□「やる気を復活させる!」天職心理学

『やる気が出ない…』

『最近どうにもどうしても仕事をやる気にならない…』

これって簡単なようですごく大きい悩みです。

そしてきっと誰にでも一度はある悩みなのではないでしょうか?

ただ単に疲れているなんて一時的なことが原因ならいいのですが長期的に『やる気が出ない…』場合はちょっとそこには大きな問題が隠れているのかもしれません。

いったいなぜ人間はやる気を失ってしまうのか?

今日はこの謎の核心に迫りたいと思います。

しかもマンガから。

ということで今回は『働く意欲を復活させる!』天職心理学です。

 


■正義は強い!?

『働きマン』ってマンガしってますか?

おもしろいです。

まあ大人気なんで知っている人も多いかと思います。

僕も今まで気にはなってたものの読んでませんでした。

でもマンガ喫茶にいりびたりをするようなカウンセラーの僕としては読まないわけにはいきません。

というわけで今日は今日は『働きマン』一巻の話です。

このマンガの主人公、松方は雑誌の編集者なのですがある政治家の秘書からの内部告発で機密費流用の記事を書きます。

でもそのせいでその秘書は政治家に罪を着せられ窮地に立つことに。

そこで主人公は悩みます。

『自分のしたことは正しかったのか?』

『自分の仕事には意味があるのだろうか?』

秘書の名前を前面に出して記事を書いて秘書が罪を犯していないということを証明しようとしますが、編集長に出版社として情報提供者の名前を出すことはできないと却下されます。

松方は悩みます。

『記事を書く気になれない…。』

書かなくてはいけないという事は分かっていてもどうにも働く意欲という物が起きなくなってしまいます。

松方は深く自分の心を内省して自分が情報提供者のフォローをできていなかったということに引っかかっているということに気がつきます。

そして情報提供者の名前を出さずに情報提供者を守る記事、罪があるのは政治家本人であるとわかる記事を書こうと心に決めます。

その瞬間、松方に仕事のスイッチが入ります。

松方は自分にとって正しいと信じることができる仕事のやり方を見つけて働く意欲を取り戻します。

働いていると、特にサラリーマンというものをしているとどうしても自分では納得の行かない仕事ややり方を要求されることがあります。

そういうとき、『自分の仕事そのものに意味があるんだろうか?』と思ってしまいます。

そうするとだんだんと働くということに対する意味すら失ってしまいます。

『自分は何のために働いているんだろうか?』

『働くなんてお金のために決まってるのさ』

なんてニヒリズムに浸ってしまいます。

その思い、いや迷いは何よりも仕事に対する意欲を失わせます。

『働きマン』の松方はその日のうちに自分にとって正しいことを見つけますが僕たちの人生はそううまくいかないことのほうが多いです。

一度失った自分が働く意味。

それは簡単に取り戻せるものではありません。

僕自身、二度も自分のやっている仕事に意味を感じなくなって会社をやめました。

「自分が正しいと思うこと」と「実際に自分が仕事でやっていること」。

この二つがあまりにも大きくずれてしまうと仕事に対して迷いや葛藤が生まれます。

カウンセリングの父、カール・ロジャースはこういう状態を『自己の不一致』と呼びました。

自分自身の心の中にあるやりたいと思っていることと実際にやっている行動が一致していないとき『自己の不一致』が起きるのです。

で、この自己の不一致の状態はあらゆる悩みや葛藤の根本原因になるといっています。

まあ、そんなに難しく考えなくても正しくないと心の奥で思うことをやっているわけですからやる気が出るわけがありません。

こういう状態から抜け出してやる気を出すためには一度きっちりと自分が正しいと思うことと自分が置かれている状況について頭の中、こころの中を整理してみる必要があります。

でもいうほど簡単に自分の頭の中、こころの中なんて整理できるものではありません。

だってだからみんな悩むんですよね。

頭の中やこころの中を整理しようとしてみても納得いかない思いや正しいことをやろうとする困難さ、人間関係などいろんな複雑な思いが渦巻いてどうにも頭の中が空回りしてしまう。

気がついたら同じようなことばかりが頭の中をぐるぐる回ってしまいます。

うむ、マンガの主人公見たいにはうまくいかないもんかもしれません。

で、そういう時どうするのか?

