「やる気」が出る心理学


やる気が出る心理学


著者 中越のおすすめポイント

やる気についての本を書きたいとずっと思っていたので、これもかなり気合を入れて書きました。
この本の出版が決まった時は、本当にうれしかったです。

だからか、いま思えば、ほぼすべて書き下ろしの文章ですね。
ちょっとでも気になるなら、読んでもらって損はないと思います。

この本でも僕の基本的なスタンスは、「長続きする実践的なやる気の出し方」。

よくある成功者の本などをよんで、その時はやる気が出たけど、2~3日すると結局元通り…。
ポジティブシンキング型のやる気の出し方は、どうしても長続きしないのです。

また、難しいやる気についての理論を学んだところで、現実にその通りにできるかというと、なかなか難しいものがあります。

結局は、成功者のモノマネでもなく、心理学的な研究結果でもなく、自分なりのやる気の出し方をちゃんと見つける必要があります。
なぜなら、そういうやる気は無理なく長続きするからです。

このあたりは実際のやる気についてのカウンセリングの経験から学んだことを、そのままお伝えしています。


そういう本を求めている人にはぜひ読んでもらいたい本です。じっくり長期的に続くやる気の出し方について、詳しくお伝えしています。

やりたいことが見つかって資格の勉強をはじめた、自営業のために準備を始めたけども、なかなかやる気が続かない。そういう人にはかなりお勧めできます。


解 説

 やる気の出し方は、オーダーメイドでなければなりません。なぜなら、やる気の出し方ほど、人によって違うものはないからです。やる気を出したいと思うのであれば、人の意見に左右されることなく、自分なりのやる気の出し方を、つくりだす必要があります。では、「自分なりのやる気の出し方」を、見つけるために一番大切なことは何でしょうか?それは、自分自身が心の芯の部分から納得できる、本音の本音で「このやり方ならやる気が出るだろう」と思える方法を、誰に何といわれても尊重すること。

 本書ではいくつかの心理学の考え方から、「やる気のある自分」を再生する方法を紹介していきます。モチベーション・セラピーの原則は、「どんなときも、自分の感覚を信じること」。このことを忘れずに読んでいただければ、自分なりのやる気の出し方で迷いが出たときに、必ず大きな指標になるはずです。


目 次

はじめに

第1章 モチベーション・スタイルを創ろう!

  • やる気の出し方に正解も間違いもない
  • 科学を盲信しない
  • やる気には主観が大事
  • 解決志向ブリーフセラピーに学ぶ、やる気の出し方
  • 矛盾していてもいいのです
  • [ピンポイントコラム] 完璧主義も一つのスタイルだ!
  • 第2章 モチベーション・リカバーでやる気回復!

  • 強い不安は疲れを感じなくさせる
  • タイプA行動パターンの弊害について
  • スポーツ選手だって休んでいる
  • ゆとりがよい仕事を生む
  • プライベートなトラブルもやる気をなくす
  • フォーディズムという考え方
  • 回復させる時間を創る!
  • 休み方も人それぞれ違う
  • 心のエネルギーを回復させるのも案外面倒
  • スマホ、タブレットの時間を減らす
  • ダラダラ過ごすことに罪悪感を持たない!
  • いい意味の「鳴かず飛ばず」は
  • まとめ
  • [ピンポイントコラム] 「モチベーション経費」という考え方
  • 第3章 仕事の意味が見つかるモチベーション・ロゴス

  • やりがいが必要などと研究する必要もない
  • 自分なりの働く意味が重要
  • 生活にはバラが必要
  • モチベーション・セラピーの原点へ
  • とことん自分の本音を肯定すること
  • やりがいの難しさ
  • 自分なりの中道を見つける
  • やる気のために欲を捨てる
  • 求めないことでバランスを保つ
  • 交換ゲーム
  • ワンランク下の生活に慣れてみる
  • 欲しいものは砂の城
  • 終章 まとめ

    謝辞



    台湾で翻訳されました!
    台湾版
    讓你學摸魚、免拚命的幹勁心理學
    訳 者  戴偉傑
    出版社  本事出版社 
    出版年  2017年2月
    価 格  340元
    ISBN    9789869314305
    「やる気」が出る心理学 仕事と勉強に効く:モチベーション・セラピー

    出版社  PHP研究所
    出版年  2015年4月
    価 格  1300円(税別)
    ISBN   978-4-569-82275-4

    購入

    ≪ 『絵本を読むと「天職」が見つかる』

    ≫ 『「やりがい」のない仕事はやめていい。』

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