気がついたら我慢がクセになっていた

こんにちは。

公認心理師の中越です。



いつからでしょう。

僕は我慢することが、クセになっていました。


これは自分にとって、大きな問題であり課題だと思います。


心豊かに働いていく上でも、このことはお話しせねばなりません。


というわけで今回は、

「気づいたら我慢がクセになっていた」

スタートします。



とりあえず我慢は身を滅ぼす



いつかでしょう。

僕は我慢することが、クセになっていました。


学生時代は、努力も我慢もしない子供でした。


勉強も部活もバイトも、嫌になったらすぐ辞める。貯金なんて全然しない。

人前に出るのが苦手だから、奥に引っ込んでばかり。


それでも学生時代は、それなりに生きていけたのです。



でも、社会人になると、いろんなことを我慢しないといけません。


多少は我慢と努力をしないと、とんでもない目に遭います。


仕方がないので僕は、我慢と努力を覚えました。


すると、いろんなことがうまくいきました。

仕事でも評価されるようになり、職場で居心地が良くなりました。


特にカウンセラーになろうと思ってから、たくさんの我慢と努力をしました。


派遣で働きながら、節約してお金を貯め、心理学の講座に通う。

がんばって早く仕事を終わらせて、心理学の勉強をする。

苦手なPCで肩と腰をカチコチにしながら、サイトを作っていく。



我慢と努力は、僕にたくさんのものをもたらしてくれました。



我慢と努力は大変だったけれど、とても楽しかったです。

そこには希望があり、その希望に向かうための我慢と努力だったのです。

そして、僕は好きなことが仕事になり、人生の夢を叶えました。


こんな青春映画みたいなことが、本当にあるということを僕は知りました。


それがうれしくて、僕はもっと我慢と努力をしました。

何冊も本を出し、講師の仕事をもらうようになりました。



僕のことを、

「すごいですね!中越さんみたいになりたいです!」

と目を輝かせながらいってくれる人もいます。



ところが、別の問題が起きました。


気づいたときには僕は、我慢することがクセになっていたのです。


我慢していないと、罪悪感を感じてしまいます。

努力していないと、将来が不安になってしまいます。


「自分勝手に振る舞ったら、まわりの人に嫌われるかもしれない。

ここは黙って、自分が我慢しておこう…」


「今日、誘惑に負けてサボったら、将来がダメになるかもしれない。

ここは踏ん張ってでも、努力しておこう…」


気がついたら僕の日常は、「こうしておかなきゃ…」、「こうやっておくべき…」で、埋め尽くされていました。


その我慢には、何の希望もありません。

ただ習慣的に我慢しているだけです。

不安に駆られてやっているだけなのです。



もっと遊んだらいいのに…。

少しはお金を使えばいいのに…。

たまにはわがまま言えばいいのに…。



もっとおいしいものを食べて、欲しいものをなにも考えずに買って、行きたいところにいけばいいのに。


いったい誰に遠慮して、なんのために我慢しているんだろう。


こうなってしまうと、心はすり減っていくばかり。

我慢がクセになると、心のエネルギーを充電できなくなります。


そうすると、本当に必要な努力や我慢まで、できなくなってしまいます。

本当に必要なときに、心がすり減って動けなくなるのです。


本当に必要なものが手に入らないと、人間は不安になって、よけいに我慢と努力をしようとします。



この意味も希望もない我慢と努力の悪循環。



人間はこうなると、身を滅ぼします。

僕は気がついたら、ダメな方へ向かっていました。


このままではいつか、本当にすり減ってしまって、僕はダメになってしまう。


そうなる前に、何か手を打たないと。

この悪循環を断ち切るには、どれだけ怖くても、我慢を手放すしかありません。


僕は我慢と努力でいろんなものを手に入れ、いろんなものを守ってきました。


だから、我慢を手放すのが怖いのです。


我慢を手放したら、誰かから見捨てられるのではないか。

努力を手放したら、悪い未来が待っているのではないか。


そう思うと、つい我慢と努力にしがみついてしまうのです。


それでも僕は、本当はわかっているのです。


「意味なき我慢は身を滅ぼす」


どれだけ怖くても、我慢を手放すことだけは、僕にしかできないことです。


我慢するのがクセになった僕みたいな人間は、本能のままに生きるくらいで、ちょうどいいのかもしれません。



だから今日。


おいしいものを食べよう。

行きたいところへいこう。



今日一日だけ。

自分勝手に振る舞ってみよう。


僕たちは、もっとわがままになる練習をしなくてはいけません。

我慢を手放す練習をしなくてはなりません。


おそらく、僕と同じような日本人は、無数にいるのでしょうから。


普段、カウンセリングをしていて思うこと。

それは、なんとなく我慢して働いている人が、どれだけたくさんいることか。


僕と同じように、我慢がクセになっている人が、本当にたくさんいるのです。



でも、だからこそ、一緒に考えて欲しい。


希望のない努力では、前向きに生きていけない。

ただの習慣で我慢しては、心がすり減ってしまう。


それでは、自分自身を幸せにするなんてできない。

そして、自分自身が幸せでないと、周りを幸せにすることも、できないのです。


だから、今日一日。

少し自分勝手に生きてみませんか。


それはきっと、よりよい働き方への第一歩になるはずですよ。






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★意味ない我慢は身を滅ぼしてしまう!

★今日一日、自分勝手に生きてみよう!

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■ 編集後記


我慢せずに、アップルパイを食べました。

カロリーなんて、知ったこっちゃねえぜ!!





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