こんにちは。
カウンセラーの中越です。
天職を仕事にする。
やりたいことを見つける。
そのためには、
自分に自信が必要です。
自分に自信がないと、
やりたいことが見つからない。
これって当たり前なのですが、
多くの人が勘違いしてます。
というのも、
そもそも「自信」の意味を、
勘違いしているのです。
一般的に、
「自分には出来る！
そう信じて疑わない」
それを自信と考えます。
ところがこの考えこそ、
間違えているのです。
実は僕自身も、
これを書く少し前まで、
大きく間違えていました。
この勘違いを正せば、
自信を修正できます。
そして、
やりたいことを見つける、
大きなヒントになるはず。
というわけで今回は、
やりたいことの見つけ方は自信できまる
スタートします！！
やりたいことと自信の関係
醜形恐怖症って言葉、
知っていますか？
「私の顔は醜い…。
だから誰からも嫌われるし、
恋人なんて出来ない…」
勇気を出して、
家族や友人に相談すると、
「全然、ブサイクじゃないわ。
むしろ、普通の人より、
かわいいんじゃないの？」
これで一安心かと思えば、
そうはいかないのです。
「いや…。
本当は絶対に醜いはず。
みんな私に気遣って、
かわいいといっただけ…」
思い切って病院などで、
相談してみます。
「いえいえ、
一般的に考えて、
全く問題ありません。
むしろ、
十分に整っておられます」
それでもやっぱり、
「病院の先生も、
遠慮してるだけなんだ。
私はやっぱり醜い…」
そう思い込んで、
外に出るのが怖くなり、
人に会うのが嫌になる。
なにごとにも消極的になり、
人生が上手くいかなくなる。
病気とまでいかなくとも、
「十分、美人なのに
妙に恋愛に弱気な人」
みなさんも一度は、
見たことあると思います。
こういうのって、
「自信がない人がなる」、
って思いがちですよね。
でも、よく考えてみると、
不思議な点に気づきます。
というのも、
このタイプの人たちは、
むしろ自信があるのです。
それも、
自分の感覚や考え方に、
絶対的な自信があります。
つまり、
「誰がなんと言おうと
私の顔は醜いのだ。
私がそう思うんだから、
絶対に間違いない！
間違っているのは、
友人や病院の先生だ！」
この考え方を、
絶対に変えません。
親や友人はともかく、
専門家の先生にいわれても、
自分が醜いと信じ込む。
これってもはや、
絶対的な自信と言えます。
ただその自信が、
マイナス方向へ向かってる。
そこが問題なのです。
ここまで考えてみると、
自信という言葉そのものを、
考え直す必要があります。
僕たちは、
自信という言葉を、
「自分には出来る！
そう信じて疑わない」
ことだと考えがち。
ところが、
自信の本当の意味とは、
「自分自身が、
何を信じているのか？」
という問題になります。
こう考えてみると、
「私はブサイクだと、
絶対的に信じている…！」
これも一つの自信なのです。
もちろん、
容姿の問題だけでなく、
あらゆる自信が同じです。
例えば仕事なら、
「十分に能力があるのに、
消極的でもったいない」
そんな人を見かけます。
能力を見込んで、
ワンランク上の仕事を頼むと、
「いえいえ、
私には絶対無理です…！」
と頑なに断る人、
身近にいると思います。
こういう場合、
「私には出来ないと、
絶対的に信じている…！」
そういう方向に、
自信を持っているわけです。
もちろん、
これらはほとんどの場合、
ただの思い込みです。
つまりは、
自分の容姿や能力への、
間違った固定観念。
やりたいことの見つけ方で、
自信について考えると、
「好きを仕事になんて、
自分には絶対無理だと、
信じ込んでいる状態」
になります。
でも、ここにきて、
一番大事な問題があります。
それは、
「じゃあ、どうすれば、
思い込みを変えられるの？」
という問題です。
しかもこれが難しい！
だって、
「本人の思い込みは、
本人にしか変えられない」
からです。
たとえば、僕自身だと、
