オリジン型になれば、本当にやりたいことは見えてくる




こんにちは。

カウンセラーの中越です。



やりたいことを見つけるには、オリジン型になることが大事。

やる気についての心理学用語に、ポーン型とオリジン型があります。



この言葉、僕にとって思い出すのも耳が痛い言葉。

でも、それだけにやりたいことを見つけるヒントになりました。

耳が痛い心理学ほど、役に立つものですね。



そして、僕だけでなく多くの人にとって、耳が痛い言葉のはず。

今回、耳が痛いのが嫌な人は、読まない方がいいです。



ポーン型から抜け出し、オリジン型になっていく。

それだけで本当にやりたい仕事に、グッと近づけます。



さて、オリジン型、ポーン型の意味とは?

なぜ、やりたいことの見つけ方のヒントになるのか?


というわけで今回は、

「本当にやりたいことを見つけるには、オリジン型になれ」

スタートします!!



耳が痛くてもいい人だけ、読んでくださいね~。




ポーン型では仕事にやりがいがなくて当然





僕が20代半ばで、心理学を学びはじめた頃。

とても耳が痛い、やる気についての理論がありました。



それは「ポーン型」と「オリジン型」という言葉。



ポーンとは、チェスの駒のこと。将棋でいう歩です。

オリジンとは、チェスをさしている人間のこと。



将棋の駒のように、いわれたとおり動くだけでは、やる気は出ない。

将棋の指し手になってみて、はじめて将棋の面白さがわかり、やる気が出る。

結局、自分発信で動く人にならないと、やる気なんて出るわけない。



それでは、本当にやりたいことなんて、見つかるわけがない。



いわれてみれば当たり前のこと。

この理論はいまの時代となっては、ありふれたものだと思います。



ただ、僕はこれを学んだときのことを、いまでも覚えています。

というのも、当時の僕は、あまりにもポーン型そのものだったから。



しかも、それだけではありません。

ブラック企業時代の上司にいわれた一言と、リンクしていたのです。




サラリーマン根性では、何をしてもダメという言葉





僕が新卒で入った会社は、ブラック企業でした。

12~14時間労働で、残業代はつかない。

パワハラどころか、体罰がある。



なんと離職率は9割以上。

まさにブラック中のブラック。



僕はいわゆるロスジェネ世代。

その中でも就職活動が苦手でした。

そんな僕だからこそのブラックぶり。



尊敬できる上司などいなくて当然。

指導などはなく、ただ怒鳴るだけ。

半年足らずでやめてしまいました。




それでも、当時の上司からいわれた言葉で、胸に刺さった言葉があります。



それは、


「お前はな。

 そのサラリーマン根性をなんとかせな、なんにもでけへんねん!」


という一言です。



僕はオリジン型、ポーン型について学んだとき、この言葉を思い出しました。



とはいえ、当時、上司からそれをいわれたとき、

「いやいや、実際サラリーマンなんだから、当然だろ…!」。

そう心の中で反発していました。



でも、本当は自分でもわかっていたのです。

それは当時の僕の問題点を、真芯からえぐった言葉でした。



僕にとって、やりたいことが見つからない理由。

その上司の言葉は、大きく関係してました。




自分の意志で動く力強さがない





いわれたことは、ある程度、真面目にやる。

遅刻や欠勤、目立ったサボりはほとんどない。

ただ従順だけれども、たいして結果も出さない。




僕はまさに将棋の駒、「歩」そのもの。

しかも、「と金」になろうとする貪欲さもない。

こうやって思い出すと、情けなくなってきます。



「目立たず大人しく、大きな失敗をしない。

 そうすれば会社という大きな枠の中で、囲ってもらえるはず…」。


たしかにそういう気持ちが、僕のどこかにあったのです。

それを上司は、しっかりと見抜いていたのでしょう。



これでは、「いくらでも替えの効く人材」。

そんなふうにいわれても、言い返しようがありません。



「この仕事、僕に任せて下さいよ!

