こんにちは。
公認心理師の中越です。
やりたいことが見つからない原因って、実は結構シンプルです。
やりたいことを見つけるカウンセリングをやりはじめ、もう15年以上。
それだけ長くやっても、やりたいことが見つからないシンプルさは、ほとんど変わりません。
それは、うちの相談者さんの話を聞いていても、僕自身について考えても同じです。
今回はやりたいことが見つからない原因を、お話しします。
やりたいことが見つからないのは、失敗するのが恥ずかしいから
やりたいことを見つけるカウンセリングをして、もう15年以上になります。
そんな僕自身も、新しいやりたいことが出てくることがあります。
実は、去年、公認心理師の試験勉強をしていたとき。
結構、ユーチューブを見て勉強しました。
それまで僕は、ユーチューブを見る習慣がありませんでした。
で、ユーチューブを見て勉強しているうちに、
「お金出して予備校に行った方がいいですよ」
と動画の中で話している方がおられました。
僕は子育て、仕事、試験勉強の三足のわらじだったので、
「たしかにお金払って予備校に行かないと、自分を追い込めないかも。
独学するよりその方が効率いいよな～」
まあ、人間って自分でお金を払った方が、真剣に取り組むんですよね（笑）
この法則をよく知っているので、予備校に行ったわけです。
（ちなみに河合塾に行きました。まさか42歳で予備校生になるとは…）
ところが、コロナ禍で予備校もオンライン。
授業は全て動画配信です。
「う～ん、動画で授業ってどうなんだろう？
せめてライブ配信なら集中できると思うけど…」
そんなことを思っていたのですが、実際にはじまってみたら大当たり。
その動画はかなり面白くて、飽きずに何度も見返しました。
音声配信もしていたので、通勤中にそれを聞いたりしていました。
そのおかげでみごと公認心理師試験に合格しました。
それまで動画を見る習慣が全くなかったのですが、
「YouTubeって思ってたよりおもしろい」
と今さらながら思うようになりました。
（動画配信より紙の本を読みたい。少し古い人間になりつつあるのかも知れません…）
そのころから、
「ユーチューブ、やってみようかな～。
うちの相談者さんたちも、動画見る人多いだろうし。
それに、僕の顔と話す姿を見るだけでも、カウンセリングに来る前の緊張が和らぐだろうし…」
そう思うようになりました。
でも、なっかなか動き出せません。
「失敗するのが、怖い。
いい歳してなにやってるんだと、さげすまれるのが怖い」
そんな気持ちがどうしても心の中から離れません。
でも、そういう弱い自分を認めるのって、本当に辛いですよね。
だから僕は、自分で自分に嘘をつくしかありません。
「いや、別に。動画なんて興味ないし。
自分は文章を書けるんだから、文章一本でいけばいいし。
僕はいままで何冊も本を書いているんだから」
まさに自己欺瞞。
精神分析でいう「否認」というやつです。
この感覚を味わうの、もう一体何度目でしょうか。
20代半ばでカウンセラーになりたいと思ったとき。
自分でサイトを作ろうとサイト制作ソフトを買ったとき。
ブログ、メルマガで文章を書きはじめたとき。
いまと全く同じように、
「失敗するのが、怖い。
いい歳してなにやってるんだと、さげすまれるのが怖い」
そう思って逃げていました。
「いや、別に。
そんなの本当にやりたいわけじゃないし…」
そうやってスカしてかっこつけて、自分が傷つくことから逃げていたのです。
一体何度、同じことを繰り返すんだろう。
自分でもそう思います。
本当に、人間って弱い生き物ですね。
でも、これって決して僕だけじゃないのです。
うちに来る相談者さんたちも、ほとんどの人が同じことをおっしゃいますから。
人間なんて、そういう弱い部分を持っているのが普通なのです。
「失敗するのが、怖い。
いい歳してなにやってるんだと、さげすまれるのが怖い」
でも、なによりも怖いのは、そうやって逃げている自分を認めることです。
「本当はやりたいことがあるのに…。
本当は興味あることがあるのに…。
失敗するのが怖いから、
恥をかくのが怖いから。
自分に言い訳ばかりして、
いつまでも逃げ続けている…」
そんな自分を認めることは、本当に怖いことで、身を切るように辛いことです。
だから僕たちは、
「自分にはやりたいことなんてないんだ…」
と今日も自分に嘘をついて過ごします。
でも僕は、少し自分に正直になってみます。
だって、自分に嘘をついていたら、たしかに傷つくことからは身を守れることはできます。
でも、それでは本当に欲しいものへ、永遠に手を伸ばすことができません。
「あのとき逃げてばかりじゃなくて、ちゃんと行動しておけばよかった…」。
将来、歳をとって人生を振り返ったとき。
自分の思い出がそんな後悔ばかりになる方が、もっと怖いことだと思うのです。
僕はもう42歳です。
人生も半分は終わってしまいました。
だからこそ、より切実にそれを感じるのです。
だから僕は失敗して恥をかこうと、やりたいことに挑戦して、あがいて生きてみようと思います。
そんなわけで、ユーチューブ。
はじめました。
左側のにやけてる男性が僕です。
恥ずかしさのあまり、ずっとにやけてますね…。
よかったらチャンネル登録してください！
（まさか自分の人生でこのセリフをいうときが来るとは…。わからないものですね）
嫌だな～。恥ずかしいな～。
でも、しばらくは続けてみようと思います。
さて、自分自身に嘘をついていること。
みなさんはどんなことがあるでしょうか。
どのような結果になろうと、やれるだけやっておいた方が、善き人生になると思いますよ。
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■ 編集後記
ダイエット企画 ８週目
もう2ヶ月が過ぎました。
スタート70キロ。
で、今日の朝、68，5キロ！
1，5キロ痩せました。
まあ、まだまだなのですが、2ヶ月だとこんなものなのでしょうか。
運動をしていないので、これでもよくやっている方ですよね。
こんな編集後記まで読んでいる人は気づいたかも知れません。
カウンセリング教室にユーチューブ。
人前に出ることが増えるのでやせたいのですよ！！
コロナでカウンセリングがオンラインになったのも、太った原因なんですよね。
人前に出ないと、やせないですよね。
