やりたいことをみつけるゾウさんの寓話

こんにちは。

公認心理師の中越です。



やりたいことを見つけるヒントになる、ゾウさんの寓話があります。


この話、なかなか耳が痛い話です。


でも、良薬口に苦し。

耳が痛い話ほど、やりたいことを見つけるヒントになるはず。


というわけで今回は、

やりたいことをみつけるゾウさんの寓話

スタートします。



学習性無力感から抜け出すことが大事



サーカスのゾウは、なぜ逃げようとしないのか?

それを考えたことって、ありますか。


サーカスのゾウといえば、可愛らしくて力持ち。

大きな体でインパクトのある人気者です。


でも、あんなに大きくて力持ちなのに、小さな木の杭に細いロープで結んだだけで、逃げないのだとか。


ゾウぐらい力持ちなら、いつでも引きちぎって逃げられるはずなのに、逃げないのだそうです。


その理由は、ゾウが小さな小さな子供のときから、ずっとロープで繋がれていたからです。

小さなゾウは、ロープを引きちぎろうとしても、引きちぎれません。

いくらがんばっても逃げられない…。

それを何度も何度も体験させるのです。


するとそのうち、

「どうせいくらがんばっても、逃げられないんだ…。

無駄にあがくのは辞めておこう…」

と思うようになります。


そして、この思いが余裕でロープを引きちぎられる大人のゾウになっても、残っているのです。


だから、あれだけ大きな体で力持ちのゾウさんが、細いロープでつなぐだけで逃げないのだとか。


こういうのを心理学では、「学習性無力感」といいます。



僕たちはそんなゾウを見て、

「ゾウって案外、バカな生き物だな〜。

だって、あんな大きな体なんだから、小さなロープなんて引きちぎればいいのに」

とつい思ってしまいます。



でも、やりたいことがわからないと悩む僕たちも、このゾウと本質的には同じなのかもしれません。


僕たちは子供のころから、何度も何度も失敗を繰り返して生きてきています。



子供のころに、

「いくらがんばっても無駄…」

という経験をあまりに繰り返すと、大人になってもなかなかその思考のクセが抜けません。


にもかかわらず、子供がやりたいことを口にすると、ほぼ全員の大人から、

「そんなことは無理だから、やめておきなさい」

といわれます。



幼稚園くらいの子供が、


「将来、プリキュアになりたい!」

「将来、忍たま乱太郎になりたい!」


といったら、まわりの大人は、


「いい子にしてたら、きっとなれるわよ」


と微笑んでくれます。。



でも、小学校3〜4年生くらいの子供が、

「私、将来、女優になろうと思う」

「僕は総理大臣になろうと思う」

というと、大人たちの顔は一瞬曇ります。


子供は、そういう大人の変化を、決して見逃しません。

「ああ、口では何にでもなれるっていってたけど、やっぱり僕なんかには無理って思ってるんだ…」

敏感に大人の表情、口調を読み取り、それを理解します。


これって思っているより、ずっっと傷ついちゃいます。


それを何度も何度も繰り返し、何度も何度も大人の残念そうな顔を見るうちに、学習性無力感になります。


「本当にやりたいことなんて、言葉に出したら残念な顔をされるんだ…」


そうやって僕たちは、思春期になる頃には、

「自分の本当にやりたいことなんて、なにも頭に浮かんでこないよ」

と思うようになってしまいます。


人間ってとても頭がよく、空気が読めるからこそ、やりたいことがわからなくなるのでしょう。

繊細だからこそ、相手の感情を読み取れる。

それって結構、やっかいなものですね。


でも、ここでサーカスのゾウを思い出してほしいのです。

ゾウを繋いでいたのは、細い細いロープでした。

そんなものゾウが本気になったら、いつでも引きちぎれるものです。


僕たちを繋いでいるのは、大人たちの残念そうな顔という、過去の思い出だけです。

そんなもの僕達が本気になったら、いつでも引きちぎれるのでしょう。


でも、それは本当に勇気がいることでしょう。


「どうせ無理…」。

そんな大人たちの表情って、思っているより頭にこびりついていますから。


だからこそ、無理なく小さな小さなことからでいい。


趣味から始めてもいい。

仕事にならなくてもいい。

遊びで終わってもそれでいい。


ピュアで純粋に楽しいと思えることを、日常の中で増やしてほしい。


本を読むだけでもいいし、体験講座に行くだけでもいい。

好きなことに関するユーチューブを見ることだって、小さな行動になると思う。


そういう小さな行動を通じて、好きという気持ちを再確認してほしい。


それを何度も積み重ねて、気持ちが固まってきたら、次のステップに進めばいいんです。


いきなりロープを引きちぎらなくても、全然かまいません。


でも、ちょっとロープを引っ張ってみるくらいなら、僕たちにだってできるはず。


だから、まずは小さな小さな行動を、はじめてみませんか?



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天職・やりたいことを見つけるポイント

★学習性無力感でやりたいことがわからない!

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■ 編集後記


ダイエット企画 5週目


71キロから69.2キロに。

スタートが70キロジャストだったので、0.8キロ痩せました。


若干やせたような気もするけれど、誤差といわれれば誤差のような気もします。


まあ、前向きにやせたと思っておくことにします!

その方が、モチベーション上がりますしね~。







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