 ちゃんとやり遂げて見せますから!」


ときには、強く前に出る。

自分のやりたい仕事に手を上げ、つかみ取ろうとする。

そういう雰囲気が、僕にはまるでなかったのです。



だからこそ、


「お前はな。

 そのサラリーマン根性をなんとかせな、なんにもでけへんねん!」


という言葉が出たのでしょう。





決定的場面でシュートを打たずにパスをする弱さ





大きなトラブルは起こさない。

でも、大事なときも前に出ない。



僕はそんな自分の弱さを、心のどこかで気づいてました。



TVでサッカーを見ていると、「決定力不足」なんて聞きます。


「日本は決定力不足だから、ダメなんだよ~!」

そんなヤジが、どこからともなく聞こえてきます。



でも、僕はそんなヤジを、一緒になっていえませんでした。

自分がそれをいうのは、なんだかうしろめたく感じるのです。



だって、もし僕がサッカー選手だったら…。


きっとゴール前でパスを回す。

決定的場面でも、ついパスを回してしまう。



ビビり。責任逃れ。

だから、自分からシュートを打たない。



きっとそんなサッカー選手になっていた。



でも、シュートを打たないとサッカーは勝てない。

そんなの、ビール片手のにわかファンでもわかること。



仕事だってそれと同じ。



ビビり。責任逃れ。

だから、自分から仕事に手をあげない。



でも、自分から強く前に出ないと、仕事の結果など出せない。

そんなの、ブラック企業の上司でもわかること。



そういう生き方、働き方で、本当にやりたいことが見つかるか?

いまだからいえるけど、見つかるわけがありません。



ただ、1つだけ当時の自分を擁護するなら。


大半の日本人はビビりと責任逃れで、シュートを打ちません。

ほとんどの人が無難にパスを回して、決定的場面を自ら逃す。



逆にいうと、だからこそ決定力のある選手が、英雄視される。



それを考えたとき。

いったい誰が、当時の僕を責められるでしょうか。



人間誰だって、そういう弱さを持っています。

この件について、安易に他人を責めることは出来ない。



僕たちはみんな、どこかポーン型なのです。

自分で動くより、人から指示をされた方が安心する。



だからほとんどの人が、本当にやりたいことが見つからずに悩む。



自分で考えて自分でどう動くか決める。

オリジン型って、当たり前のようですごいこと。

ほとんどの人が、できていないことなんです。




学生なら問題ないけど、社会人になると大問題なタイプ





正直、学生時代は、ポーン型の僕でも何も問題ありません。


大人しくて目立たないけれど、トラブルも起こさない。

学校でもバイト先でも、それで何も問題ありません。

むしろ、扱いやすいいい子といわれます。


(僕に実際合ったことがある人は、
 そんな雰囲気してると思うはず。
 というか今でもよくいわれます…)



でも、社会人になろうとするとき、これが急に問題になります。



従順だけれども、自分で考えて動かない。

ビビりで責任逃れで、いつも縮こまっている。

だから、結果を出さないし役にも立たない。



それでは単純作業を任せる以外、仕事を与えられません。

でも、ただの単純作業なら、バイトで十分なわけです。



「いくらでも替えの効く人材」。

それは罵倒ではなく、文字通りだったのです。



そもそもそんな人間は、就職活動でPRできることがない。

だって、部活やサークルの部長、バイトリーダーの経験がない。

ボランティアなども、自分から参加するわけがない。



前に出ようとしないポーン型の人間は、そんなものです。

そんな僕だからこそ、ブラック企業に入ったのでしょう。

だから転職しても、次の会社もブラックだったのです。



もちろん、超就職氷河期という時代も悪かった。

でも、時代の問題だけではなかったのです。




「そりゃあ、超就職氷河期を差し引いても、就職弱者だよな。

 そんな人材を成長するまで育てるなんて、悠長な会社ないよな」



40前になった今だから、そう思うことができます。




従順だけど自分から動かない人は指導しにくい





また会社や上司からすると、当時の僕はどう見えたのでしょう?



おそらく僕は、すごく扱いにくかったはず。



たとえば、僕と真逆のタイプ。


「この仕事、僕に任せて下さいよ!

