天職と適職の違いをはっきりさせよう



こんにちは。

カウンセラーの中越です。



「天職と適職ってどう違うのか?」



これを理解していないから、いつまでも仕事選びで悩み続ける。

そういう相談者さん、とても多いです。



でも、

「天職と適職ってどう違うのか?」。

これって案外、難しいんですよね。



実はほとんどの人が、わかっていないと思います。


そして、実際の相談者さんの話を聞いていると、この違いはよくわかります。



天職と適職の違い。

これがわかるだけで、仕事の方向性が見える人もいます。


そこで今回は、天職と適職の違いをよくある相談事例から、考えてみましょう。



というわけで今回は、「天職と適職の違いとは」。

スタートします!!





天職と適職のニュアンスの違い





天職と適職ってどう違うのか、わかりますか?

とてもよく似た言葉ですが、この違いがとても大事。



これがわかっているかどうかで、仕事選びの方向性が大きく変わります。



でも、天職と適職の違い。

あらためて考えると、よくわからないですよね。

実際、ほとんどの人がよくわかっていません。



ちなみに辞典で調べてみると、次の通り。



=====================

「適職」=その人に適した職


「天職」=天性にあった職業


(三省堂 ウェブディクショナリーより)

=====================




う~ん。

辞書通りだと、ほぼどちらも同じ。

これだけでは、まだよくわかりません。



でも、やっぱり僕たちの日常会話では、天職と適職にはニュアンスが違います。


特にうちに来る相談者さんの話を聞いていると、明確な違いがあります。




「適職」を求めている相談者さんの場合




では、実際どのように違うのでしょう。

まずは適職について、実際よくある相談事例から、考えてみましょう。



こういう相談者さんの場合は、適職を求めているケース。

それはこのAさんのようなケースの場合です。



「別に私の場合、無理に好きなことを仕事にしなくてもいいんです。

 趣味は趣味、仕事は仕事で割り切ればいいと思ってます。


 でも、前職はすごくストレスが強くて、身体を壊してしまいました。

 人手不足もあって、職場環境がかなり悪かったのも大きいです。

 人間関係も常にピリピリと険悪でした。



 ただ、問題は職場環境だけでありません。

 仕事内容そのものも、自分に合ってなかったと思います。

 私にとって接客業は、すごく疲れてしまうんです。



 ほどほどに労働環境のよい職場で、ストレスの少ない仕事をしたい。

 やりたいことは趣味として楽しめれば、私はそれでいいんです。



 ストレスがない仕事なんてない。

 それは自分でもわかっているんです。


 そのことをまわりの人に相談すると、

 「やりたいことがわかっていないからダメなんだ」。

 そういわれてしまいました。


 でも、やりたいことなんて見つからないし…。

 そもそもやりたいことを仕事にするのが、本当にいいことなのか。
 
 私にはそれがいいとは、あまり思えないんです。



 自分に合っている仕事で、もう少しストレス少なく働きたい。

 楽な仕事で高収入とか、無理なことはいうつもりはありません。

 ただ、もう少しでいいから、気楽に働きたいんです。


 そう思うことって、ダメなことなんでしょうか?

