天職を見つけるコントロールの二分法



こんにちは。

カウンセラーの中越です。



やりたいことを見つけたその後。

天職を仕事にできる人と、できない人。

その大きな分かれ目はどだと思いますか?



実はそれ、目標の立て方にあるんです。



天職を実現する目標の立て方は、「コントロールの二分法」。

エピクテトスという哲学者が、考えたものです。



この目標の立て方をできる人は、天職に着実に近づけます。

でも、目標の立て方が下手な人は、なかなか天職につけません。

それどころか、好きなことを嫌いになることさえあります



せっかく好きなことなのに…。

それってすごくもったいないですよね。



だからこそ、「コントロールの二分法」を知って欲しい。

これは天職だけでなく、あらゆることに応用できます。



さて、「コントロールの二分法」とはどんな目標の立て方か?

そしてなぜそれが天職と関係しているのか?



というわけで今回は、

「天職のための正しい目標の立て方」

スタートします!!





天職を見つけるにも目標は大事




やりたいことを見つけたあと。

天職を仕事にするためには、目標を立てることが大事です。

うまい目標の立て方をすれば、天職に着実に近づいていけます。



でも、この目標の立て方で失敗して、天職につけない人がいます。

それどころか、もともと好きだったことが嫌になってしまうことも。



それくらい、うまく目標を立てるのは、重要なポイントです。



たとえば今の僕自身の場合。

次の本の出版のために、原稿を書いています。



新しく本を書くときは、

「次こそは何十万部も売れるヒット作を書きたい!!」。

いつもその目標を立てます。



せっかく何百時間もかけて、本を書くのです。

売れる本を書きたいと思って当然です。



でも、実はこの目標の立て方は、「最悪」なんです。

無駄に自分の精神を追い込む、悪い目標の立て方です。




コントロールできない目標はダメ




では、なぜその目標は最悪なのか?



その理由は、コントロール不可能な事が、多く含まれてるから。


たとえば、何十万部も売れる本となると、タイトルや表紙も非常に重要。


でも、どんなタイトルや表紙だと、読者に手にとってもらえるか?

これは実際に出してみないと、わからない部分が大きいです。




それ以外にも、


「本屋でどの場所に置かれるか?」

「メディアが取り上げてくれるか?」

「発売のタイミングはいいのか?」


そのあたりも重要。




さらに、それだけでありません。



僕よりも才能のある人が、僕よりももっと努力をして、同時期に類書を出版する。



そんな可能性もあります。

それは僕には、どうにもできないことです。


そもそも、本が売れるかどうかなんて、世間が決めることです。

そして、世間の評価なんて、僕にはどうすることもできません。



つまり、「何十万部売れる本を書く」。



この目標は僕の努力では、コントロール不可能な部分が、多すぎるのです。



そもそも、ベストセラーを書くなんて、狙ってできることではありません。

狙ってベストセラーを書けるのであれば、みんな書いてます。



そこまで考えてみると、「何十万部売れる本を書く」。

この目標そのものが、根本的に間違えているんですね。


コントロールできない目標は、運まかせになってしまいます。




うまくいかない目標は挫折感ばかり残る





そんな目標を立ててしまうと、結局は達成できずに終わります。

そうなると、挫折感や惨めさがつのり、自信を失ってしまいます。



それでも、今度こそはと、また新しく目標を立てます。

でも、そもそも正しい目標の立て方を知りません。

だから、またコントロールできない目標を、立ててしまう。



それでは、目標が達成されることはありません。

もし目標が達成されたとしても、それは運がよかっただけ。

そういう運のよさは、長期的に続くものではありません。



いつしかまた挫折を味わい、自信をなくす悪循環。



そんなことを繰り返すうち、心が折れてしまうのです。

つまり、心に怪我をしてしまう努力の仕方なんです。

それが長く続けば、好きなことでも嫌になってきます。


やりたいことがうまくいかない人の目標は、こんな感じになってます。




コントロールの二分法とは





それでは、どんな目標を立てればいいのか?



