をされながら、

起業や開業へ動き出します。


それは必ず、

不安を抱きながらの一歩です。



僕自身も、

成功の保証など一つもなく、

不安でいっぱいでした。



「カウンセラーなんて、

 食べていけないわよ。


 今の会社で、

 正社員になれるんでしょ?

 それでいいじゃないの…」



そんな言葉を受けながら、

不安でいっぱいで動き出す。

それが最初の試練でした。




でも、その試練を受け入れ、

立ち向かう決意をし、

震えながら一歩踏み出した時。



その瞬間に、

その人の人生は、

もうすでに充実しています。



その顔には張りがあり、

目は意志を感じさせ、

心は熱量に満ちています。



一歩踏み出した瞬間から、

顔つきが変わってきます。



それは、勇気があるから、

一歩踏み出したのではなく、

むしろその逆なのです。



逆に、

一歩踏み出したからこそ、

意志や熱量がわいてきたのです。



そして、

そのときその瞬間。


その人にとって、

もうお金や名誉など、

どうでもよくなっています。



充実感や熱量から、

もうお金や名誉などが、

どうでもよくなる。



自分が正しいと思う道へ、

着実に自分の意思の力で、

小さくとも動いている。



そういうときは本当に、

お金や名誉や不安感から、

解放されて集中している。



それは一瞬かもしれないけど、

そういう瞬間が確かにあります。



どうなるかわからない。

もちろん心の中は、

まだまだ不安でいっぱい。



でも、

自分が正しいと思うことへ、

一歩踏み出すことができた。



そういう行動は、

自分自身の誇りを築きます。

生きてきた道に誇りを感じます。



そういう人は死の直前、

自分の人生を振り返ったとき、



「ああ…、

 苦労することも多かったけど、

 いい人生だった」



必ずそう思うことができる。



それは、

本当に深い深い感情です。



幸せという言葉では、

あまりに足りないほど、

深い善の感情です。



もし、

この世に神様がいたとして。



天職を果たす報酬として、

なにか与えてくれるなら?