 やりたいことがわからないと、普通に働けないのでしょうか?」



こういうケースの場合。

相談者さん自身の本音は、「適職」を求めておられます。



でも、偶然、労働環境の悪い職場で身体を壊して退職をした。

そして適職を見つけるには、やりたいことを見つけなければいけない。


そう思い込んでしまったことが、悩みを複雑にさせています。



まずは相談者さん本人の本音を、はっきりさせることが大事です。



「Aさんの場合は、好きを仕事にするよりも、ストレスを少なく働きたい。

 この気持ちがとても大事なのですね。


 趣味は趣味、仕事は仕事とわりきって生きていく。

 それはそれで、なにも間違ったことではありません。


 やりたいことを仕事にするよりも、適職を見つけたい。

 ある程度自分に合っている仕事で、程々によい労働環境で働きたい。


 それがいまのAさんが、本音で求めていることなんでしょうね。

 もしそうなのであれば、ぜひその気持ちを大事にして下さい。

 やりたいことを仕事にするのが、絶対正義ではありませんからね。



 そのうえで、自分に合った仕事を考えて行きましょう。

 接客が合っていないとわかったことは、一つのヒントだと思います。



 自分に合わないとわかっている分野に、無理に突っ込む必要はありません。

 これだけのことでも、一つ大きく選択肢を削れていますよね。



 それを考えた上で、ほんの少しでも自分に合ってると思う仕事。

 漠然としたままでかまいません。

 ちょっとでも思い浮かぶことって、どんなことがありますかね?」



「まあ、う~ん…。そうですね…。

 あえていうなら、PCや細かい数字を使う仕事は、あまり苦痛に感じません。


 他の人は細かい数字を扱うような仕事を、すごく苦手だといいます。

 でも、私はそういうの、そこまで苦痛に感じないんです。


 前職でも学生時代のバイトでも、そういうのは褒められたんです」



「いや、それすごいことですよ。

 僕も数字を扱うような仕事は、すごく苦手ですから。

 そういうのが平気って、一つの特性だと思います」



「そうですね。

 数字を扱うような仕事は、全然、平気ですね。

 そう考えてみると、好きではないけど合ってるのかもしれません。


 一人で淡々とPCに向かって作業するのは、全然苦痛じゃないです」



「なるほど。

 なにか少し見えてきた感じがしますね。

 

 接客業は自分に合っていなかった。

 でも、数字を使ったり一人PCに向かうのは、苦痛に感じない。

 これはなんだか納得できる話に感じます。


 自分に合っている仕事の方向性。

 ほんのちょっと見えてきたんじゃないですか?」



適職を求められる相談者さんの場合、こんな感じで進んでいきます。

なんとなくですが、適職のイメージがつかめますよね。




「天職」を求めていれる相談者さんの場合





では逆に、天職を求めている相談者さんの場合。

そう感じるのは次のBさんのようなケースです。

今度は使う言葉が、大きく変わってきます。



「今の仕事は、医療系のわりに職場環境も悪くありません。

 職場でも、そこそこ評価してもらっています。

 そういう意味では、私に合ってると周りからいわれます。



 でも、私は今の仕事が好きなわけでもありません。

 それほどこだわりややりがいも感じません。


 まわりの同僚は、この分野に思い入れがある人ばかりです。

 そういう人を見ていると、うらやましくなります。



 同じ時間を働いていても、私は充実感がありません。

 ただ、自分のところに来た仕事を、こなしているだけです。


 なんだか人生を無駄に過ごしているなと、ずっと感じています。



 私もどうせ働くのであれば、好きなことを仕事にしてみたい。

 自分なりに充実感を持って、仕事に打ち込んでみたいです。



 大変なことだっていうのは、私もよくわかっています。

 でも、たった一度の人生、後悔しないように生きてみたいんです。

 私のような悩みって、甘いことなのでしょうか…?」



こういうケースの場合、まさに「天職」のイメージにピッタリですよね。

好きなこと、やりたいことを仕事にして、充実感を持って働きたい。

熱い情熱を持って働きたいのを感じます。



こういうBさんの場合、こんなふうに進みます。


「どうせ働くのなら、やりがいや充実感を持って働きたい。

 それは決して甘い考えではないと、僕は感じますよ。

 そう思うことは人間として、とても自然な気持ちですよね。



 より良い生き方、働き方をしたい。

 そういう前向きな気持ちがあるからこそでしょう。


 そしてそういう生き方や働き方を、大変だとわかっている。

 そのうえで、挑戦してみたいと感じておられる。

 それは甘い考えではなく、向上心があるからだと僕は感じます。


 たった一度の人生、後悔したくないですもんね。



 さて、Bさんにとって、大変かもしれないけど挑戦したいこと。

 人生を後悔しないように、やっておきたいこと。

 それってどんなことがありますかね?


 漠然としたままでかまいません。
 
 ほんのちょっとでも思い浮かぶことってなんでしょう?」



「実はデザイン系のことに、ずっと興味があるんです。

 でも、手に職をつけるには医療系がいいと親からいわれて…。

 まわりからも医療系に向いているといわれたんです」



「なるほど。

 親や周りの意見も考慮して、今の仕事を選んだのですね。
 
 でも、ずっとデザイン系に興味があったんですね」



「デザイン系に進むには、勉強しないといけません。

 学校に通うために、お金も貯めないといけません。


 まあ、今の仕事は医療系とはいえ、残業は少ないんです。

 だから、お金を貯めながら勉強することも、不可能ではありません。


 こうやって話してみると、今の仕事をしながら準備をする。

 それが今の自分にできることかなと感じました」



「本当にその通りですね。

 うまくご自身で答えを出されましたね。


 デザイン系に進むために貯金や勉強期間が必要。

 今の仕事をしながら、貯金や勉強をしていく。


 そのお話しを聴いていると、今の仕事も夢への一つの過程。

 そういう意味があるのかなと、僕には感じました」



「そうですよね!

