あけましておめでとうございます。

カウンセラーの中越です。


みなさん、いろんなところで、

新年の挨拶は聴いているでしょうから、

このメルマガでは早速本編に入ります(笑)


ちなみに僕の今年の抱負は、

編集後記に書きますね(^_^)



さて、今回は、

久しぶりのカウンセリング事例。


例によって事例の紹介には、

ご本人の了承をいただいております。


個人が特定できないように、

多少、手を加えている部分もありますが、

基本的には事例そのまま紹介しています。



やりたいことの見つけ方が、

非常にわかりやすい事例です。

ぜひ読んでみてくださいね。



 

■I・Tさんの事例


事務系の資格を持ち、

一般事務をしている20代半ばの女性、

Iさんの事例です。


もともとIさんは、

自己カウンセリングプログラムを、

受講していただいてました。


プログラムの中で出たやりたいことは、

「茶道家」というものでした。


でも、「茶道家」という仕事は、

Iさんにとっては、

「自分にウソをついているような気がする」

のだというのです。


何度かサポートでやり取りしたものの、

どうしてもやりたいことに対して、

しっくりこないということでした。


そこで直接、カウンセリングを、

受けていただくことになりました。



カウンセリングの最初にIさんは、

今の仕事についてお話されました。



「もう今の仕事は、限界なんです。
 
 お給料を頂いているにも関わらず、

 こんな気持ちで働き続けるのは、もう嫌です。
 
 誰のせいでも無いのですが・・・。(涙)


