こんにちは。

カウンセラーの中越です。



今回は初心に戻って、

「天職ってなんだろう?」を、

考えてみようと思います。



これを考えるために、

ある有名な経営者さんと、

僕のおかんと大工さん。



この3人の物語を、

お話ししようと思います。



この3人の物語は、

天職とは何かを考えるために、

必ずヒントになるはずです。



というわけで今回は、

天職を見つけるおかんの教え

スタートします!!





仕事を辞めたい有名経営者





とある経営者さんの話。



その方は僕なんかより、

ずっと有名でお金持ちだし、

本もたくさん売れています。



あるとき、

その経営者さんは、



「いや~、中越さん。


 自分も歳を取るんだし、

 今の仕事内容を考えると、

 ずっと現場に出るなんて、

 やってられないですよね。



 自分がいなくても、

 利益が出る仕組みにするのが、

 一番いいんですよね」



「う~ん、

 そうですかね。


 僕はできることなら、

 ずっと現場でカウンセリング、

 やっていたいんですけどね」



するとその経営者さんは、

少しあわてた様子で、



「まあ中越さんは、

 まだお若いですから…」


と付け足しました。



それが2~3年くらい前。



ちなみに、

僕は今年で39歳。



腰や背中も痛くなり、

その経営者さんのいうことも、

少しわかる気はします。



仕方がないので僕は最近、

なるべく長く仕事ができるよう、

少しだけ筋トレをはじめました。




それに、

経営者という立場なら、

それは正しい考えでしょう。



自分がいなくなっても、

会社が回るようにするのが、

いい経営者だと思います。



後人を育てることも、

大切な仕事です。



年齢が変われば立場も変わり、

やる仕事内容も変わって当然。

経営者ならなおさらです。




ただ、それでも僕は、


「今の仕事内容を考えると、

 ずっと現場に出るなんて、

 やってられないですよね。」


という言葉は、

なんだか今の仕事が嫌なようで、

悲しいものを感じました。




「この人は有名だし、

 僕よりずっと稼いでる。


 正直、やっぱり、

 うらやましい。



 でも、

 ずっと今の仕事内容を、

 やりたいわけじゃないのか…」



それって、

僕の天職のイメージとは、

ずいぶんと違います。



この物語は、

なんだか複雑な気持ちになります。




僕のおかんの仕事について




僕の母は、

70歳になります。



僕が20歳くらいの頃、

二人の姉はもう結婚して、

家を出ていました。



僕は20~30歳まで10年も、

母と二人で暮らしました。



父と離婚するずいぶん前から、

母はパートに出るようになり、

自分で稼ぐようになりました。



離婚してからは、

パートを2つ掛け持ちし、

始発の電車で出勤します。



朝早くから働く方が、

母の性分に合ってたようで、

昼の2~3時頃帰ってきます。



母と二人で暮らした10年間。



母のパートのグチを聞くのは、

数少ない家庭においての、

僕の役割でした。



あるときのこと。



久しぶりに帰省した姉が、

母に仕事を辞めるように、

説得したことがあります。



「ママ、

 もう歳なんやから、

 仕事辞めたら?


 せめてどっちか1つ、

 辞めたほうがええんちゃう?」



母は、


「まだまだ元気やから、

 心配せんでも大丈夫や。


 私は死ぬまで、

 働いていたいねん」


といいました。



(女子校育ちの姉は、
 母のことをママと呼ぶ。

 男子校育ちの僕は、
 母のことをおかんと呼ぶ。

 中越家の不思議な文化です)



もちろん姉の言葉は、

母を心配しての言葉。

思いやりの言葉です。



母は笑顔で答え、

強く言い返しません。



でも、10年二人で暮らし、

グチを聞き続けてきた僕は、

母の言葉の意味がわかりました。



「そういってくれるのは、

 本当に心からうれしい。


 でも、

 私から今の仕事を、

 奪わないで欲しい」



たしかに僕の母は、

いつもグチを言っていたけど、



「私、今の仕事、

 気に入ってるねん」


「私は死ぬまで、

 ずっと働いてたいねん」


「家におってもしゃーない。

 外で働いている方が、

 なんぼかマシやねん」


「私、

 朝早くから働いてるから、

 健康でおれるねん」


「冗談なしで、

 会社が来てええいう間は、

 ずっと働いていたいねん」



とよくいってました。



僕はいいました。


「おかんのことやから、

 会社が来るないうても、

 勝手に行くんやろ」



母は答えました。


「せやな。

 ボケたふりして、

 いったろかな」



同じ職場の若い人達と、

たまにはランチをしてきて、

おいしいお店を発見したと、

たまに会うと教えてくれます。



長く働いている間に、

母は2つのパート先で、

会社の偉い人達からも、

一目置かれている様子。



ずいぶんと、

頼られているようです。



カウンセラーという、

座りっぱなしの仕事で、

体力の無い僕に対して、


「あんたなんか、

 うちの職場に来ても、

 なんの役にも立たへんで」


とても誇らしそうに、

そういいます。



(これは事実だと思う。
 筋力ではなく体力なら、
 母の方が上だと思う)




