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お金と幸福と天職の関係
こんにちは。
カウンセラーの中越です。
お金について悩んだとき、
僕はいつも決まって、
思い出す光景があります。
その光景が、
天職を見つけるための、
大きなヒントになっています。
さて、それは、
どんな光景だと思いますか?
というわけで今回は、
「お金と幸福と天職と」。
スタートします!!!
お金と幸福はどれだけ関係してるのか
僕はお金で悩んだとき、
いつも思い出す光景があります。
もう何年も前、
たった一回のことなのに、
ずっと忘れられない光景。
関西にある有名テレビ局。
そのまわりは、
大きな公園になってます。
一時期、
体重を気にしはじめた僕は、
そこをジョギングしてました。
テレビ局の近くだからか、
おしゃれなお店も多く、
カップルもたくさんいます。
ある時、その公園で、
カップルがケンカしてました。
男女ともに、
いかにも高級そうな身なり。
女性は、
僕の月収より高いカバンを、
男性めがけて振りまわす。
品の良いスーツの男性は、
大声で何か叫んでいる。
僕はその二人を横目に、
走り抜けていきました。
そして、
そこから20mもしない場所。
時間にすればほんの数秒後。
おそらく、
60歳くらいでしょう。
ボロをまとった、
夫婦のホームレスが、
肩を寄せて暖めあい、
微笑みあっている。
「お金と幸福って、
なんなんだろう…?」
僕は、
お金のことで悩んだとき、
いつもこの光景を思い出します。
高収入でもアルコール依存症に
そんなのは、
安物のドラマみたいな、
ベタな設定のベタな話。
そういわれたら、
その通りかもしれません。
それでも僕が、
この光景を思い出すのは、
父の影響があるのでしょう。
僕の父は、
不動産業を営んでました。
世間でいう、
高収入な部類の人。
にもかかわらず父は、
アルコール依存症になり、
まさに破滅の人生を送りました。
僕の家はいつも、
お酒と暴力で、
埋め尽くされてました。
小学生の頃、
まわりの友達は家族のことを、
楽しそうに話します。
僕はそれが、
とても不思議でした。
「家族が楽しいって、
どんな感じだろう?」
そして、
まわりの友達は、
僕にいいます。
「お前の家は、
お金持ちでいいな~」
思えば僕は、
そのときからずっと、
思っていたのです。
「お金と幸せって、
なんなんだろう…?」
ホームレスは嫌だけどお金だけでもダメ
とはいえ、
「幸せそうに微笑んでれば、
ホームレスになっていいのか?」
やっぱり僕は、
ホームレスになりたくない。
それに、今の僕の悩みは、
大半が高収入になれば、
解決できることばかりです。
今度は僕が、
こころの中で言う番です。
「お前の家は、
お金持ちでいいな~」
でも、その瞬間、
同時に僕の脳の中で、
あの映像が再生されます。
それはもちろん、
公園のカップルとホームレス。
やっぱりお金だけでは、
何も解決できやしない。
それを僕は、
小学生のときから、
知っているのです。
仕事で悩んだときの判断基準
そういうわけか、
僕は仕事で悩んだとき、
ある判断基準をもとに、
考えることにしています。
それは、
「この仕事を、
それなりに長く続けて、
微笑んでいられるかどうか」
ということです。
それは、
20代で会社を辞めたときも、
15年自営業を続けた現在も、
変わっていません。
だから、
サイトのトップページに、
「10年後、いまの仕事で、
本当に幸せになれますか?」
と大きく書いています。
このキーワードは、
15年経った今でも、
全く飽きません。
もちろんどんな仕事も、
ある程度、長くやらないと、
いい仕事かわかりません。
でも、
半年、1年と続けてみて、
「どうしても自分に合わない…」
「心がすり減っていくようだ…」
「自分は嫌な人間になったな…」
そう思うようであれば、
どれだけお金になる仕事でも、
辞めるようにしています。
また、その仕事をしている、
周囲の人たちをよく観察して、
「あんな人間には、
なりたくないよな…」
そう思う人ばかりなら、
どれだけ条件がよくても、
辞めるようにしています。
そんな仕事を長く続けては、
僕は自然に微笑むことさえ、
できなくなってしまう。
「なんだか自分が、
嫌な人間になってしまった…」
それは、
どれだけごまかそうと、
ごまかしきれません。
一日か二日であれば、
自分の心に嘘もつける。
でも、人間は長期的には、
自分の心に嘘をつけない。
そうなったときに、
心と心がぶつかり合い、
心の病になるのです。
もしかしたら僕の父が、
アルコール依存症に、
なってしまった原因も、
「自分自身が、
嫌な人間になったことを、
忘れてしまいたくて。
毎日、毎日、
記憶が飛んでしまうまで、
お酒を飲み続けていた…」。
そんなところかもしれません。
もっとも、
いまとなっては、
真実はわかりません。
それに、
そうだったとしても、
僕の父への気持ちは、
なにも改善されません。
だからもう、
なにが真実だったかなど、
どうでもいいことなのです。
幸福になるために働いている
そういう生い立ちからか、
僕は仕事をする上で、
一つ決めてることがあります。
それは、
「どうせなら、
幸福になるために、
働いていこう」
ということです。
考えてみれば、
なんとも当たり前のこと。
僕たち人間は、
なんのために働くのか?