 いまの職場に移ってから、

 どうしても仕事がうまくいかなくて…。

 何をやってもうまくこなせないんです…。


 以前もいまと同じ、

 一般事務の仕事をしていたのですが、

 社内で移動があって今は別の職場で、

 事務の仕事をしてるんです。


 同じ仕事でも以前の職場では、

 やりがいを持って働けていたのに…。

 いまの職場では何をしても、

 先輩や上司に注意されてばっかりで…。

 もう本当に限界なんです…(涙)」



いまの職場が本当にすごくつらいようで、

いまの自分の状況を泣きながら話されました。


かなりつらい気持ちが、

たまっている様子でしたので、

30分ほどかけてゆっくりと、

つらい気持ちを吐き出していただきました。



つらい気持ちを話すことで、

気分が落ち着いたのか、

そのあとIさんはいいます。



「今の仕事がうまくいっていないのも、

 なんというか良い機会というか、

 やっぱり本当にやりたいことを見つけて、

 それを仕事にしたほうがいいと思うんです。


 そう思って社会人になってから続けている、

 茶道という趣味があって、

 だから茶道家になろうと思ったんですけど、

 なんか違う気がするんです…。


 茶道家になりたいと思ったのは、

 一番安定していてなりやすいからかなと、

 そんな感じもすごくするんです。


 茶道だけでは食べて行くことが難しいから、

 他の仕事をしながらずっと学び続けて、

 いづれ結婚しても副業という形をとって、

 一生の仕事にしようかと・・・。」



なるほど、実は僕からすると、

茶道家というのも、

大きな夢のように感じてました。


でも、Iさんにとっては好きだけども

本当にやりたいことではなく、

「安定してなりやすいから選んだ職業」、

なのだったのです。



事務以外の仕事で食べていける仕事、

趣味でやっている茶道なら、

ゆっくりと時間をかけて学べば、

手に職がつくのではないだろうか…。


そしたら嫌なこの仕事からも、

逃れることができるかもしれない。

そんな気持ちだったのかもしれません。


とにかく今の仕事がつらいときは、

「何か手に職をつけて他の仕事を…」、

そう思うのも無理はないかもしれません。



たしかにそれは、

間違ったことではないけども、

やりたいこととは少し違う感じがします。


だから、

「自分にウソをついているような気がする」、

とおっしゃっていたのだと思います。



そこで茶道以外に好きなことや、

興味のあることがないか、

Iさんに訊いてみました。


仕事のつらい話をたくさんして、

すっきりして僕と信頼関係もできたのか、

好きなことに対しても恥ずかしがらず、

割とすんなりと話していただけました。



「…あの、昔から音楽とか絵を描くこととか、

 芸術に関することが好きなんです。

 楽器を演奏することも好きだし、

 ほかにも芸術に関することは好きなんですよ。


 中学生のときも美術の時間と、

 ピアノを弾いているときは、

 時間を忘れて人の評価も気にせずに、

 本当に没頭することができたんですよ!」


 
今の仕事の話とはうってかわって、

芸術に関する話では非常に楽しそうに、

いろいろと芸術に関する話をしてくれました。



「でも、芸術家になるのは、

 怖くて仕方がないんです…。


 大学生のときに母に、

 芸術家になりたいといったら、

 あなたには才能がないから、

 辞めておきなさいと言われて…。


 それでやっぱり無理なんだと思って、

 芸術家になるのはあきらめたんです…。」



ここでこの回のカウンセリングは、

終了の時間に近づいてました。


ここまでのカウンセリングでは、

やはり好きなことを仕事にしたいこと、

それから芸術に関することが好き、

そういうことがわかってきました。


そこで最後に簡単な宿題を出します。


「一日に5分でいいので、

 何か芸術に関することに触れる時間を、

 持って欲しいんです。


 音楽でもいいし絵を描くことでもいいし、

 Iさんはどっちがいいですかね?」


そう聞くとIさんは、


「ああ~、音楽もいいし、

 でも絵を描いたりするのも、

 捨てがたいですね~。」


と楽しそうに、良い意味で、

なかなか決められない様子でした。



一度目のカウンセリングでは、

芸術が好きだとわかっただけで、

十分かもしれません。


音楽か絵を描くことか、

あせって決めてしまうことは、

余計に好きなことがわからなくなる、

そんな可能性もあります。



そこで今回は、

「一日に1回、5分でいいから、

 何か芸術に関することをする。」

という宿題を出すことにしました。



この宿題には二つ狙いがありました。


ひとつはもちろん、

好きだという気持ちを確かめること。


たとえ好きなことであったとしても、

それから何年もはなれていることは、

好きだという気持ちが不確かになって、

自信を持って好きと言えなくなります。



Iさんももう何年も、

芸術に関することはしてないとのこと。



特に母親から、

才能がないから辞めろといわれたのでは、

自信を持てなくなって当然です。


だから好きかどうかを確かめるためにも、

ほんの少しの時間でいいから、

芸術に触れてもらうことにしました。



もうひとつの目的は、ストレス対策です。

今の仕事が本当につらい。

そのことは僕にも痛いほど伝わってきました。


かといって今の時点で、

会社を辞めたり長期休養をとるのも、

ちょっと無理があると感じました。


そこで一日にほんのちょっとの時間、

自分のための時間、自分が楽しめる時間、

そういう時間を持ってもらうことにしました。


ほんのちょっとの時間でいいので、

一日にそういう仕事とは別の時間、

自分のための楽しめる時間を持つことは、

ストレス対策としても有効です。



さて、この一日5分の芸術が、

Iさんの人生を大きく変えていきます。



いったいIさんの人生がどう変わるのか?



だいぶ長文になってしまったので、

次回に続きます(^_^)




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『いまの仕事で本当に幸せになれますか』


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■ 編集後記


あらためまして、

あけましておめでとうございます。


さて、年の初めにはやはり、

今年の抱負を立てたいものです。


僕もこのメルマガで、

今年の抱負を発表しようと思います。


こうやってメルマガなどで、

人前で発表してしまったほうが、

良いプレッシャーになりますから(笑)



去年の抱負は、『セミナーをする』でした。

(去年の抱負はこちら)
http://archive.mag2.com/0000181698/20080101013918000.html?start=40

それは出版記念講演をしたので、

なんとか達成できたかなと思っています。


いろんな人に助けてもらったり、

いろいろな機会をいただいたり、

たくさん参加をいただけたり…。


やってみてはじめてわかったこと、

やったからこそ学べたこともありました。

やっぱりやってよかったな~と思います。



講演やセミナーをするということは、

もちろんこれからも機会のあるたびに、

やっていきたいと思います。


ただ、今年はちょっと違うこと、

まったく新しいことをやってみようと、

そんな気持ちになってきています。



天職探しの仕事をしていると、

僕と同じようにカウンセラーになりたいと、

相談を受けることも良くあります。


また、カウンセリング関係の知人から、

HPやメルマガの発行の仕方について、

相談を受けることも多くなりました。



いまの日本には、

まだまだカウンセラーは必要ですが、

資格を持っていても、

活動できない人の方が多いです。


カウンセラーという職業は、

雇用が極端に少なく、

どこかで雇用されて働くというのは、

とても難しい現状があります。


つまり独立する以外に、

働く場所がほとんどないのです。



かといって独立しようと思っても、

「何から始めればいいのかわからない…」、

「どうやって集客するのかわからない…」、

そこで行き詰ってしまう人がほとんどです。



活躍するカウンセラーを増やしたいのには、

すこし僕の願いもこめられてます。



僕自身のクライエントから、

「悩んでいても、
 
 どこに相談すればいいのか、

 わからなかった…。」

といわれることが良くあります。


天職探しだけではありません。

恋愛、結婚、子育て、人間関係、性格…。



ほかの事で悩んでいても、

「どこに相談するべきなのか?」、

それがわからない人はたくさんいます。



日本では10年連続、

自殺者が3万人を超えています。

うつ病は年々増える一方です。


そこまで深刻でなくても、

悩みを抱える人はたくさんいます。



そんな方たちが、

「どこに相談するべきなのか?」、

それがわからないでいる…。



しかも、カウンセリング有資格者は、

日本に星の数ほどいるのにです。


それは同じカウンセラーとして、

とてももったいなく感じます。



独立するカウンセラーがもっと増えれば、

気軽に受けれるカウンセリングルームが、

もっとたくさんあるならば、

そんな現状も少し変わるのかなと思います。



そのために僕のいままでの経験や、

HP、メルマガ等の知識が役立てば、

それはとても意味があると思います。


だからこそ、

ほかのカウンセラーを支援する活動を、

今年は少しずつはじめたいと思います。


とはいえ、これは結構、

大きな計画なので、

時間をかけてゆっくり育てたい。


そこで今年の抱負としては、

「カウンセラー支援の土台を作る!」、

にしようと思います。



さて、今年の抱負を達成できるのか??

来年の一月が楽しみです(^_^)



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