そういう時、僕たちのようにカウンセラーのようにカウンセリングの勉強をした人間ならカウンセリングを受けるのが一番だと分かっているしそれについて抵抗もありません。

カウンセリングを受けるのが一番いいだろうと思います。

でも『ちょっとカウンセリングを受けるのは抵抗が…』と言う人が多いかも。

カウンセラーが書いているこのブログを読んでいる人でもそういう人が多いかと思います(笑)

そういう場合は自分が納得いかないことや自分のおかれている状況について紙に書き出してみるということが非常に効果的です。

紙に書くということは自分のみに起きている事柄を感情から切り離して見ることが出来ます。

いろんな思いが渦巻いてなかなか整理できない頭の中も紙に書いて自分の感情から切り離すことでかなり整理することが出来ます。

悩んでしまって頭の中で整理がつかなくなるというのは感情と事柄が一緒になってしまって冷静に客観的に見ることができなくなってしまうから。

そういう時は紙に書いて一度自分の頭から感情を切り離す。

それだけでずいぶんと整理ができるようになります。

そうしたら自分が何を正しいことだと思っているのか、おぼろげながらも見えてくるはずです。

世の中、何が正しいかなんて誰にも分かりません。

そんなものはっきりした答えなんてないんです。

だからおぼろげながらにしか答えが見えなくてもそれでいいんです。

おぼろげながらでも答えが見えたらとりあえず小さなことでもいいから行動をしてみる。

当たり前ですが自分が正しいと思うことを根底において行動すると自然とやる気は出てきます。

自分が正しいと思うことであればどんな小さなことでも必ず充実感があります。

その充実感はさらに行動を起こすための原動力となりさらに行動を起こさせます。

そしていい循環が生まれていきます。

その循環の中に入った瞬間、『自分のやっていることって意味があるのかな…』という悩み、問い自体がきれいさっぱりとなくなっていることに気がつきます。

それどころか生きていること、働いていると言うことに大きな意味を感じるようになります。

『自分のやっていることって意味があるのかな…』という問いは頭の中でいくら悩んでも答えの出るものではないのです。

その答えは『自分が正しいと思う行動を起こすこと』、それそのものが答えなんです。

でも、今の現状でできる自分にとって正しいと思えること。それを実行することは苦難のある道かもしれません。

それにはリスクのある生き方というものをしないといけないかもしれません。

そんなものなかなか誰にでもすぐに行動できるものではないかもしれません。

でも厳しい言い方かもしれないけども、自分の心の片隅に今の自分のやっていることは今の自分にとって正しいと思うことではないという思いがある間は働く意欲というものはわいてきません。

たとえ苦難の道であるとわかっていても自分にとって正しいと思う行動を選択できた時、きっとその苦難を簡単に乗り越えることができるぐらいの『やる気』がわいてくるはずです。

自分が本当に正しいと思うことは誰にとっても簡単に行動を起こせるようなものではありません。

それはもちろん僕にとっても簡単に出来ることではありません。

そこにはきっと苦難の道が予想されることでしょうから。

それでも敢えてその苦難の道を選ぼうとするとき。

それはその人が今までの人生では選ぶことのなかったタイプの選択肢を選んだときではないでしょうか?

その時こそ、人間的な成長というものがその人の精神の中に起きているのだと僕は思います。

今回はちょっと難しい話しすぎたな?(^_^;

よかったらなにかコメントくださいm(_ _)m


今日のポイント

■やる気が出なくなったときは紙に書いてみる!

■苦難の道を選ぶときこそ、人間的な成長があるのではないでしょうか?

★メルマガに登録していただくとこのブログの記事が無料でメール配信されます。



第二新卒のための天職の見つけ方カウンセリングを受けたい方はこちらから

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

この記事が気に入ったら
フォローしてくださいね。

最新情報をお届けします

おすすめの記事