こんにちは。

カウンセラーの中越です(^_^)


突然ですが、子供の人見知りと、

やりたいことに挑戦することに、

実は大きな関係があるんです!


この秘密を知りさえすれば、

やりたいことへの挑戦へ、

大きく一歩踏み出せるはずです。


その秘密を教えちゃいます!


というわけで今回は、

「安全基地」の天職心理学です。




 

□心の安全基地を作ろう!



子供についての心理学で、

ちょっと面白い話があるんです。


母親に愛着を抱いている子供ほど、

積極的にはじめて見る物や初めて会う人に、

関わろうとするという理論があります。


つまり、母親に抱っこをせがんだり、

しがみついたりと接触を求める子供ほど、

冒険をすることが多いのです。


これを「愛着理論」っていいます。



子供とは弱い存在です。

子ども自身本能的に、

それをよく知っています。


はじめて見る物や初めて会う人は、

危険なこともある。

そのこともよくわかっています。


でも、愛着を感じている母親がいれば、

何かトラブルがあったとしても、

きっと母親が自分を守ってくれるはず。


そう思えるから子供は、

新しいものに触れる勇気を、

持つことができるのです。


子供は母親を安全基地にして、

そこから少しずつ、

外の世界に冒険していくのです。



これを幼児の心理学を研究した、

心理学者 エインズワースは、

「心の安全基地」といいました。



「トラブルがあったらもうお終いだ…」

そんな環境ではいかに子供といえど、

冒険することはできません。


母親がいれば大丈夫だという安心感が、

子供を冒険に走らせるのです。



さて、これについて僕たち大人にも、

まったく同じことが言えると思います。



好きなことを仕事にしたい。

やりたいことに挑戦したい。


そんなときに何の安全基地もなく、

リスクに飛び込んでいける人は、

ほとんどいないと思います。



「やりたいことに挑戦して、

 失敗したら明日から、

 浮浪者になってしまう…。」


やりたいことに挑戦したいけど、

一歩踏み出せないでいるときは、

悪いことばかり考えてしまいます。


それは決して心が弱いからではなく、

子供が新しいものや人を怖がるように、

大人だって新しいことに挑戦するのは、

怖くって当然なんです。



だから僕たち大人も、

新しいことに挑戦するときは、

心の安全基地が必要です。


大人になるとさすがに、

安全基地は母親ではありません。


大人の安全基地は人それぞれ。

100人いれば100通りの、

心の安全基地があると思います。



「300万あれば節約したら、

 一年くらい何とかなる!」


ある人にとっては、

収入がなくても1年食べていける貯金が、

心の安全基地だったり。



「失敗したとしても、

 あなたらしく生きてくれるほうが、

 私にとってもしあわせよ。」


ある人にとっては、

失敗しても自分を愛してくれるパートナーが、

心の安全基地だったり。



「万が一うまくいかなかったら、

 また派遣で働けば何とかなるか。」


ある人にとっては、

すぐに働くことができる一時的な雇用形態が、

心の安全基地だったり。



人間は一人ひとり違うから。

心の安全基地は人それぞれです。



「たとえ失敗しても、

 これさえあれば何とか生きていける!」


そう思えるものが人それぞれ違うのは、

当然のことです。



でもたった一つでも、


「たとえ失敗しても、

 これさえあれば何とか生きていける!」


そう思えるものがあるならば、

僕たちはそれを心の安全基地にして、

新しいことに挑戦できます。



僕自身が独立するときは、


「万が一失敗しても、

 一歩踏み出し挑戦したということが、

 いつまでも勇気を持てなかった自分より、

 少しでも成長したという証拠。

 
 少しでも成長したのであれば、

 失敗してもいいからやってみよう!」


その考え方が心の安全基地でした。


その心の安全基地があったから、

失敗してもいいやと思うことができ、

挑戦することができました。



この話をすると、

こんなことをいう人がいます。


「私は貯金もなければ恋人もいない。

 ましてや失敗しても何とかなるなんて、

 私にはとても思えない…。


 やっぱり私には、

 やりたいことを仕事にするなんて、

 無理なことなんだ…。」


その気持ち、とてもよくわかります。


かっこいいことをいったけど、

本当は僕も逃げ出したいくらい、

不安な気持ちでいっぱいでしたから。



不安な気持ちになっているときに、

失敗しても何とかなるなんて、

やっぱり思えないかもしれません。



でもね。

ちょっとだけ考えて欲しい。



万が一、失敗したとして、

僕たちはいったい、

何を失うのでしょうか?


挑戦することのリスクなんて、

すこしばかりのお金と時間、

ちょっと恥ずかしい思いくらい。


失敗したからといって、

人間としての価値が失われるのでも、

それで人生がダメになることも、

決してありません。


だとしたら、

失敗したところで、

僕たちの本質は何も変わらない。


むしろ、僕の心の安全基地でいえば、

新しいことに挑戦できた分、

人間として成長したのかもしれない。



ほんとのことを言うと、

心の安全基地なんて、

バンジージャンプのロープみたいなもの。


ゴムのロープでつながれていても、

バンジージャンプはやっぱり怖い。



心の安全基地があっても、

新しいものに触れるのは、

大人も子供もやっぱり怖い。


たくさん貯金があっても、

支えてくれるパートナーがいても、

前向きな思考があっても同じ。


心の安全基地があっても、

新しいことをやるのはやっぱり、

不安な気持ちでいっぱいになるんです。



貯金やパートナー、

派遣で働くことなんて、

自分の不安な心を黙らせるため、

安心できる材料を探しだしたに過ぎません。


でもその、安心材料を考えられるのは、

失敗しても人間の価値は変わらないことを、

深いところで知っているからです。



僕たちの価値は失敗や成功に左右されない。

人間は失敗したから価値がなくなるわけでも、

成功した人間だけが価値があるわけでもない。



それをよく知っているからこそ、

ほんの少しの安心材料があるだけで、

失敗を恐れずに一歩踏み出せるのです。


自分自身の価値が、

成功や失敗に左右されないことこそが、

自分の安全基地になっているのです。



子供と違って大人になると、

もう誰も守ってくれない。


大人にとって、

自分のよりどころは自分です。


大人の心の安全基地は、

誰かに守ってもらうことではなく、

失敗や成功で自分の価値を決めないことです。



失敗したからといって、

あなたの価値は何も変わらない。


言い訳でもこじつけでもなんでもいい。


あなたが大丈夫と思える理由、

心の安全基地を考えてみませんか?




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今回のポイント

★心の安全基地があるから挑戦できる!

★心の安全基地を考えてみませんか?

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■ 編集後記

続・3丁目の夕日のDVDを借りました。

まだ見ていないけど楽しみです(^_^)

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