 ちゃんとやり遂げて見せますから!」


そんなオリジン型の場合だと、どうなるか。



こういうタイプは失敗しても、注意も指摘もしやすい。

多少、強引で傲慢で荒削りであったとしても、まだ扱いやすい。



「お前な~。

 さすがにそういうときは、報告してからやれよ。

 そういうときは、まずこうやるんだよ

 次からは気をつけろよ!」。



こういうのは「ここを直せ」と、注意がしやすい。



なにより、会社や上司としても、見ていて気分がいい。

なんだか可能性を感じて、かわいく思えてしまいます。

だから、多少サボっていたとしても、目をつぶれます。



でも、僕のように大人しく従順だけど、自分で考えず前に出ない。

こういうタイプは上司からすると、注意も指摘もしにくいのです。



遅刻もないしサボってないし、提出物もちゃんと出す。

そのかわり、単純作業以上の結果も出さない。

いわれなければ、新しい仕事をしようとしない。



そんなポーン型の場合、注意しにくい。


「どうしてもっと結果を出せないんだ?

 少しは自分で考えて動けよ。

 気持ちが足りないんじゃないの?」


そう詰めよるしかなくなってしまいます。



そういわれても僕は、うつむいて下を見るだけ。



でも、そうすると、


「なんだよこれ。

 注意しているこっち方が、悪者みたいじゃないか…」。


そんな気分になってしまいます。



これは上司としては、やりにくい…。



上司が部下に、精神論で追い詰めるのは、もちろん論外です。



でも、もし…。

仕事ができない理由が、本当に気持ちの問題だとしたら…?



