こんにちは。
公認心理師の中越です。
ここ数年、圧倒的に増えている相談内容。
「そりゃ、そうだろうな~」と思う内容のものなのですが、数年前はほぼゼロといっていい相談内容です。
その相談内容とは、「在宅ワークで働ける仕事に転職したい」というもの。
そして、実際に在宅で働ける仕事に転職された方も、たくさんおられます。
ただ、「在宅ワークで働ける仕事に転職したい」とおっしゃるとき、多くの相談者さんが、「べ、別に、楽したいと思って在宅ワークを選ぶんじゃないからねっ!」とツンデレ少女のような雰囲気を漂わせます。
僕自身、カウンセラーとして独立開業して15~6年。ずっと在宅のようなものですから、在宅がどれだけ素晴らしいかよくわかっています。
だから、堂々と「在宅ワークがいい!」といってもらいたいと思っています。
コロナ前までは、「在宅でできる仕事なんて、自営業かよほど特殊な仕事だけ」という印象でした。
それが今では普通に会社員の方でも、「在宅メインの仕事」を探しておられます。
在宅で働ける仕事はそれだけ人気だし、そうなる理由も当然でしょう。
そもそもよく考えてみると、「今まで通勤していたことが異常」だったのかもしれません。
もちろん在宅にもメリット・デメリットはあるし、在宅ワークの仕事に転職したからこその悩みも聴くことがあります。
今まで働いていた職場が在宅ワークを取り入れた場合は、あまり問題を聴くことはありません。
でも、新しく転職する先が在宅ワークメインの場合は別。
「なかなか職場になじめない」
「わからないことがあってもどのタイミングで質問や相談をしたらいいのかわからない」
「ミスをしたときに精神的なフォローをしてもらいにくい」
そういう問題点があるようです。
ただ、それでも圧倒的にメリットの方が大きいです。
だって、満員電車に乗らなくていいのですから!
数年前まで都会に住む人の義務のようだった満員電車は、僕たちが想像していた以上に精神的な苦痛が大きかったはず
というのも、カルフーンという心理学者の有名な研究があるんです。
それは、自然界よりもずっと密度が高い環境で何世代もネズミを飼育するというもの。
簡単にいうと、狭い場所でたくさんのネズミを飼ったわけです。
それはネズミにとっても、すごくストレスなんですね。
この実験の話をはじめて聞いたとき、僕はなんだか満員電車によく似ていると思ってしまいました。
さて、その結果どうなったのか?
・攻撃的なネズミが出てきた
・メス、オスの区別ができずに性行動をするネズミが出てきた
・未成熟のメスを犯したがるオスの出現
・性行為そのものをしようとしないネズミが出てきた
・自分の子供を保育、保護できないメスが出てきた
・メスのガン発生率が高くなった
・妊娠する割合が減り、流産率が高くなった
・引きこもり状態のネズミが出てきた
そういう異常行動がネズミに出てきたのです。
生き物には「適正生息密度」というものがあって、狭い空間にあまりにたくさんの数が生息すると、それだけですごく強いストレスになるんです。
もちろん、これをそのまま人間社会に当てはめられるかというと、そういうわけではありません。
(LGBTは決して異常行動ではなく、一つの個性でしょう)
ただ、それでもずいぶんと人間社会のニュースとよく似ていると感じてしまいます。
クレーマーなどキレる人が増えたこと。育児放棄に虐待、引きこもりにセックスレス。
カルフーンの実験に出てくるネズミの行動と、よく似たニュースばかりです。
ストレスというのは、生き物に攻撃性を高めたり異常な行動を起こさせてしまいます。
そして、狭い空間にたくさんの人がいるというのは、ネズミの本能を壊してしまうくらい強いストレスなのです。
それを考えると、僕たちが当たり前のように満員電車に乗っていることは、それ自体があまりにも「異常な事態」なのでしょう。
僕は独立してもう15~6年。めったに満員電車に乗ることはありません。
でも、運悪く買い物帰りなどに満員電車に乗り合わせてしまうと、まるで船酔いをしたかのように気分が悪くなることがあります。
「昔はこれに毎日乗っていたのか…」と思うと、なんとも不思議なような、ちょっと怖い気持ちになります。
精神的にも肉体的にも健康な人間生活を送るために、満員電車は良くないのでしょう。
それを考えると、「在宅で働ける仕事がいい」というのはあまりにも当然な希望です。
なにも臆することなく「私、在宅で働きたいんです!」といえる世の中になるべきだと思います。
ちゃんとやるべき仕事をやり終えることができているなら、在宅ワークの方が人間のあるべき姿なのかなと僕は思います。
仕事の休憩時間にスーパーに行き、雨が降ったら洗濯物を取り入れる。
通勤時間がなくなった分を、家族と過ごしたり趣味の時間に充てることもできる。
新しい仕事にチャレンジするための勉強時間を確保することもできる。
それって仕事にとってもプライベートにとっても、非常に効率がいいのです。
そもそも狩猟採取生活も農耕生活も、もっと在宅ワークに近かったのではないでしょうか。
それを考えると「通勤」なんていう文化は、ここ数十~100年くらいの歴史しかないのかなと思います。
そこまで考えると、満員電車がいかに異常なことかよくわかる気がします。
在宅で働きたいのは、別に楽したいとかサボりたいからではなく、本当の意味で自然な人間の生き方、働き方なのではないでしょうか。
だから、堂々と胸を張って、「在宅ワークで働きたいんです!」。
それを希望していいのですよ。
それも立派な働き方の方向性ですからね。
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■ 編集後記
ダイエット企画 42週目
スタート70キロ。
で、今日の朝、60,8キロ。
あとちょっとで59キロ台。
学生時代の体重が58キロだったので、そこまで行ければな~と思ってます。
まあ、ここからが大変なんですけどね。
でも、社会人になってからでは、一番ダイエットできたかも!
やっぱり夜中にお腹がすいたら、豆腐を食べる。
それが一番効いてる気がします。