その答えは、

「コントロール可能な部分だけで、目標を立てる」、

ということです




この考え方は、「コントロールの二分法」といいます。

哲学者のエピクテトスの考えたものです。



具体的には、


「何十万部売れる本を書きたい!」

     ↓↓↓

「コントロールできるのは何か?」

     ↓↓↓

「僕にできるのは、少しでも良い内容にすること。

 そのために、ちゃんと構成を練りあげて、しっかりアイデアを出す!

 あとは伝わりやすいように、何度も修正を繰り返す」



これなら、ある程度は、コントロール可能です。



でも、まだダメです!



なぜなら、「良いアイデアが思いつくか?」は、コントロールできないから。



アイデアなんて、急に思いつくものであって、コントロールはできません。


それこそ良いアイデアなんて、出そうと思って出せるなら、みんな出しています。




では、そこで考えるべき目標は、


「良いアイデアを出すため、コントロールできることは?」


     ↓↓↓


「思いついたらすぐにメモ。ネタ帳をつねに持ち歩く」

「何も思い浮かばなくても、白い紙の前に1時間座る」

「家だと絶対にダラダラする。1日2回カフェに行く」




これならコントロール可能。



自分でコントロールできる目標。

こういう目標を、「内的な目標」といいます。


そして、それは達成可能な目標だから、自尊心を養えるのです。




「すぐにアイデアが出たわけじゃない。

 でも、ちゃんと白い紙の前に1時間座った。

 とりあえず自分にできることはやった」



「たくさん原稿を書けたわけじゃない。

 でもちゃんと2回カフェ行き、原稿に向かった。

 家にいてダラダラしてたよりずっといい」



「使えるネタかどうかわからない。

 でも、思いついたことを一つメモできた。

 小さくても少し前に進んだはず」




こういう目標だと、今日という一日で、できたことがある。

遅々としか進まないけれど、それでも一つできたことがある。

たった一つかもしれないけれど、自分を褒める部分ができる。

自分で立てた目標を、達成できたと確認できる。



だから、心が折れません。

だから、やるべき努力を続けられます。




それを続けるのは結果的に、何十万部売れる本を書く事へ、つながっていくはず。

それでたとえ思ったほど売れなくても、納得できる努力になっています。

そういう心構えでやっていないと、努力なんてできないですよね。




何十万部売れる本を、僕はまだ書けていません。

それでもこの方法だから、7冊も本を出版できたし、海外で3冊翻訳されてます。

学歴的にエリートでない僕としては、十分すぎるほどの成果です。





これって別に、本を書くことだけではありません。



たとえば、「ホームラン王になりたい!」。

野球少年が、そう思うことはとても自然なこと。



でも、そのために立てる目標は、「ホームラン王になること」ではダメ。

それは「外的な目標」になってしまいます。



そういう目標は、コントロールできない目標です。

自分より肉体的に恵まれ、才能ある選手が出てくるかもしれません。

自分の打席のときに、すごいピッチャーが出てくるかもしれません。



そうすると、目標は達成できなくなります。



だから、コントロールできる目標に変えること。


「毎日、決まった回数だけ素振りをする」

「自分のフォームを動画でチェックする」

「楽しくない筋トレも毎日ちゃんとする」



そういう目標に変えると、「今日の自分にできたこと」が、明確になります。

そうすると、自分自身を褒める部分を作ることができますよね。



だから心が折れずに、努力を続けられるんです。



どんな結果になるかは、わからない。

でも、自分にできることは、しっかりとやりきった。

そう思えるなら、また次の目標に向かっていけます。




天職について目標を立てるときは、2段構えにすること





とはいえ、最初の段階では、


「何十万部売れる本を書きたい!」

「ホームラン王になりたい!」


そういう気持ちが出てくるのは、当然です。



そういう気持ちを、否定する必要は全くありません。

そういう欲は、人間の活力の一つです。



でも、自分でコントロールできることと、コントロールできないこと。

この2つを、まずはしっかりと分けること。



そして、自分にコントロールできることだけで、目標を作ること。



そうすれば、心に怪我をしない健全な努力ができます。

