こんにちは。
カウンセラーの中越です。
「天職を見つけて、
成功者になってやる!」
そういう相談者さん、
ときどきおられます。
相談者さん以外に、
同じ独立・自営業の人にも、
そういう人は多いです。
でも、不思議なことに、
成功を求める人ほど、
成功者になってません。
それどころか、
成功にこだわる人ほど、
何も行動しない人が多い。
10年以上、自営業をして、
またカウンセリングをして、
これは間違いない傾向です。
なぜ成功を求める人ほど、
成功者になれないのか?
成功にこだわると、
なぜ行動できなくなるのか?
今回はそれについて、
お話ししたいと思います。
というわけで今回は、
天職は成功を求めない方が見つかる
スタートします!!
みんな成功したくて当然
人間の欲求の中で、
承認欲求が一番強いと、
心理学では考えます。
「人から認められたい」
「成功者になりたい」
「すごいといわれたい」
多かれ少なかれ、
誰もがそういう気持ちを、
心のどこかに持ってます。
でも、
これが人生の難しいところ。
成功したい気持ちが強いほど、
失敗が怖くなってしまう。
というのも、
「成功した人はすごい人」
という考え方は、
「失敗した人はかっこ悪い」
という考えと表裏一体。
そして、
そういう他人を見る価値観は、
必ず自分自身にも向けられる。
「成功したら自分だって、
立派な人間と認められる…!」
そう思っている人は、
「もし自分が失敗したら、
ダメな人間と思われる…!」
と思うことになります。
別に誰かから、
直接、いわれなくても、
勝手に自分自身で、
「やりたいことに挑戦して、
もし失敗してしまったら…。
そんなみっともない人生、
もう生きていけないかも…」
と思ってしまうのです。
こうなるともう膠着状態。
身動きが取れなくなります。
これが一番辛い状況で、
実際のカウンセリングでも、
とてもよくあるケースです。
まさに成功と失敗は、
表裏一体です。
成功を求める人ほど、
失敗が怖くなります。
僕も失敗が怖くて動けなかった
実は僕自身も、
カウンセラーになるため、
派遣社員で勉強してるとき、
「カウンセラーに、
挑戦するからには、
成功しなければ…!」
と強く思っていました。
「いい歳した派遣社員が、
今からカウンセラーに?
夢見てんじゃねーよ…」
もしかしたら周りの人から、
そう思われているのでは?
そう不安になるとより一層、
「挑戦するからには、
絶対に成功しなければ!」
となってしまいました。
でも、成功しなければと、
追い込めば追い込むほど、
挑戦するのが怖くなる。
「本当に成功するの?」
「絶対といいきれる?」
「もし失敗したら…?」
それが頭をよぎると、
もう怖くて動けなくなり、
なにも挑戦できなくなる。
僕はとても怖くて、
なにも行動できないまま、
時間だけが過ぎました。
それでも天職には挑戦が必要
でも、天職を見つけ、
働き方を変えるには、
必ず挑戦が必要です。
なにも挑戦せずに、
働き方を変えるなんて、
ありえるわけがない。
なにも挑戦もせず、
現状維持で天職なんて、
ありえるわけがない。
だからまずは、
できるだけ不安を少なくし、
挑戦できる心の態勢を作ること。
そのためには、
成功や失敗という価値観から、
離れる必要があります。
よくよく考えてみると、
成功するも失敗するも、
人生なんて紙一重です。
もちろん努力は大事だし、
能力の差もあって当然。
でも努力や能力だけで、
成功や失敗が決まるほど、
世の中は単純じゃない。
有名経営者もホームレスも、
ほんの小さな人生の選択で、
結果が変わったに過ぎない。
何が成功につながり、
何が失敗の原因になるか?
それはもはや、
神様の領域の話です。
どれだけ才能があり、
どれだけ努力しようと、
失敗する人もいる。
たいして才能もなく、
たいして努力もせずに、
なぜか成功する人もいる。
だから、人の人生に、
成功だとか失敗だとか、
誰にも言えたものじゃない。
成功しても偉くないが、失敗してもダメ人間でない
そこまで考えると、
成功しようが失敗しようが、
人間の価値は同じです。
心の底から、
そう思えるようになると、
失敗することが怖くない。
「成功したからといって、
偉そうにもしないけれど、
失敗しても落ち込まない」
そういう安定した精神を、
身につけることができます。
実践的な哲学である、
ストア派哲学では、
そのような考え方をします。
そして、
「成功したからといって、
偉そうにもしないけれど、
失敗しても落ち込まない」
こういう人は、
失敗することを怖れません。
だから、
天職と思えることに、
挑戦することができる。
そして挑戦し続ければ、
いつか結果がついてきます。
当たり前だけども、
その方がずっと天職に近づく。
つまり、
成功を求めない方が、
成功に近づいていく。
逆説的だけれども、
これも一つの真実です。
成功や失敗で、
人の人生は判断できない。
そもそも人の人生を、
他人が判断することなど、
最初から無意味なこと。
だから、
「成功したからといって、
偉そうにもしないけれど、
失敗しても落ち込まない」
これくらいの気持ちの方が、
天職が見つかるんですよ。
怖いことだけれども、
失敗を重ねながら、
天職に近づいていく。
それが一番、
近道になりますよ。
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■ 編集後記
インディーズCDや、
インディーズゲーム。
でも、
インディーズ出版って、
あまり聞きません。
商業出版ではできない、
とことんこだわった本を、
どうしても書きたい。
小規模だけれども、
本当に書きたいことを書く。
そんなわけで、
インディーズ出版に、
挑戦しようと思います。
もちろんこれからも、
商業出版もする予定で、
お話しもいただいてます。
でも、商業出版は、
利益を出さなきゃいけません。
それは当たり前で、
出版社が利益を出さないと、
読者は本を買えなくなる。
だから本を書くにも、
営業戦略が絡んできます。
でも僕はどうしても、
営業戦略なんて無視した、
こだわりの本を書きたい。
死ぬまでに一度でいいから、
タイトルも表紙も自分で決めて、
こだわりの本を出してみたい。
いや、今書いてる本は、
営業戦略が絡んでしまうと、
僕が納得できない本になる。
それで売れなくても、
僕は納得できます。
普通は自費出版や個人出版と、
いわれることが多いです。
でも、
インディーズ出版の方が、
ずっとカッコいい響き。
昨日の夜思いついた言葉で、
とても気に入っています。
多少、
こだわりを曲げれば、
十分、商業出版できる。
それなのに、
インディーズ出版するなんて、
自分でもバカだと思う。
下手をしたら、
赤字になるかもしれない。
でも、
僕が本を書き始めて、
もう10年になります。
もう7冊も本を書いて、
翻訳も3冊してもらいました。
10年本を書いてきて、
一度くらいバカな挑戦を、
やってもいいと思うのです。
アマゾンのPODなら、
そんなに赤字にならないはず。
と信じてします(笑)
インディーズ本の完成、
いまから楽しみです。
ちなみに、
天職関係の本ではないです。