こんにちは。
カウンセラーの中越です。
人間は働いていれば誰だって、その職場で役に立つ良い人材になりたいです。
同じ職場の人が困っていたら助けてあげたいと思います。
困っている上司に相談をされたら、力になりたいと思います。
それって別にいい人ぶっているわけでなく、大抵の人間はそう思います。
「他人の迷惑なんて関係ねえ!他人が困っていようがどうでもいいぜ!」。
それではどんな職場に行っても、適応できないでしょう。
職場で人の役に立ちたい。
困っている人がいれば力になりたい。
そう思うのは、ある意味、自然なこと。
でも、そういう気持ちが強すぎるのも困りもの。
そういう人は、つい職場の都合に合わせて休みを取り、自分の都合は後回し。
退職をしたいと思っても、職場にとって都合の良い時期に辞めようとする。
そうすると自分は疲弊しきっているのに、いつまでたっても辞められなくなる。
そして疲弊がどんどんと溜まっていき、心身の不調に陥ってしまう。
日々、働く人のカウンセリングをしていると、本当にそういうケースが多いです。
やさしく共感力のある人ほど、そうなりがち。
上司や同僚、職場のことを考えて、過酷な仕事も引き受ける。
困っているお客さんを見かけたら、どうにかしてあげたくなる。
それは本来、社会性のある良い人材です。
まわりのことを考えて働くことができる、良い人材です。
僕もどうせ働くのであれば、そういう人と働きたい。
そういう人だけでできている職場があれば、それは天国でしょう。
でも、残念なことに、そういう人を都合良く扱う上司や職場が多いです。
やさしく、穏やかで、自分より他人を優先する人だから、嫌な仕事を押しつけられてしまう。
そのうちあまりにも仕事がつらくなってしまい、辞めたいといっても辞めさせてもらえない。
そして心身の不調におちいり、辞めざるを得なくなってしまう。
でも、そうやって辞めたところで、会社は何もしてくれないのです。
上司やまわりの人は、おそらくは無意識的にだろうけれど、そういう良い人材を「都合の良い人材」として使い捨ててしまう。
とても残念ではあるけれど、実際のカウンセリングでそういうケースは、とても多いのです。
それで一生の生活が保証してくれるのであれば、まだ我慢を飲み込めるかもしれません。
でも、今の時代、一生の生活を保証してくれる会社など、まずありません。
もはや日本の大企業どころか、ツイッターやFacebook(メタ社)すらリストラする時代。
一生の生活を保証してくれる会社なんて、ありえないのです。
そして、もし一生の生活が保証されたとしても。
何年も何十年も、ただ上司や会社に「都合の良い人材」として扱われて生きていくことが、幸せだといえるでしょうか。
僕たちが老いて死ぬときに人生を振り返って、「いい人生だった!」と胸をはっていえるでしょうか?
おそらく、誰一人としてそれをいい人生とは思えないでしょう。
僕たちは良い人材にはなった方がいいけれど、都合の良い人材にはなってはいけないのです。
そして、そういう職場や上司から自分を守れるのは、自分自身しかいません。
良い人材であったとしても、都合の良い人材には決してなってはいけないのです。
こんなことを偉そうに書いているけれど、僕自身、あまり偉そうなことはいえません。
僕は数ヶ月前に、なぜだか突然、イメチェンをしたくなって、髪の毛の色を思いっきり明るい色に変えました。
まわりからは「金髪だ、金髪だ」といわれます。
(正確にはミルクティー色です。美容師さんと相談して決めました)
髪色を変えた理由はいろいろあるけれど、いまになって振り返ると、自分自身を変えたかったのだと思います。
僕自身は仕事は自営業なので、仕事でまわりに振り回されることはほとんどありません。
でも、日常のいろいろなところで、ついいい人をやってしまう自分がいたのです。
それは別にいい人を演じていたわけではないし、本当にまわりのことを考えてやっていたことです。
そのときは自然と無理なく、まわりの要求に応えることができていたのです。
それで僕もまわりも幸せだったのです。
ただ、「いいよ~!僕にまかせておいて!」。
そんなことをいつもいってると、まわりが僕には余裕があると思って当然。
そうすると、もっと期待や要求が増えていってしまいます。
それは相手が悪いのではなく、僕の行動がそうさせていたのです。
そして、僕自身も気づかないうちに疲労困憊してしまい、あるときプツンと糸が切れてしまいました。
(自分の疲れに自分自身で気づけないところは、僕の欠点の一つです)
まわりの人はなんの悪気もないけれど、気づいたら僕は都合の良い人材になっていたのです。
そういう自分を変えようと思ったけれど、長く続いた習慣はなかなか変えられません。
だから、見た目から変えようと思ったのです。
おそらく今の僕の髪色だと、誰も僕が都合良く動いてくれる人間だとは思わないでしょう。
そしてなにより、自分自身で鏡を見る度に、
「いい人をやるのはもう辞めたんだ。
43歳にもなってこんな髪色をして、ちょっといい加減ではっちゃけてるのが今の僕なんだ」
と思い返すことにしたのです。
髪色を思いっきり明るくしたのは、都合の良い人辞めますということを、自分自身に対して宣言したかったのだと思います。
ただ、カウンセラーはファッションが個性的すぎない方がいいというのが僕の持論だったので、長い間、短髪の黒髪にこだわっていました。
いわゆる普通のいい人に見える髪型にしていたのです。
だから、かなり勇気がいりました。
(なにしろ43歳まで髪を染めたことがなかったのです。白髪染め以外!)
でも、やって良かったと思います。
それだけで心の奥底から自分の性格や問題点を解決できたわけではありません。
今でもまわりに対してつい「いい顔」をしてしまう自分がいるのです。
ただ、鏡を見る度に、
「こんなやつが、そんなにきちっとまじめに生きる必要ないよな~。
ちょっといい加減な奴くらいで、僕にはちょうどええんやろな~」
そう思えるのです。
だから、僕も決して偉そうにいえなくて、良かれと思ってやっているうちに「都合の良い人材」になっていることが、結構あるのです。
でも、だからこそみなさんに伝えたい。
「良い人材になりたくて当たり前。
でも、決して都合の良い人材になってはいけない」。
それで心身の不調になったり人生を無駄にすることになっても、会社は何もしてくれないのですからね。
もしこれを読んで自分に思い当たるところがあるのなら。
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■ 編集後記
ダイエット企画 31週目
スタート70キロ。
で、今日の朝、61,5キロ!
何にも変化がありません。
というかもう痩せなくてもいいような気がしてきました。
ちょっと運動不足なので、久しぶりにスクワットをしようかな~。
あとなんとなく頬がたるんできたというか、年齢でしょうか?
うん、年齢ですね。43歳ですから。
ニパニパ運動って本当に効果あるのかな~。
ダイエットを止めて、スクワットとニパニパ運動記録にしようかな。