もちろんその方が、長期的に見ると結果がついてきます。

だから、しっかりと「内的な目標」に落とし込むこと。



自分の努力では、コントロールできない目標はダメ。

「外的な目標」は、達成できないことも多くなります。



そうすると、挫折感や惨めさ、自信のなさで、心がいっぱいになる。

達成できなかった目標で、自分の記憶が埋め尽くされていく。



その結果として、心が折れてしまうのです。

そんなことを繰り返していると、好きなことでも嫌になります。

好きなことで心に怪我をするなんて、あまりにもったいないです。



天職、やりたいことを仕事にするには、目標の立て方が大事。

コントロールできる目標に、ちゃんと落とし込むこと。

漠然と高い目標を立てても、心が折れてしまうだけ。



達成できない目標の立て方は、自分の心を追い詰めてしまいます。




天職には内的な目標がとても大事





天職を見つけたあとだけでは、ありません。


「今年こそ、天職を思える仕事を見つけたい」

「今年こそ、本当にやりたいことを見つけたい」


これだけでは、目標といえませんよね。



そこからもう一段、内的な目標に落とし込むこと。



「天職探しに役立つ本を読んでみよう」

「どんな仕事があるのか毎日調べよう」

「面倒でも紙に書き出して整理しよう」



ここまで考えることができれば、ちゃんとした目標です。

だって、これらは自分でコントロールできることだから。




もっというと、僕のところに相談に来られる方は、


「自分で考えるだけだと、うまくいかない。

 ちゃんと専門家に相談をしてみよう!」


そういう思考があったからうちに来たわけです。



「僕のところに相談に行くかどうか?」

これは自分でコントロールできることです。



僕のところに相談に来る時点で、目標を立てられてる。

しかも、ちゃんと実行をできているから、僕の目の前にいる。



カウンセリングを受けるって、つい先延ばしにしちゃいがち。

それをちゃんとやってるのですから、一つ目標達成です。



実際、カウンセリングに来られたとき、



「ご自身で、何をやってもダメだとおっしゃいましたね。


 でも、今日こうやって、カウンセリングを受けに来てくれた。

 それは、より良い働き方をしたいという、前向きな気持ちがあったから。

 そういう気持ちがないと、うちに来ようと思わないはずです。


 なにしろ、わざわざ休みの日に、これからの働き方を考えにくる。

 そんな面倒なことを、やろうとして予約したのですから。


 しかも、それをちゃんと行動に移した。

 だから、今ここにいます。


 それだけでも一つ、前に進んでいると思いますよ」




そういう言葉をかけることがあります。



ここにはなに一つ、ウソや誇張はありません。

事実として、ポジティブな点に光を当てただけ。

ただ、今できていることを、一緒に確認しただけ。



でも、できている部分を確認できると、気分が前向きになる。

そうなると、次の目標も立てやすくなってきます。



内的な目標に目を向けるだけで、それだけ大きく変わります。




天職を見つけた後も、天職を見つける前も。

内的な目標に目を向けることが、大事です。



さて、みなさんの目標は、自分でコントロールできますか?

ぜひ考え直してみてくださいね。






□僕のカウンセリングの予約はこちらから







今回のやりたいことの見つけ方ポイント

★天職を見つけるには内的な目標が大事!

★コントロールできる目標を立てること!

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■ 編集後記


実はカウンセリングって、

先延ばしにされがち。



こういうところは、

健康診断や保険の見直しと同じ。



また今度でいいや~。

ついなっちゃうんですよ。



でも、悪化する前に、

カウンセリングを受ける。



それが一番、効果的なんですよね。



「なんでそんなに悪化するまで、

 放っておいたんだろう?

 もっと早く相談に来てくれれば…」




そういうケースは多いです。




心を病んだ後でなく、心を病む前に。

会社を辞める後でなく、辞めたくなる前に。

早めにカウンセリングを受けておく。



その方が、費用も少なくてすむ。

その方が、早く問題も解決する。

その方が、精神的苦痛も少ない。



でも、僕も健康診断とか、

先延ばしにしてるからな~。

人のことはいえませんね(笑)