僕の母にとって、

今の職場は自分の居場所。



今の仕事内容は、

アイデンティティーです。



それを奪うことは、

誰にもできません。



もちろん、

苦労も多かった。



母だって何度も、

朝早い仕事については、

辞めようかと迷ってました。



でも、

最終的にはいつも、


「私は死ぬまで、

 働いていたいねん」


に落ち着きます。



最近、

そういう母を見て僕は、


「あんな働き方も、

 悪くないもんだな」


と思います。




僕にとって、

カウンセリングルームは、

宝物そのものです。



カウンセラーとして、

生計を立てていけている。


それは、

落ちこぼれだった僕の、

数少ない誇りでもあります。



唯一といっていい、

努力して手に入れたもの。



だから僕は、

カウンセリングルームが、

潰れてしまうのはとても怖い。



本当に怖いです。



でも、もし、

僕のカウンセリングルームが、

潰れてしまったとしても、


「おかんみたいになるなら、

 それは悪くないかもな」


と思うようになりました。



おじさんになって、

パート生活になったとしても、

おかんみたいなら悪くない。



僕は将来の不安が、

1つ消えました。




70歳の大工さんの物語





そんな母が今年、

実家をリフォームしました。



何社か見積もりを取り、

いろんな業者で迷いました。


そして、

大きい会社に頼むのはやめ、

近所の小さな工務店にしました。



その工務店の社長は、

母と同じ70歳でした。



連れてきた大工さん達も、

母と同じ70歳でした。



社長は大工さんと一緒に、

現場で仕事をしていました。



同年代だからか、

母と社長と大工さんは、

仲良くなったそうです。




「よっしゃ!この仏間、

 ずっと使ってへんのやろ。

 わしがクローゼットにしたる」



「他の現場であまった、

 新品の洗面台あるねん。

 姉さんとこにつけたるわ」



「しゃーないな。

 玄関もなんとかしたるわ」



(70歳同士だと、
 おかんは姉さんと呼ばれる。
 これは僕には発見だった)




あとから聞いた話だと、

70歳が集まって、

まるで悪巧みでもするように、

リフォームしていたそうです。



僕は実家のトイレの前で、

やたら立派な洗面台に驚き、


「おかん、

 この家で一体誰が、

 朝シャンするねん」


といいました。



母はとてもうれしそうに、

笑っていました。



長く使っていない仏間は、

確かに見事なクローゼットに、

作り替えられていました。



母がいうには、

その社長や大工さんは、


「わしらもうこの歳やろ。

 そんなに儲からんくても、

 トントンになればええねん。


 気分よく仕事して、

 ずっと働いてたいねん」


といっていたそうです。



これも素敵な働き方し、

なんだか天職っぽい。



そして、

70代の大工さんって、

なんだかカッコいい。



70代で現役の大工なのは、

うらやましいと思いました。




これぞ天職という言葉





稼いでいる経営者は、

うらやましいけれども、

天職とは違う気がします。



それに母にとって、

パートはやりがいがあり、

大切なアイデンティティ。



でも、

だからといって、


「どんな仕事であっても、

 やりがいを持とうとすれば、

 天職になるんですよ。


 とりあえず今の仕事を、

 がまんして続けなさい」


これは違います。



これで納得する人は、

一人もいないでしょう。




大工さんと工務店の社長は、

天職に近い感じはするけど、

他の人と何が違うんだろう。



そんなときに、

古い本を読み返していると、


「なるほど。

 これが天職だろうな」


と思う言葉がありました。



それは歌舞伎役者、

尾上菊五郎丈さんの言葉。



「まだ足りぬ

 踊り踊りて

 あの世まで」


という辞世の句です。


(こころの開眼「仏語仏戒」
 松原泰道 より)



歌舞伎役者にとって、

こう言えるのであれば、

これはきっと当人には、

天職だったのでしょう。



そこにやりがいがあり、

興味深い対象であり、

自分にとって意味がある。



そしてなにより、

死ぬまで今の仕事を、

続けたいと思えている。



いや、

死んでもなお続けたい。



おそらくこれは、

誰がどこから見ても、

天職だと思います。




僕にとっての天職




できれば僕は、

おじいちゃんになっても、

カウンセラーをしていたい。



今までみたいに、

本にならなくてもいい。



自分の書きたい文章を、

ポツポツ書いていたい。



古くて狭い、

カウンセリングルームでも、

僕は全然かまわない。




でも、僕は死ぬまで、

カウンセラーをしていたい。



やっぱり僕は、

あまりお金にならないけど、

今の仕事について良かった。



今回、

深く振り返ってみて、


「やっぱり僕にとって、

 カウンセラーは天職だな」


と感じることができました。




もちろん価値観は、

人それぞれ違います。



「成功者になることが、

 天職の条件だと思う」



そういう人も、

やっぱりいると思います。



その考え方を、

否定はできません。



でも、僕たち人間は、

人生の大半の時間を、

働いて過ごします。



「死ぬまで、

 この仕事を続けたい」



そう思える仕事の方が、

豊かな生き方になるだろうし、

天職だと僕は確信しています。






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■ 編集後記



筋トレしてると書いたけど、

10回もやればがんばったと、

自分自身を褒めています。



自分ではジョギングのつもり。

でも、おそらく他人が見れば、

ウォーキングです。



1日に20分くらいは、

運動するようにしないと、

座り仕事は続けられない。


それは実感しています。


まさかカウンセラーにとって、

運動が大事になるとは。