拡張-形成理論がやりたいことを見つけるヒント
こんにちは。
カウンセラーの中越です。
本当にやりたいことを見つけたい。
今の時代、誰もがその悩みを持ちます。
そして、その悩みの解決に拡張-形成理論が役立ちます。
さて、拡張-形成理論とは?
なぜそれがやりたいことを見つけるヒントになるのか?
というわけで今回は、
「やりたいことは拡張ー形成理論で考える」
スタートします!!!
拡張ー形成理論で人は成長する
フレデリクソンという心理学者の、拡張ー形成理論というのがあります。
なんだか難しそうな名前ですが、内容は簡単で面白いです。
人間は、ポジティブな感情を経験すると、ポジティブな考え方になり、ポジティブな行動が増えていく。
すると、よりポジティブな感情を経験して、さらにポジティブな考え方や行動が増えていく。
こういうポジティブな循環で成長していくことを、拡張ー形成理論といいました。
日常生活で考えるとすごく納得
これって実体験で考えてみると、本当に「なるほどな~」と思ってしまいます。
何かをやって褒められたら、もっとやろうと思える。もっとやろうと行動的になると、さらに褒められる。
人生で調子がいい時期って、そういう循環になっていました。
たとえば、料理を作ってみておいしくできたら、他の料理にもチャレンジしようと思える。
それを繰り返しているうちに、料理が好きになるしどんどん上達していきます。
たまたま見た映画が面白かったら、同じ監督の違う映画も見てみようと思います。
そのうち他の映画も見るようになるし、だんだんと映画に詳しくなっていき、いつか自分も作品に関わりたいと思うようになります。
子供のころや学生時代、何かを好きになるきっかけなんて、そんなものでしたよね。
そして好きになったものって、自然と知識が増えていきました。
それを考えると、ポジティブな感情を経験する。
それが人間を成長させるポイントなのでしょうね。
自分にポジティブを経験させられるのは自分だけ
天職を見つけるとき、うまく自分自身にポジティブな感情を経験させるのは、とても重要です。
だって、大人になって何かをやるとき、誰かが手取り足取り教えてくれることなんて、まずありません。
「上手だね!すごいね!」と褒めて伸ばしてくれることなど、なかなか期待できません。
もちろん、気軽な習い事教室の中ならあるけれど、一歩外に出るとそうはいかない。
現実は厳しいもので、常に誰かに評価され比べられてしまいます。
いや、誰かが自分を評価したり、比べなかったとしても、自分自身が無意識的に、他人と自分の出来を比べてしまうのです。
たとえば、自分が好きで絵を描き始めても、ふと他人の作品を目にして、「あの人の方がずっとうまいかも…。結局、自分なんて…」と、落ち込んでしまいます。
僕自身、心理学やカウンセリングを学びはじめたころ。
「僕より心理学に詳しくて、僕よりカウンセリングがうまい人なんて、この世の中にいくらでもいる…」
そう思ってすごく落ち込んだこと、昨日のことのように覚えています。
そういうことが続いちゃうと、せっかく好きなことであっても、嫌になってしまうんですよね。
だから僕は、心理学を学びはじめたころ、そして独立開業しようと思ったころ。
たった一つだけ、心に誓ったことがあります。
「若いころにあきらめた心理職。
この年からもう一度目指すんだから、絶対に心理学を嫌いにならないように、できるだけ楽しんで勉強をしよう。
たとえ心理職に就けなくても、心理学を嫌いになることだけは、絶対に嫌だもん」
そしてこの誓いは、いまでも大事にしています。
こういう誓いを持っていたからこそ、僕は学ぶことを続けられました。
独立するためにやらなきゃいけないいろいろなことも、できるだけ楽しんでやろうと、自分なりにあれこれ試行錯誤しました。
いまになって考えてみれば、僕は自分自身にポジティブ経験をさせようと、環境整備をしていたのでしょう。
楽しく教えてくれる先生を見つけ、楽しくチャレンジできる環境を、自分自身で作っていたのだと思います。
大変なことは山ほどあったけど、いままでカウンセラーとしてやってこれたのは、この影響がとても大きいです。
まさにフレデリクソンの拡張ー形成理論。
うまくポジティブ経験をしたからこそ、続けられたのです。
そして、続けられたからこそ、道を切り開いていけました。
やりたいことを仕事に出来る人は、続けられる人
結局のところ、楽しくなければやりたいなんて思えません。
やりたいことでなければ、努力し続けるなんて無理です。
努力を続けられなければ、天職にはたどりつけない。
それを考えると、どれだけポジティブな経験が出来るように、自分をコントロールしてあげるか?
どうやってポジティブな感情を経験できるように、自分自身の環境を作っていくか?
特に、やり始めの最初のころに、どれだけここを意識できるかで、大きく結果が変わってくると思います。
楽しくポジティブな感情からしか、やりたいことなんて生まれてこないですからね。
自分自身に、ポジティブな経験をさせてあげる。
それがやりたいことを仕事にするための、第一歩なんですよ。
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※2021年5月12日現在
サイト更新のタイミングで多少、ズレがあるかもしれませんが、ご了承ください。
今回のやりたいことの見つけ方ポイント
★ポジティブな経験がスパイラルになる!★自分にポジティブを与えてあげる!
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■ 編集後記
先週も書いたのですが、30日で天職を見つけるための自己カウンセリングプログラムの受講生さんたち。
本当にマナーがいい人が多いです。
30日天職プログラムだけでなく、カウンセリングを受けに来る相談者さんたちも、マナーがいい人が多いです。
ちょっとしたメールのやりとりの最後に、「お体にお気をつけください」とか「子育て中ですから無理しないでくださいね」とか。
それだけで本当に気持ちが違いますよね。
カウンセラーも人間ですから、やっぱりうれしいです。
そして、いつもより丁寧にがんばってしまいます。
これがポジティブな経験!
拡張-形成理論なのですね(笑)