こんにちは。
カウンセラーの中越です。
「自分みたいな人間は、
どんな仕事をしてもうまくいかない…」
どうしても仕事がうまくいかないとき、
失敗ばかりが続いてしまったとき、
ついそう思ってしまいますよね。
自分みたいな性格の人間には、
まともな仕事なんてできないんだ…。
人間、本当につらいときは、
そう思ってしまうかもしれません。
でも、性格に関する心理学の研究では、
これと正反対の結果が出ています。
たとえ、どんな性格であっても、
それを活かすことができるはず。
そんな研究があるのです。
今回はその研究を、
紹介したいと思います。
というわけで今回は、
「双子」の天職心理学です。
□自分自身をどう活かすのか?
ドイツの精神科医、ヨハネス・ランゲ。
彼が研究したある双子は、
一卵性双生児というだけあって、
どちらも同じ性格、能力を持っていました。
その双子は、
どちらも抜け目のない狡猾な男でした。
双子のうちの一人は、その性格通り、
抜け目のない狡猾な犯罪者になりました。
持って生まれた性格によって、
その人の人生は決まってしまう。
そう思ってしまうかもしれません。
ところが、
もう一人のほうの双子は…、
抜け目のない狡猾な刑事になったのです。
確かに、悪人と渡り合う刑事にも、
抜け目ない狡猾さは必要ですもんね。
同じ遺伝子、性格を持って生まれても、
その能力や性格をどのように活かすかは、
最終的に本人の意志なのでしょう。
抜け目のなく狡猾であることを、
性格としてあきらめるのではなくて、
一つの個性として活かすことを考える。
そのことをこの事例は、
教えてくれるのだと思います。
最近の心理学では、
人間の性格のかなりの部分は、
大人になってからでも変えられる。
そんな考え方が、
主流になってきています。
とはいえ、やはりそれでも、
性格には、変えられない部分もあるし、
どうやって変えるのかよくわからない。
一般的な感覚としては、
そっちが本音なのかなと思います。
「努力したら性格は変わるんだ!
自分を変えるように努力しろ!」
そう言う人もたまにいるけど、
それはちょっと浅い考えかもしれない。
だって、本気で悩んでいる本人は、
変えたい変えたいと思い続けても、
それでも変えらないから苦しいのです。
努力してもうまくいかなかったり、
努力のしようもなかったりするから、
悩み苦しんでいるのですからね。
そこで、
ちょっと考えてほしいのです。
仕事には正直なところ、
その仕事に向いている性格、
相性というのもあるでしょう。
だから、どんなにがんばっても、
自分には向いていない仕事では、
うまく成果がでないこともある。
だからといって、
無理に自分の性格を変えようとしても、
そう簡単に変わるものでもありません。
それどころか、
無理をしているからぎこちなくなり、
逆効果なこともあるでしょう。
そこで、ちょっと、
考え方を変えてはどうでしょう。
もしも僕たちが、
自分を変えられないのなら、
それを個性として活かす方法を考える。
ある仕事では欠点になる性格が、
ほかの仕事では長所になる。
ある職場では「遅い」といわれたことが、
ある職場では「丁寧」と評価される。
ある職場では「無駄」といわれたことが、
ある職場では「親切」と評価される。
職場やその時の上司によって、
評価なんてすぐに変わりますからね。
そんなことは、
実際よくある話なのです。
抜け目のない狡猾な男は、
犯罪者にも刑事にもなりえます。
僕たちの性格、個性も、
それを僕たちがどう活かすかによって、
長所にも欠点にもなるでしょう。
正直、個性を活かせる仕事に移るには、
資格を取ったり異業種に移ったりと、
かなりの努力が必要になることも多い。
たとえ、それでも、
無理して自分を変える努力をするより、
自分を活かせる環境を作る努力をする。
同じ努力でもそんな努力のほうが、
希望があり楽しいかもしれませんね。
自分の個性を殺すのは、
誰にとっても辛いことですから。
今の仕事がうまくいかないなら、
あなたの個性を活かせる仕事、
ゆっくり考えてみてはどうですか?
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今回のポイント
★欠点を個性として活かせるか!!
★個性にする努力のほうが楽しい!!
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■ 編集後記
いつもはこの記事を書くとき、
一度、プリンターで印刷してから、
ちゃんと手直しをしていきます。
僕の場合、そのほうが、
スッキリした文章になりやすいのです。
ところが今回、
引っ越しをしたところで、
まだプリンターが使えません…。
そこで今回は印刷をせずに、
そのままパソコンで打ちこんでます。
でも、
意外と手間をかけないほうが、
読みやすかったりして(笑)
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