こんにちは。
カウンセラーの中越です。
「いまの仕事に対して、
やりがいを感じないんです…。
でも、親や先輩に相談すると、
今の時代、仕事があるだけマシだから、
我慢しろといわれるんです。
やっぱり、
やりがいある仕事なんて、
現実にはないんでしょうか?」
カウンセリングをしていると、
こういう相談がよくあります。
でも、僕たち人間が、
仕事にやりがいを求めることは、
心理学的にも当然のことです。
また、やりがいある仕事であれば、
人の精神はとても強くなるのです。
今回は仕事のやりがいについて、
お話したいと思います。
というわけで今回は、
「意味」の天職心理学です。
□やりがいを求めて当然です!!
「いまの仕事にどうしても、
やりがいを感じられないんです…。
まわりの人に相談しても、
仕事があるだけまだマシだろって…。
それはそうかもしれないけど…。
でも、やっぱり私は、
やりがいのない仕事を続けるのは、
なんか違う気がするんです…。」
実際にカウンセリングをしていると、
こういう相談がよくあります。
「仕事があるだけまだマシだ。
だから、いまの仕事に感謝しろ。」
たしかに、
これにも一理あるかもしれません。
まったく何も仕事がないのでは、
僕たちは生活もできないですからね。
でも、ただ仕事があるだけで、
何もやりがいを感じられないのでは、
仕事はただの苦痛になるでしょう。
仕事と人生の関係を考えると、
これは当然のことだとわかります。
僕たち人間はどんな人でも、
生きがいのある人生にしたい、
意味のある人生にしたいと思う。
精神科医のフランクルはそれを、
「意味への意志」といいました。
生きがいのある人生にしたい、
意味のある人生にしたいと思う。
それは僕たち一般人の感覚からしても、
ごく自然なことだと思います。
「自分の人生なんて、
結局、何の意味もないんだよ…」
そう思いながら生きていくのは、
毎日が苦痛になりますからね。
そしてこれと同じことは、
仕事についてもいえるのです。
僕たちは少なくとも、
1日に8時間は働きます。
もっと多い人なら、
一日10~12時間働く人も、
決して、珍しくありません。
雑用や睡眠の時間を除けば、
一日の大半を働いて過ごします。
社会人になるとまさに、
働くことは生きることといっても、
過言ではないでしょう。
そこで考えて欲しいのです。
フランクルが言ったように、
僕たち人間は、
人生に生きがいを求める。
その僕たち人間が、
一日の大半の働くことへにたいして、
やりがいを求めるのも当然なのです。
また、意味を感じられることなら、
どこまでも人間は精神を強靱にできると、
精神科医のフランクルはいいました。
働くことも同じです。
自分にとって意味のある仕事、
やりがいを感じている仕事なら、
人はどこまででもがんばるでしょう。
そのことは、
信念を持って偉業を成し遂げた、
様々な歴史の偉人を見ても明らかです。
やりがい、意味のある仕事なら、
人はどこまでもがんばれる。
逆に人生に意味を感じられないとき、
人の精神は病みはじめると、
精神科医のフランクルはいっています。
近年、働く人のうつが増えているのは、
これが大きく関係していると思います。
やりがいを感じられないのに、
ストレスばかりが大きい仕事…。
これではうつになっても当然です。
やりがいの感じられない仕事は、
人の心を病ませることもある。
でも、やりがいを感じられる仕事は、
精神をどこまでも強靱にするのです。
さて、あなたはいまの仕事に、
やりがいや意味を感じていますか?
もし、いまの仕事にたいして、
意味もやりがいも感じないなら、
一度ゆっくり自分の働き方について、
考えてみてはどうでしょうか?
やりがいを感じられる仕事は、
人の心を強くするんですよ。
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今回のポイント
★やりがいがあるからがんばれる!!
★いまの仕事にやりがいはありますか?
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■ 編集後記
姪っ子と一緒に、
「借りぐらしのアリエッティ」を観ました。
そんなに期待してなかったのですが、
思ってたより面白かったです。
なんというか、
本当に良く作り込んであるなと。
きっと一人一人のスタッフが、
魂を込めて作ってるんだろうなと、
観ながらいろいろ考えました。
いい仕事してますよね。
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