 そう思うとまだ仕事に行こうと思えます!」



こうやって天職の方向性が、少しずつ見えてきます。



そして、適職を求める人とは、あきらかにニュアンスが違いますよね。





適職と天職の違いを一言でいうと





さて、実際の相談者さんの話から見える、適職と天職の違い。


それは一言でいうと、


「適職を見つけたい=適した仕事でストレス少なく働きたい」

「天職を見つけたい=やりたいことで充実感を持って働きたい」


になります。



たとえばですが、ゴッホや夏目漱石を考えてみて下さい。

彼らに対して、「適職に就いていた」とはいわないですよね。



やっぱり、

「画家が天職だったのだろう」、

「小説家が天職だったのだろう」。



そう表現する方がずっと自然です。

僕たちの日常会話のニュアンスに、ずっと近いです。




逆に、


「今の仕事は自分に合っている。

 それほど強いストレスを感じるわけじゃない。

 
 正直、仕事にやりがいや生きがいは感じていない。

 あくまで、生活のために働いている。


 でも、趣味やボランティアでやりがいを感じている」


こういうのが適職のイメージにピッタリですよね。




天職と適職のバランス型もアリ





もちろん天職、適職と両極端に考えずに、「バランス型」もアリです。

むしろ、実際はそういうバランス型の方が、多いかもしれません。



このあたりは自分自身で、しっかりバランスを考えること。

そこからはじめていくといいと思います。



「音楽で食べていく勇気は持てない。

 でも、ちょっとだけ音楽業界に関りたい。

 音楽関係で事務や営業の仕事を探す」


そういうバランス型も、よくあるケースです。



大事なのは、それで自分が満足できるかどうか?

結局、中途半端になってあとで後悔をしないか?


そこをしっかり考えてみてください。

ここで失敗する人も、かなり多いですからね。




大切なのは自分が天職と適職のどちらを求めているか





さて、天職と適職の違い。

理解していただけたでしょうか。



でも、天職と適職の違いを知るより、もっと大事なことがあります。


それは、生き方や働き方に、正解も間違いもないということです。

僕たち人間はつい、正しいとか間違っていると、価値判断したくなります。



だから、


「天職を求めるなんて甘え!」

「適職なんて向上心がない!」


そうやって他人の生き方、働き方を、否定したくなります。

でも、僕たちだって自分の考えを否定されると、嫌ですよね。



だから僕たちも、他人の生き方、働き方を、否定することはできません。



天職がいいのか?、適職がいいのか?

それはもう、個人の主観や好みの問題です。



僕たち自身が、他人の求める働き方を決して否定しないこと。

そして、もし他人から自分の求める働き方を否定されても、スルーする。



天職も適職も、自分の本音が求めているものを、求めればいいだけ。

自分の好みや主観で、天職と適職を選んでくださいね。



正解も間違いもありません。

大事なのは、自分の本音が求めるもの。



それが一番、幸せな働き方につながるはずですよ。






□僕のカウンセリングの予約はこちらから






今回のやりたいことの見つけ方ポイント

★天職と適職に正解も間違いもない!

★自分が本音で求める方を選ぼう!

★このブログを毎週読みたい方への朗報!!
天職を見つけるための5日間無料メールセミナーに登録していただくと、
このブログの記事が、毎週あなたのメールBOXに届きます。
天職を見つけるための5日間無料メールセミナーはこちらをクリック!

LINE対応お友達登録をすると週一回カウンセラー中越の最新コラムを届けます!
友だち追加








■このサイトの管理人
■カウンセラー中越の著書はamazonで!















■ 編集後記


まあ、今回のコラムも長い。


というか最近、

編集後記で長いと書いてばかり…。


ずっと書きたかったネタ。

それがかなりたまっているので、

長くなってしまいます。



そして、

ずっと書きたかったネタ。

まだまだ温存してあります(笑)



とはいえ、少し働き過ぎなので、

書く時間を短くしたいですね。


座りっぱなしなので、

腰が痛くなってしまいます。