こんにちは。
カウンセラーの中越です。
「働くことがむなしいんです。
毎日、こんなに一生懸命働いて、
いったい何の意味があるんだろうか？
ただ、働くだけのこの人生が、
幸せな人生といえるんだろうか？」
そう思って僕のところにこられる方が、
非常にたくさんおられます。
そして働く意味について考えることは、
やりたいことを見つけることにおいても、
とても重要なポイントになります。
というわけで今回は、
「空虚」の天職心理学です。
□やりがいの発見
「どんな仕事でも嫌なことはあるって、
それは私にもわかるんです。
でも、最近、働いていて、
急にむなしくなる時があるんです…。
今の仕事にやりがいはないけど、
会社を辞めるのはやっぱり怖いから、
今まで続けてきたのですが…。
自分の気持ちを押し殺して、
嫌なことを我慢する代わりに、
少しばかりのお金をもらって…。
確かに、食べるには困らなかったけど、
振り返ってみると就職してからの１０年、
ずっとそんな生活の毎日でした。
自分の仕事って何の意味があるんだろう、
そんな仕事ばかりしている自分の人生って、
いったい何の意味あるのかなって…。
ただ、毎月の生活費を稼ぐだけ、
それが自分の人生なのかなって…。
そう思ってしまうと、
朝起きて会社に行くのが、
すごくむなしくなるんですよね…。
こんなこと考える私って、
ちょっとおかしいんですかね？」
僕のところにこられる相談者さんが、
非常に共通して持っている感覚が、
この仕事がむなしいという感覚です。
「こんなに辛い思いをしてまで、
働き続ける意味ってあるんだろうか？」
「このままずっと今の仕事を続けて、
人生って何の意味があるんだろうか？」
そう思ってむなしさを感じる。
こういうの「実存的空虚」といいます。
人生や働くことをむなしく感じていては、
無気力、やる気が出なくて当然です。
自分の仕事に意味が無い。
そんな仕事を続けるのは苦しいです。
賽の河原で石を積み上げるように、
意味の無い仕事を延々と続けることは、
まさに地獄の苦しみだと思います。
そのむなしさや空虚を埋めるためには、
自分にとっての人生の生きがいや、
働くことへのやりがいが必要になります。
昔の僕自身の経験でいうと、
営業マンでノルマに追われていた日々、
やはり、仕事がむなしかったです。
「上司に怒られないためだけに、
こんなに身も心も削ってがんばって、
これがこの先あと３０年近く続く。
そんな人生って意味があるのかな…？
今の仕事を続けていけば、
そこそこ人並みの生活は出来るけど、
それって幸せといえるのかな？」
やっぱりそう思うことが多かったです。
でも、カウンセリングの勉強をして、
仕事のことで悩んでいる人のために、
自分の心理学が役に立つと思ったとき、
仕事のむなしさは消えていきました。
僕も実際のところは、
カウンセラーになろうと思ったとき、
実はすごく不安でいっぱいでした。
「独立して失敗したら恥ずかしい…」
「カウンセラーで食べていけるのか？」
「失敗して就職出来なくなったら…」
その心配のとおり、
最初はなかなかうまくいきませんでした。
でも、僕はカウンセリングを始めて、
新しい一歩を踏み出したということに、
とても生きている実感を取り戻しました。
たくさん大変なこともあったけど、
それ以上にやりがいがあったのです。
何か新しい行動を起こすことは、
必ず失敗に対する不安があります。
でも、不安を抱えたままでも、
実際に行動を起こしたとき、
僕たちは生きている実感を得ます。
自分のやるべきだと思うことを、
自分が納得できる方法でやってみて、
初めて人はやりがいを得られるのです。
そこにこそ生きがいがあるのです。
さて、あなたも不安なままでも、
一歩踏み出してみませんか？
今までの仕事のむなしさが、
やりがい、生きがいに変わりますよ。
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今回のポイント
★今の仕事がむなしいですか？
★一歩踏み出すことがやりがいを生む！
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■ 編集後記
姪っ子と一緒に、
「魔女の宅急便」を観ました。
でも、途中から真剣に見てるのは、
僕と姉だけでした（笑）
子供のときにも見たはずだけど、
いまさらながら感動しました。
ああいう映画って、
大人になってから観たほうが、
面白いのかもしれませんね。
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