こんにちは。
カウンセラーの中越です。
僕はあるとき、
ある大きなことをあきらめました。
そしてそれをあきらめたことが、
やりたいことを見つけ一歩踏み出すための、
大きな力となりました。
やりたいことを見つけるために、
あることをあきらめることは、
とても大きな力になると思います。
さて、僕があきらめたあることとは??
今回は「諦念」の天職心理学です。
えー、今回、壮絶に長いです。
でも、とても大切な話です。
今までのメルマガ、ブログで、
一番大切なことかもしれません。
ぜひ読んでみてくださいね(^_^)
□今までのやり方ではダメなんです!
僕は学生のころから、
引っ込み思案なタイプでした。
バイト先や友人関係などで、
「もっとこうしたほうがいいのに…」、
自分の考えがあっても口に出せません。
「あんなかわいい娘と付き合えたら…」、
もちろん僕は好みの異性が近くにいても、
自分から声をかけたりできません。
自分の進路なども、先生や親から、
「こうしたほうがいいよ」と言われたら、
何となくそのとおりにしてました。
よく言えばおとなしい良い子。
でも、本当のところは、
何事にも受け身な子供だったのです。
ずっとそんな受け身な人生でした。
「自分の正しいと思うことを言って、
自分のやりたいようにやったら、
もっといいことがあるのかな…?
もっと積極的になったら、
もっといいことがあるのかな…?」
そんなふうに思うこともあったけど、
わざわざ勇気を出して積極的になるほど、
本当に困ることはありませんでした。
そんな消極的で受け身な僕でも、
そこそこ楽しく人生を過ごせたからです。
受け身で引っ込み思案な僕でも、
恋人もできたし進学もできたし、
そこそこ楽しく生きられたからです。
受け身なまんまでも、
そんなに悪い人生ではありません。
ところが、社会人になって、
そうはいってられない事態が起きました。
受け身になって働いていると、
なぜか辛いことばかりが起きるのです。
なんとなく流されて就職した会社は、
パワハラや理不尽な営業がまかり通る、
本当にひどい会社でした。
2つ目の会社も同じようなもの。
パワハラ、超長時間労働、倫理に反する営業、
毎日毎日がそれの繰り返しでした。
すぐに嫌になって辞めました。
運よく大きな良い会社にもいきました。
その仕事に満足している人も、
たくさんいました。
僕もその会社は好きでした。
いい人たちにも恵まれたし、
自分にあっていたと思います。
僕はその会社でも、
ずっと受け身で働いてました。
その会社はある程度、
受け身でも許されたのです。
だから僕には楽だったのです。
でも、大人になった僕は、
今度はそれが怖くなってしまいます。
子供のときから、
「自分の正しいと思うことを言って、
自分のやりたいようにやったら、
もっといいことがあるのかな…?
もっと積極的になったら、
もっといいことがあるのかな…?」
そう思っていたけど、
積極的になれなかった僕。
「こんな僕がこのままこの会社にいたら、
きっと一生、
受け身なままで生きていくんだろうな…。」
25年、受け身で生きてきた僕は、
直感的にそれがよくわかりました。
「この先、30年以上ここで働いて、
定年するころには自分も、
60歳前後になっているのか…。
一生、何となく受け身で、
自分が正しいと思うことをやらず、
周りに合わせて働いていくのかな…。
こういう働き方を続けて、
自分は幸せになれるのかな…?」
そう思うと、
すごく怖くなりました。
「この会社にいたら、
きっと自分は一生、受け身のままだ。
もっと積極的になれたなら、
人生もっと楽しかったかもしれない…。
今までどおり、
僕は死ぬ時までそう思っているのかな…。」
そう思うとすごく怖かったのです。
なぜ急にそう思ったのか?
それはいまでもよくわかりません。
でもはっきりと、
「このままの生き方では、
満足する人生にはならないだろうな。」
僕はそう感じ始めました。
少しでいいから人生を変えたい。
だから僕は、昔好きだった、
心理カウンセリングを勉強し始めました。
自分なりに一歩踏み出した。
最初はそう思うことができて、
ちょっとだけうれしくうなりました。
でも、カウンセリングの勉強をすると、
カウンセラーは資格があるだけでは、
お金にはならないことを知りました。
自分なりに一歩踏み出したつもりなのに、
「資格を取ってもダメなのか…。」、
そう思うと悲しくなりました。
何度も転職してもダメで、
大きい会社にいってもそれでもダメ。
資格を取ってもやっぱりダメ…。
何をやってもダメ、ダメ、ダメ。
僕にとっては絶望でした。
「やっぱり、自分なんかは、
働いて幸せになれないんだ…。
楽しい仕事なんて自分にはないんだ…。」
うまくいかないときは、
人間ついマイナスに考えてしまう。
そしてよけいに絶望感が増しました。
でも、絶望のふちで、
僕はうすうす気づいていました。
本当の問題はいつも受け身な、
自分自身にあったことに。
「就職さえできれば、
人並みの幸せはあるだろう。」
「大きくて良い会社に入れば、
あとは会社いうとおりにすればいい。」
そして、
「資格さえ取れば、
大きな組織が何とかしてくれるはず。」
受け身な自分が嫌で、
カウンセリングの勉強を始めたけど、
本当のところは何も変わっていない。
結局、いつも僕は、
「~さえすれば、
あとは受け身でも大丈夫…。」
そう思っていたのです。
でも、転職しても資格を取っても、
受け身のままで何をしても、
うまくいくことはありませんでした。
「なにをやったところで、
自分の生き方が変わらないと、
幸せになれないんじゃないだろうか…?」
