こんにちは。
カウンセラーの中越です。
いつのころからか、
「自分探しなんて、
カッコわるい…」
そんな風潮があります。
「自分探しなんて、
ただの時間の無駄だ!
そんなことをしてたら、
歳だけ取ってしまって、
取り返しがつかないぞ!
アホなことしてないで、
生産的なことをしろ!」
そんな感じで今の時代、
「自分探しは悪だ!」という、
雰囲気があります。
でも、あえて僕は、
この考えに反論したい!
むしろ、今こそ、
自分探しをやるべきだ!
若い人だけではなく、
中高年にとっても、
自分探しって大事だ!
というわけで今回は、
「そんなに
自分探しは悪ですか?」。
さて、
一緒に考えてみませんか。
今回は本当に長いです。
ゆっくり読んでくださいね。
□自分で考えた答えってある?
20年ほど前ですが、
僕が高校生くらいの頃、
「自分探しは大切」、
そんな雰囲気が、
世の中にありました。
でも、今の世の中は、
「自分探しなんて、
カッコ悪い…」
そんな雰囲気が、
圧倒的だと思います。
「自分探しなんてすると、
歳だけ食ってしまって、
定職につけなくなるぞ!」
「自分探しなんてのは、
働きたくない若者の、
甘ったれた考えだ!」
今の時代、
自分探しをする人は、
まるで悪人のような扱い。
でも、自分探しとは、
本当にそんなに、
悪いことでしょうか?
そこで、
僕はあえて言いたい。
今の時代だからこそ、
自分探しは大切なのだと。
若い人だけではなく、
中高年の人にとっても、
自分探しって大事だと。
というのも、
昔と違って社会の形が、
本当に柔軟になりました。
「何歳で結婚するのか?」
「何の仕事をするのか?」
「子供は何人産むのか?」
「家庭と仕事を両立か?」
こういう人生の問題は、
昔は社会の暗黙の了解で、
なんとなく決まってました。
「20代半ばで結婚し、
大企業に一生勤めて、
子供は3人育てる。
男は外で仕事をし、
女は家庭を守るもの」
そんな暗黙の了解を、
昔はかなりきっちり、
みんなが守っていた。
でも、今の時代、
何歳で結婚するかなんて、
本当に人それぞれです。
結婚する年齢なんて、
20代前半の人もいれば、
30代後半の人も普通にいる。
もっというと、
何回も結婚する人だって、
もう珍しくありません。
一生、
結婚しないのだって、
その人の自由です。
仕事だって同じです。
僕が20代前半のころは、
「高校、大学を出たら、
できるかぎり大きな会社で、
ずっと一生勤めあげる」
それが当たり前というか、
それ以外は周りが許さない。
そんな雰囲気がありました。
15年くらい前なら、
会社を辞める若者なんて、
かなりの異端児でした。
でも、今は20代の転職なんて、
本当に珍しくもありません。
結婚も仕事もそれ以外も、
世の中の暗黙の了解が、
ずいぶんとゆるくなった。
それはある意味、
「自由な世の中になった」
ということなのでしょう。
でも、それは裏を返すと、
「仕事も結婚もそれ以外も、
人生のあらゆる局面で、
自分の人生の選択を、
自分で考え自分の答えを、
出さなきゃいけない。」
そういう世の中に、
なったということです。
「何の仕事をするのか?」
そんなことは、
自分で考えるしかない。
「何歳で結婚するのか?」
結婚の世話役なんて、
今は誰もしてくれない。
「家庭と仕事を両立か?」
その時々の状況に応じて、
自分で決めるしかない。
人生のいろいろな問題。
親の介護も離婚も不登校も、
自分で考えて答えを出す。
世の中が自由になるとは、
それだけ自分で考えることが、
多くなるということなのです。
だから、自分なりの答えを、
たどたどしくても考えていく。
それしかないのでしょう。
そして、答えなどない、
人生のいろいろな問題に、
自分なりの考え方を持つ。
迷い悩みながらも、
自分の生き方を見つける。
本当の自分探しとは、
そういうことなのです。
つまり、自分探しとは、
「自分の考え方を持つこと」、
なのだと僕は思います。
そして、
ここからが大事です。
自分の考えを持つには、
やはり参考になる考え方が、
必要になってきます。
「他の人が結婚に対して、
どんな考えをしてるのか?」
「他の人が仕事に対して、
どんな考えをしてるのか?」
「他の人が子育てに対して、
どんな考えをしてるのか?」
いろんな意見を参考にして、
そこから自分の考え方を、
作り上げていきます。
「Aさんの考え方は、
ちょっと極端だよな…。
でも、Bさんの考え方も、
なんか私には合わない。
バランスを取って、
その中間くらいが、
私には丁度いいかな~」
僕達人間は、
