□「なんとなく…」の天職心理学
こんにちは。
心理カウンセラーの中越です。
学生時代の就職活動。
ほとんどの人が、
「なんとなく…」という理由で
仕事を選んでしまいます。
そういう僕も、
学生時代、「なんとなく…」で、
営業マンになって失敗しました(^_^;
でも、この「なんとなく…」に、
天職を見つけるための秘密があるかもしれません!
ということで今回は、「なんとなく…」の天職心理学です。
□たまにはゆっくり立ち止まる
先日、カフェでコーヒーを飲んでると、
となりに座っていた女子大生が、
就職活動の話をしていました。
「あんた就職活動どうすんの?」
「何をしたいのかわからんねん・・・?
とりあえず、事務でもするわ?。」
何をしたいのかよくわからないけど、
大学を卒業したら、
とりあえず働かなきゃいけない。
だからなんとなく、
事務や営業の仕事についてしまう…。
学生時代の就職活動で、
そのようにして仕事を決めてしまう人って、
多いと思います。
そういう僕もその一人。
大学を卒業するときは、
なんとなく営業職についてしまいました(^_^;
「なんとなく」で仕事を決める。
これではきっと仕事選びは失敗します。
実際、僕は失敗しました。
残念ながら、
カフェで僕のとなりに座っていた女子大生も、
きっと就職を後悔すると思います。
「なんとなく」で、
仕事を決めてしまうと、
失敗するなんて、
誰にでもわかりきってます。
にもかかわらず、
なぜ、「なんとなく」で、
仕事を決めてしまうのでしょう?
それは、
日本人が働くことについて、
しっかり考える時間を持っていないからです。
欧米では、
学校教育の中で職業に関する、
授業があります。
職業の内容の大まかな把握や、
実際に職業を体験する、
体験学習などもあるのです。
欧米では、小さい頃から、
「自分がどんな仕事が好きなのか?」
「自分がどんな仕事に向いているのか?」
としっかりと考えているのです。
それにくらべて、
日本人の就職への意識は、
「安定した企業に入れればいいか」
程度です。
学校での職業に関する授業など、
あってないようなものです。
就職活動のときになって、
初めて「働くってなんだろう?」と考えます。
特に、両親がサラリーマンの場合、
実際に働いている姿を見ることがほとんどないので、
社会人というものがどういうものなのか、
実際に働いてみるまで知ることが出来ません。
営業や事務が、
どんな仕事かを知らないまま、
就職活動に放り出されるのです。
働くということや、
職業の内容を知らないのですから、
「なんとなく」で就職を決めても、
仕方がありません。
というより、
「なんとなく」以外に、
就職の決めようがありません。
さらに日本では、
「転職の空白期間は、3ヶ月まで。」
「大学を卒業したら、すぐに就職しないといけない」
という風潮があります。
これによって、
大学を卒業したときも、
転職をするときでさえも、
しっかりと自分を見つめなおす機会を奪われています。
どんな人にでも必ず、
しっかりと立ち止まって、
自分の人生を見つめなおす時期が必要です。
「やりたいことがわからない」
「何度も転職を繰り返してしまう」
「仕事に充実感を感じることができない」
こういうときはしっかりと一度立ち止まって、
「自分が本当にやるべきことは何か?」
「自分にとって働くということは何か?」
「自分が仕事に何を求めているのか?」
をゆっくりと時間をかけて考えるべきときです。
前に進むことばかりでなく、
ゆっくりと立ち止まること。
そして人生の地図を広げ、
自分の行き先を確認することも、
とても大切なことなのです。
今回のポイント
★「なんとなく」で就職を決めない!
★しっかりと立ち止まって、自分の人生を見つめなおす!
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