こんにちは。
カウンセラーの中越です。
サーカスのゾウが、
なぜ逃げないのか？
実はその理由に、
天職を見つける方法が、
隠されているんです。
さて、
サーカスのゾウと天職に、
どんな関係があると思いますか？
というわけで今回は、
天職の見つけ方をゾウから教えてもらう
スタートします！！
天職に動き出せないにも理由がある
サーカスのゾウが、
なぜ逃げないのか知ってますか？
サーカスのゾウは、
小さな鎖一つだけで、
逃げ出さないそうです。
それはなぜか？
ゾウが幼いときに、
足に小さな鎖をつけて、
杭につなぎます。
まだ幼く小さなゾウは、
何度も逃げようとするけど、
逃げることができません。
そして、
大人になるまで、
小さな鎖につなぎ続けます。
そうすると、
ゾウが大人になっても、
小さな鎖でつなぐだけで、
逃げようとしなくなります。
こういうのを心理学で、
学習性無力感といいます。
（もちろん、
これはたとえ話だと思う。
実際のサーカスでは、
厳重に管理しているはず。
でも、大昔には、
本当にあった話かも…？）
まだ小さなときに、
何度、逃げようとしても、
結局、無駄におわった。
そういう経験をすると、
「どうせ無駄なんだよ…」、
心の奥底にそう刻み込まれる。
だから、
鎖なんて簡単に引きちぎれる、
大人のゾウになっても逃げない。
これって結構、
怖い話ですよね。
そして、
天職を見つけるとき、
僕たちもほとんど同じです。
僕が天職がわからず、
ずっと悩んでいたころ。
なにをするにも、
「どうせ無理に決まってる…」
と思っていました。
「平凡な会社員以外の仕事は、
自分なんかにはどうせ無理…」
「やりたいことを仕事なんて、
自分なんかにはどうせ無理…」
「カウンセラーになるなんて、
自分なんかにはどうせ無理…」
自分で何か思い浮かんだり、
誰かからアドバイスされても、
「どうせ無理…」。
「どうせ無理…」。
「どうせ無理…」。
「どうせ無理…」。
頭で考えるより早く、
どうせ無理が思い浮かんじゃう。
気がついたときには、
僕の心はゾウと同じように、
鎖につながれていました。
僕は、
誰かに鎖でつながれるなんて、
一度も経験したことがないのに。
たぶん、
大人しく引っ込み思案な僕は、
自分で鎖をつないだのでしょう。
だから、
何も行動しなかった。
何も行動しないから、
何の成果もなかった。
子供のころから、
普通で平凡を現状維持
ただそれだけの人生でした。
だから、
何度も何度も転職を繰り返し、
本当の危機がやってくるまで、
なに一つ動けなかった。
「このままだと、
本当に自分の人生、
ダメになってしまう…！」
本能的のその危機を感じて、
やっと僕は少し動きました。
そして、動いてみたら、
思っていたよりあっさりと、
心の鎖はちぎれました。
大人になったゾウと、
本当にそっくりです。
でも、
僕の心の鎖は一つでなくて、
たくさんたくさんありました。
たっぷり時間がかかったけど、
僕は一つずつ一つずつ、
鎖を引きちぎっていきました。
僕は一つずつ一つずつ、
前に進んでいきました。
なかには引きちぎるのが、
本当に大変な鎖もありました。
たとえば、このコラムも、
なかなか大変な鎖でした。
今では当たり前のように、
僕はこのコラムを書いてます。
でも、１５年前の僕は、
コラムを書くのが怖くて怖くて、
「自分なんかにはどうせ無理…。
書いたところで何も変わらない」
そうやって心の鎖に、
絡み取られていたのです。
でも、ほとんどの鎖は、
思っていたよりずっと簡単に、
引きちぎることができました。
僕たち人間は、
サーカスのゾウと同じです。
長い間、鎖につながれて、
学習的無力感になってます。
でも、
大人になったゾウの力なら、
鎖を引きちぎることができる。
僕たち人間だって、
そこも同じはず。
「どうせ無理…」。
それは僕たちの、
思い込みかもしれません。
思い切って動いてみたら、
自分でつないだ心の鎖なんて、
案外、簡単に外れるのかも。
さて、僕と一緒に、
ほんの少しだけ、
動いてみませんか？
天職を見つけるために、
心の鎖を引きちぎるのは、
とても有効な手段ですよ。
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■ 編集後記
前回に続いて、
今回のたとえ話も、
とても耳が痛いです。
何度読んでも、
耳が痛い。
そういう王道の話って、
真理があるのでしょうね。