それは、

決してお金や名誉ではなく、

そんな深い善の感情だと思う。



それが僕なりの答えです。





熱意を持って働くとお金につながりやすい




そして、

そんな感情を味わう人は、

生きる意味も得ているはず。



そう考えると、

フランクルの考えにも、

やはり通じているはず。



子供のころ、

いじめられていた人が、

パワハラを受けてる同僚に、

飲みに行こうと声をかけた。




それがきっかけで、

パワハラ対策のNPOで、

働くことになった。



そこには働く意味があり、

深い感情があるはず。



絵や音楽が好きな人も、

真剣にそれに取り組むとき、

深い感情があるはず。



天職の報酬として、

神様が僕たちにくれるものは、

そんな深い感情でしょう。



そこには必ず充実感があり、

そこに充実感があるゆえに、

熱心に打ち込むことができる。



その結果として、

いい仕事ができるから、

お金がついてきやすくなる。



天職とお金の関係は、

それくらいに考えた方がいい。



「天職さえ見つかれば、

 お金の不安も消えるはず」


「やりたいことを仕事にしたら、

 必ず成功できるはず」


「好きなことなら、

 勝手に体が動き出すはず」



そういう方向性で考えると、

あまりうまくいきません。



だって、

そう考えてしまうと、


「成功する保証がないなら、

 これは天職ではないんだ…」


「勝手に体が動かないなら、

 本当に好きなことじゃない…」


「お金の不安があるのなら、

 天職と自信を持てない…」


またこの考えの罠にはまり、

一歩も動けなくなります。



あくまで、


「充実感があるから、

 自然といい仕事をした。

 その結果、お金になった」


その関係性が大事です。



この関係性が逆になると、

僕たちはお金の不安から、

動けなくなるのです。





天職に就く人も必ず最初は不安




どんな天職に就いた人も、

最初は不安を抱えたまま、

一歩踏み出していく。



よく考えてみれば、

それが当然なのです。



だって、

もし神様がいたら、

まず試練を与えるのが、

普通なのですから。



もちろん、

収入を得ることは大事。



僕たちは、

生身の人間ですから、

生活費が必要。



「好きなことができれば、

 お金なんて必要ないよ」。



そんなに無理して、

清貧に生きる必要はない。



僕たちは、

聖人でも昔話の英雄でもない。



だから、


「どうやったら好きなことで、

 どこかの誰かの役に立ち、

 お金につなげられるのか…?」


しっかりとそこを、

考えればいいのです。



そういう思考は決して、

お金に走ってるわけでは、

ありません。



いたって正常な、

現代人の思考です。



それらを考え調べることも、

僕たちが天職に就くための、

最初の一歩なのです。



好きなことで稼ぐ方法を、

しっかり調べ、考え、実践する。



それはとても勇気ある、

深い善の感情につながる、

とても大切な行動です。



好きなことが人の役に立ち、

さらにそれでお金をもらえる。



そのお金で、

慎ましくとも生活できる。



それはとても幸福なお金で、

とても深い感情に包まれた、

日々の生活になるでしょう。




だから、

好きなことがお金になるよう、

しっかり考えるべき。



そのために、

いろいろ調べて作戦を練る。

それは健全な努力なんですよ。





やりたいことがお金になるため、いま何をすべきか考える




僕たちが人間として、

社会で生きていく中で、

お金はやっぱり必要。



「自分自身の、

 この人生に与えられた、

 好きなことを受け入れる。



 その好きなことで、

 人の役に立ちたいと思う。
 

 その好きなことで、

 誰かに喜んでもらいたい。


 その結果として、

 いくらかのお金をもらい、

 生活していく。



 そんな人生なら、

 慎ましい生活でも、

 人生に満足できる。



 さて、

 それを実現するために、

 今の自分に何ができるだろう?」



それを調べて考え、

実際に手と足を動かしはじめた、

まさにその瞬間。



その顔には張りがでて、

目には意志が灯り、

心は熱量に満ちてくる。



そんな顔をしている瞬間を、

幸福と呼ぶのかもしれません。



だとしたら、その瞬間。



その活動はもうすでに、

天職と呼べるかもしれない。



いや、

成功やお金に関係なく、

そういう活動をのものを、

天職と呼ぶのでしょう。



そして、

逆説的な話になるけれども、


「結果なんて、

 どうなるかわからない。


 いや、

 成功するかどうかなんて、

 どうでもいい。


 でも、

 自分が好きなことを、

 自分が正しいと思う方法で、

 納得いくまでやろう。



 僕たち人間には、

 それしかできないのだから」



そう思って、

実際に行動に移したとき、

人間は心の底から打ち込める。



すると、

信念のある良い仕事を、

することができる。



そしてそういう仕事は、

たとえ細々とでも、

長く続けられるでしょう。



その結果として、

お金がついてくる可能性も、

高まるでしょう。



おそらく、

過去の多くの偉人達も、

そうだったはずです。



天職だからって、

お金や成功なんて、

保証されるわけではない。



そもそも今の時代、

保証なんてどこにもない。



いや、時代すら関係なく、

人生に保証などあるはずない。



どんな大企業に勤めようと、

安定や保証なんてものは、

誰も約束してくれない。



だったら、

やりたいことを仕事にしよう。



本当に好きなことを、

仕事にするために挑戦しよう。



天職と思える仕事をして、

充実感を持ち熱心に取り組む。



その結果として、

いい仕事をする可能性が、

高まってくる。



その結果として、

お金につながる可能性が、

高まってくる。



そんな生き方や働き方が、

天職とお金についての、

健全な考え方でしょう。





ニーバーの祈りから天職を考えてみる



さて、もうひとつ。



別の視点から天職について、

考えてみたいと思います。



天職という言葉には、

文字通り神から与えられた仕事、

という意味があります。



そして神学者、

ラインホルド・ニーバーは、

こんな祈りの詩を残しています。



「神よ 


 変えられないものを

 受け入れる心の静けさと


 変えられるものを

 変える勇気と


 その両者を見分ける

 英知をお与えください」



僕たち人間は、

自分にどんな人生が与えられ、

どんなことを好きになるのか?



自分自身で選ぶことはできず、

静かに受け入れるしかありません。



でも、

その人生の中で何をするかは、

自分自身の勇気の問題です。




自分にとって、

意味あると思える活動や、

好きなことで食べていけるよう、

自分で考えて行動する。



そうやって、

勇気を出して行動すること自体、

人生に充実感を生み出します。



自分の好きなことを、

静かに受け入れることと、

勇気を持って行動すること。



そのどちらもが、

天職を見つけるためには、

大切なことです。


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