そうやって自分の考えを、
作っていくのです。
いろんな人の考えを学ぶ、
吸収していくというのは、
そういうことなのでしょう。
でも、このとき、
このほかの人の考えの、
サンプル数が少なすぎると、
どうしても偏った考えになる。
つまり、いろんな人の、
いろんな意見を知らないと、
考えが偏ってしまうのです。
現実のところ、僕達は、
身近な親や友人、同僚など、
たった十数人程度の人としか、
深く関わる機会がありません。
実は、普通に生きていると、
他の人の考え方なんて、
滅多に知る機会がありません。
だから、
実はほとんどの人が、
多少、偏った考えをしてます。
もちろん、
僕自身もふくめて。
でも、人生の問題で、
本当に悩んでいるときは、
「今までの、
自分の生き方、考え方では、
打開できない局面である」
ことがほとんどです。
うまくいかないときは、
別の考え方を取り入れる。
それってやっぱり大事です。
だから、いろんな人の、
いろんな生き方、考え方を、
学び、吸収していくこと。
それは本当に大切です。
そうなってくると、
海外の文化や考え方を知る。
それもやっぱり大切です。
いろんな本を読んで、
いろんな考え方を吸収する。
それもやっぱり大切です。
会社員だけではなく、
自営業者の友達を作る。
それもやっぱり大切です。
そうでなければ、
結婚、仕事に、子育て介護。
さらには離婚に親子関係…。
そういう問題について、
広い視野と柔軟な思考なんて、
持てるわけがありません。
やっかいな人生の問題に、
自分なりの答えを出すなんて、
できるはずがありません。
だから、若人だけでなく、
30代の中堅世代、
それ以上の中高年にとって。
自分探しって大事なのだと、
僕は思うのです。
だって、
仕事や結婚だけでは、
ないのです。
「子供に受験させるのか?」
「親を老人ホームに入れる?」
「夫が浮気してるかも…?」
そういうことだって、
いずれは自分自身の頭で、
考える時が来るのです。
だから、
いろんな国の、いろんな人の、
いろんな職業の、いろんな性別の、
いろんな年齢の考え方を知る。
いろんな考えを知ることで、
自分の考えが見つかってくる。
僕達人間はそうやって、
自分なりの生き方、考え方を、
作り上げていくのですから。
親や友人、同僚など、
身近な十数人としか、
深く関わる機会がない。
それでは、
視野が狭くても、
当然なのです。
僕自身は20代前半で、
何度も転職を繰り返して、
職を転々としました。
当時は、本当に、
つらい経験でした。
でも、いま思えばこのことは、
いろんな人や考え方と出会い、
視野を大きく広げました。
少なくとも、
働くことについては、
視野を広げてくれました。
これも一つの、
自分探しだったのかなと、
今となっては思います。
昔と比べて、
いまは仕事や結婚など、
ずいぶんと自由になった。
介護に子育てなども、
ずいぶん暗黙の了解が変わった。
だからそのぶん、
人生のいろんな問題を、
自分で考える必要がある。
自分の考えを持てないと、
そういう人生の問題に、
答えを出せなくなる。
今は昔よりも広い視野や、
より柔軟に考える力が必要。
そのために、
いろんな人の考え方を知る。
そういうことが、
どうしても必要です。
自分探しっていう言葉は、
ずいぶんイメージが悪いけど、
本当はそういうことなのでは、
ないのでしょうか?
だから、いまは、
若い人だけに限らない。
全年齢の人にとって、
自分探しが大事な時代。
僕自身は、
そう考えてます。
さて、それでも、
自分探しは悪ですか?
人生の節目、節目に、
自分自身を振り返ること。
転職や結婚、病気を機に、
自分の生き方、考え方を、
深く考え直したくなる。
長い人生に、一回や二回。
誰にでもそういう時期が、
訪れると思います。
そんなとき、
他の国や文化、
違う職業の人たち。
いろんな人たちの、
いろんな考えを知ること。
大切だと、
思いませんか?
みなさんは、
どう考えるでしょう?
一緒に考えてもらえると、
嬉しいです。
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今回のポイント
★自分で考える習慣が大事!!
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■ 編集後記
今回のコラム。
どうなんだろう?
たくさん書いたクセに、
自分でもなんかモヤモヤ(笑)
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