それは自分で気づき、変わることしかできないのだと思う。



そして、実際に僕自身は、気持ちの弱さが問題でした。



仕事で結果が出ないのも。

やりたいことが見つからないのも。



根本的には、ビビりで責任逃れ。

自分から前に出ようとしない。

ポーン型から変わろうとしない。



そんな僕の気持ちの弱さが、問題だったのです。




上司は、スポーツ選手のメンタルトレーナーではありません。

大坂なおみを成長させたコーチのように、上司が自分を成長させて欲しい。

それはあまりにも、会社に依存しすぎなのでしょう。



大坂なおみは、コーチに大金払ってる。

でも僕は、会社からお金をもらってる。

そこは非常に大きな差があります。



当時の僕は、それすらも会社に求めていたと思う。

だから、なんの仕事をしても上手くいかなかったのです。



そんな僕が、やりたいことを見つけようとしても、うまくいくはずない。

だって、本当にやりたいこと見つけるとは、自分で決めることだから。

自分で決めることには、不安と責任がついてきます。



「僕のやりたいことはこれです!」


ビビって責任逃れをする僕は、この一言をいうのが怖かったのです。




やりたいことを見つける順番を間違えていた




いつもポーン型だった僕。

「本当にやりたいことさえ見つかれば、僕だって積極的になれるはず」。

そんなふうに思っていました。



それは言い換えると、

「本当にやりたいことさえ見つかれば、僕だってオリジン型になれるはず」。

ということだったのでしょう。



でも、それは言い訳だったのかもしれない。



だって、それまでの人生。

好きなことや興味あることが目の前に来ても、いつもシュートを打たなかった。



シュートを打たずにパスをする。

「あれは、本当にやりたいことじゃなかったから…」。

すました顔でそう自分に言い訳をする。



そんなことをやっていたら、永遠にやりたいことなど見つかりません。



僕は順番を間違えていた。


どれだけ責任重大で、ビビってしまう状態でも、自分で考えて動く。

そして、ちゃんと強く前に出る。



つまり、オリジン型の行動をするようになれば、やりたいことは自然と見つかる。



心理学でオリジン型とポーン型を学んだとき。

そのとき、ブラック企業の上司にいわれた言葉を、思い出したとき。



「ああ…。


 どれだけ怖くて不安であったとしても。

 オリジン型になろうとしなければ、僕の人生は変わらないんだ。

 自分から動く人間にならないと、ずっとブラックを渡り歩くんだ…」



そう思うと、すごくすごく怖くなりました。

そんな人生からは、どうしても抜け出したいと思いました。

もうポーン型をやめる以外、選択肢がなくなりました。



皮肉なことに、ブラック企業でいわれた一言。

それは僕がブラックから抜け出す、ひとつのきっかけになりました。



そして、ブラックから抜け出すだけではありません。



「いままで通りポーン型のまま生きていく。

 それだと、仕事にやりがいを感じないまま、一生が終わる…。


 いま僕は20代だ。

 ということはあと40年か50年。

 今までと同じような日々が続くのか…。」


20年以上ポーン型をやってきた僕には、そうなる未来が明確に見えました。



なにしろ、20年以上、ポーン型をやってダメだったのです。

それ以上同じことをつづけても、ダメなのは明白です。




そう思うと、やっぱりすごくすごく怖くなりました。

そんな人生からは、どうしても抜け出したいと思いました。

やっぱりもうポーン型をやめる以外、選択肢がなくなりました。




不安でも動き出す人が本当にやりたいことを見つける





よく相談者さんから、


「中越さんは、なんで独立したんですか。

 カウンセラーで雇われようとは思いませんでした?」


そういう質問をされます。



「自分の理想のカウンセリングルームを作るため」。

そう答えることができれば、どれだけカッコいいか。



もちろん、そういう気持ちも大きかったです。



でも、半分以上の理由は、


「いつもビビって責任逃れ。

 大きな失敗もしないけど、結果も出さない。

 決定的場面でシュートを打たずにパスばかり。


 そんな自分を変えなきゃダメだ。

 僕がオリジン型にならなきゃダメなんだ。


 それ以外にバッドエンドを避ける方法がないよ!」


そんな心の叫びから、独立を選んだ気がします。



だって、もしカウンセラーで雇われたい。

そういう道を選んでいたら…。



「なんとか資格は取れたけど…。

 カウンセラーなんて求人がほとんどない。

 やっぱりあきらめるしかないんだ…」


きっと僕はそうなっていたと思う。



もしそこでそれを選んだら、もう一生シュートを打てない気がしました。

それはもう、バッドエンドへのフラグが立つのと、同じことです。



だから、本当のところ、僕は他に選択肢がなくて独立したのです。



自分で考えて、名刺を作ってみました。

自分で考えて、ホームページをつくりました。

自分で考えて、コラムを書き始めました。



残念ながら、どれも失敗しました。



名刺もホームページもコラムも、何度も何度もやり直し。

修正、修正、また修正。



いきなりゴールを決められるわけがない。

なにしろ、20年以上シュートを打ってないのだから。

どれも自信がなく焦ってやってるから、うまくいかない。



それに、本当にカウンセラーでいいのか、まだ覚悟もできてない。

だから、どうしてもビビったヨレヨレのシュートになってしまう。



でも、オリジン型の行動は、これ以上ない刺激的体験でした。

それは、これまでの人生のどんな娯楽より、ずっと深い経験でした。



相変わらずシュートは決まらなかったけど、


「なるほど。

 オリジン型の方が充実するとは、こういうことだったのか」


実体験を通して、やっとそれを理解しました。




やりはじめてから、ずいぶん時間が経ちました。

でも、はじめてカウンセリングでお金をもらったとき。



「僕は貧乏でもいいから、

 カウンセラーで食べていきたい…!

 僕はカウンセラーになりたい」



やっと自分自身に、それをいえました。




昔の僕が思っていたこと。


「本当にやりたいことが見つかったら、自分から動き出せるはず」。


それは、順番が間違えていました。




やっぱり正しい順番は、


「自分から動き出せる人だから、やりたいことを見つけられる」。


こっちが正しい順番です。




不安なままでいいんです。

覚悟がなくていいんです。

失敗したっていいんです。



とりあえず、オリジン型になったつもりで、ほんの少し動いてみませんか?



自分で考えて、自分で決めて、自分から動くこと。

普段の行動がそうなれば、自然と本当にやりたいことは見つかりますよ。






□僕のカウンセリングの予約はこちらから







今回のやりたいことの見つけ方ポイント

★ポーン型ではやりたいことは見つからない!

★自分から前に出るとやりたいことは見つかる!

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■ 編集後記



今回の話も、

ずっと書きたかった話。


この上司にいわれた言葉なんて、

17年くらい前のことです。


でも、割と普遍的な話で、

いまでも古くないと感じます。



まあ、

長年ため込んでいた物を書けて、

よかったです(笑)