ようやくそれに気づき始めました。
「子供のころから今まで、
ずっと受け身でもよかった。
まわりの人が何とかしてくれた。
ずっと受け身のままでいい。
積極的に何かをして、
苦労や失敗なんてしたくない。
受け身のままで、
そこそこ幸せにして欲しい。」
本音の本音で僕は、
きっとそう思っていたのだと思います。
「自分から積極的にならなくても、
いままでどおり周りに流されるまま、
そこそこ幸せになれたらそれでいい。」
子供のときから何となく、
受け身で消極的に生きてきた僕は、
大人になってもそう思っていたのです。
でも、それではうまくいかない。
社会人になって嫌というほど、
それを思い知らされました。
自分から何かをしないと、
自分から道を切り開かないと、
やっぱりうまくいかないんです。
いや、うまくいくかどうかより、
自分から何かをやり始めないと、
自分が満足することはないんです。
だって、たとえ受け身なまま、
何かがうまくいっても、
「もっと積極的になれたなら、
人生もっと楽しかったかもしれない…。」
その思いが消えることはないですから。
ずっとそう思い続けて死ぬなんて、
その時点で満足な人生とはいえない。
そんな当たり前のこと、
大人になるまで気づきませんでした。
いや、うすうす気づいていたけど、
それを認めたくなかったのです。
「自分から積極的にならなくても、
いままでどおり周りに流されるまま、
そこそこ幸せになれたらそれでいい。」
おろかな僕は、自分自身が、
何もしなくても得られる幸せを、
あきらめられなかったのです。
でも、何度も転職してもダメで、
大きい会社にいってもそれでもダメ。
資格を取ってもやっぱりダメ…。
何をやってもダメ、ダメ、ダメ。
そして絶望のふちに来てやっと、
受け身の幸せをあきらめました。
「受け身なままじゃダメなんだ…!
自分が変わらなきゃ、
絶対に人生は変わらないんだ…!」、
それをはっきりと認めました。
いや、受け身で幸せになることを、
やっとあきらめられたのです。
最近の心理学では、東洋の哲学、
禅が取り入れられています。
その禅の言葉に、
「諦念(ていねん)」という言葉があります。
諦念とはあきらめること。
そしてあきらめると言うのは、
単に断念することだけではなく、
「明らかに認める」と言う意味です。
明らかに認める。
「受け身なままじゃダメなんだ…!
自分が変わらなきゃ、
絶対に人生は変わらないんだ…!」
僕はそれをうすうすではなく、
あきらかに認めるようになりました。
それから僕の人生は、
少しずつ変わり始めました。
カウンセラーの仕事がないなら、
自分で仕事を創ろうと思う。
まわりに反対されても、
自分のやってみたいテーマ、
やりたいこと探しのカウンセリングを、
すこしずつ仕事にし始める。
やっぱりいつか独立して、
自分が本当に納得いくやり方で、
カウンセリングをしてみたい。
そんな子供みたいなバカバカしい夢に、
真正面から取り組み始める。
もちろん、失敗ばっかり。
夢に向かって、
一日に1ミリ進めばいいほう。
0,1ミリしか進まない日もある。
時には3センチ後退して落ち込んだり。
とにかく失敗ばかりでした。
でも、僕は真剣だった。
自分から何かをやり始めて、
生まれて初めて、
自分の胸が熱くなるのを感じた。
これが一生懸命ということか、
これが夢に向かってがんばることか、
これがガムシャラということか。
今までよくわからなかった言葉の意味が、
とてもよくわかるようになった。
初めて相談者からお金をもらった日、
僕はこの夢に人生を賭けようと思った。
それがやりたいことが見つかった瞬間。
まだまだ未熟な点もあるけども、
いま、なんとか、
ボチボチやっていけてます。
これからも最大限の努力をするけども、
でも、先のわからないのがこの世の中。
もしかしたらこの先、
僕みたいな個人事業者は、
廃業になることもあるかもしれない。
そしたら中年になって、
廃業した個人事業者なんて、
就職先もないかもしれない。
それでも僕は後悔はありません。
だって、
「もっと積極的になれたなら、
人生もっと楽しかったかもしれない…。」
そう思うことはもうないですから。
僕は結構、満足できてます。
さて、あなたは、
受け身のままで幸せになること、
まだあきらめられないですか?
あきらめられないあなたも、
本音の本音では、うすうす、
気づいているんじゃないですか?
□30日で天職を見つけるための□
□自己カウンセリングプログラム□
積極的になろうと思っても、
何をやりたいのかよくわからない??
そんな方はこちらへどうぞ!
https://happy-career.com/stepup.html
今回のポイント
★自分に嘘をついていませんか?
★ちょっとだけ自分を疑ってみよう!
★メルマガに登録していただくと、このブログの記事が無料でメール配信
★本気で天職・やりたいことを見つけたい方は今すぐこちらへ!
https://happy-career.com/stepup.html
■カウンセラー中越の著書はこちら
『いまの仕事で本当に幸せになれますか』
===========================
■ 編集後記
うちのカウンセリング、
なぜか北海道の相談者が多いです。
なんででしょうね?
北海道の人は、
好きを仕事にする人が多い?
そんなわけないか。
うちはネットから、
申し込んでくる人がほとんどだから、
北海道はネット環境が整ってるのかな?
ちなみに、
沖縄はほとんどありません。
なんでだろう??
===========================