それはもちろん、
幸福になるためです。
働いてお金を稼ぐのも、
出世して名誉を得るのも、
幸福になるためのこと。
それを手に入れたら、
幸福につながるはずだと、
僕たちが信じているから、
お金や名誉が欲しいのです。
だから僕たちは、
お金や名誉のために、
辛い思いをして働きます。
でも、
「幸福になるために、
働いているはずなのに。
気がついたときには、
働くことが原因で、
不幸になった自分がいる」
そういう人は、
この世の中にたくさんいます。
仕事が原因で、
心の病になる人も、
本当にたくさんいます。
「僕たち人間は、
幸せになるために、
働いている」
こんな当たり前のことが、
なぜだか僕たち人間には、
結構、難しいのです。
焦って仕事を決めたり、
欲にかられてしまったり、
人目を気にしてしまったり。
ほんのちょっとした、
心の迷いが原因で、
仕事選びを間違える。
それが僕たち、
人間が持つ弱さ。
人間、誰しも、
そんな弱さを持ってます。
僕自身だって、その一人。
だからいまだに、
仕事で迷ったときには、
「この仕事を、
それなりに長く続けて、
微笑んでいられるかどうか」
この基準に立ち戻るのです。
迷うことが天職への近道
どれだけ儲かる仕事でも、
「この仕事を長く続けたら、
僕は仕事が終わったあとに、
微笑んで変えられなくなる…」
そう思うようになったら、
断るようにしています。
多少、
割に合わない仕事でも、
「今日はいい仕事ができた。
充実した深い時間になった」
そう思えるような依頼なら、
なるべく受けるようにしてます。
ただ、だからといって、
あまりに貧乏になると、
それはそれで笑えません。
「ある程度の収入も確保する」。
そうでなければ、
どれだけ深くいい仕事でも、
人は微笑んで暮らせません。
そこまで考えると、
仕事を選ぶとは、
「収入と微笑みの
バランスを取ること」
という意味なのでしょう。
そして、
それがバッチリはまった仕事が、
天職といえるのでしょう。
僕もまだまだ、
それを模索中です。
だって、
僕たちが生きている限り、
そのバランスは変わるから。
だから僕たちは、
ずっと模索し続けるのでしょう。
そして、
それを模索し続ける人だけが、
天職に就くことができるのです。
それを模索し続ける人だけが、
微笑んで働くことができるのです。
だから、
「いまの仕事を続けて、
10年後、幸せなのか?」
「どんな仕事であれば、
微笑んで働けるのか?」
今日は僕と一緒に、
考えてみませんか?
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このプログラム、
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月に10個しか作れません。
なので、
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今回のやりたいことの見つけ方ポイント
★お金だけでもやりがいだけでもダメ!★そのバランスを取ることが真の仕事!
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■ 編集後記
いろいろ悩んだすえ、
結局この改行スタイルに。
こんな改行スタイルは、
まあ僕くらいなんですよね。
でも、
悩んでるときに読むのって、
これくらいが読みやすいはず。
通勤中でも、
仕事で疲れたあとでも、
気楽に読めるように。
やっぱりうちのコラムは、
そこが一番大事です。