カニミソが嫌いでした。
「なんだか苦そうだし、
すごくグロテスク…」
そんな、
子供時代の思い込みから、
ずっと食わず嫌いでした。
でも、大人になって、
勇気を出して食べると、
「うっまっっい！！
めっちゃおいしいやん！
早く食べたらよかった！」
となりました。
食わず嫌いって、
理論やデータなどで、
いくら美味しいと説明しても、
意味ないですよね。
「かにミソのうまみ成分？
ちゃんとデータがある？
そんなこといっても、
あの見た目が気持ち悪いよ。
見るからに苦そうだし…。
そもそも、
脳みそみたいで、
食べたくないよ」
絶対にそう思います。
いや、
そう思ってました。
思い込みの世界に、
理屈は通用しないのです。
でも、一口食べれば、
カニミソは美味しいと、
考え方が変わる。
つまり思い込みは、
「頭の知識ではなく、
体験知でないと、
変えられない」
のです。
これって、
食わず嫌い以外も、
同じことですよね。
大切なのは、
体験知なのです。
そして、
ここからが難しい！
たしかに、
経験すればわかる。
そうはいっても、
「やってみりゃわかる！
お前の考えは思い込みだ！
とにかくやってみろ！」
と強制してしまうと、
逆効果になるのです。
「あなたは美人だから、
今日から婚活しろ…！
今すぐ積極的になれ！」
他人が強制的に、
婚活パーティーに、
参加させてしまう。
こういうことを、
無理矢理やらせれば、
大抵は失敗をします。
嫌々やらされるのだから、
当然です。
失敗するどころか、
恨まれるだけです。
僕のカニミソの場合だと、
無理に口に突っ込まれたら、
やっぱり嫌だったでしょう。
では、なぜ僕は、
カニミソを自分から、
食べようとしたのか？
それは、
僕が心のどこかで、
カニミソに対して、
「カニミソが苦いなんて、
僕の思い込みかもしれない。
あれだけみんなが、
美味しいっていうのだから、
一回、食べてみようかな…」
と思ったからです。
つまりは、
僕は自分の思い込みを、
疑ってみたのです。
カニミソも婚活も、
やりたいことの見つけ方も、
基本的には一緒です。
自分の考えを疑うからこそ、
一度は試してみようと、
自分から行動しようと思う。
そして行動をすると、
固定観念が修正されて、
自分に自信がつく。
逆説的だけど、
「自分を疑うから、
自信をつけられる」
となるのです。
「思い込みを変える」
「固定観念を変える」
これはどこまで行っても、
「まずは、
自分の信じてる物を、
疑ってみること」
からしかはじまりません。
「私って意外と、
不細工じゃないかも…？」
「カニミソって意外と、
美味しいかもしれない？」
そういう疑問を持ち、
一歩踏み出さなければ、
思い込みは変わりません。
どこまでいっても、
自分の考えに疑問を持ち、
自分から一歩踏み出す。
それしかないのです。
やりたいことの見つけ方も、
これとまったく同じです
「無理だと思ってたけど、
やりたいことって意外と、
仕事になるかもしれない？」
自分自身で、
こういう疑問を持ち、
ほんの少しだけ一歩踏み出す。
他の誰かが外科手術のように、
固定観念を取り除いてくれる。
そんなことはあり得ません。
自分の考え方を、
疑うことができる人だけ、
自信をつけられるのです。
「やりたいことなんて、
仕事になるわけがない…」
「私なんかには、
好きを仕事にするだけの、
才能を持っていない…」
「本当にやりたいことを、
仕事にできる人は、
特別な運命の人だけ…」
そういう、
いままで信じてきたこと、
一度疑ってみませんか？
美人もカニミソも、
やりたいことの見つけ方も、
根本は同じなんですよ。
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今回のポイント
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■ 編集後記
今年初めてのコラム。
すごく長くなった…。
でも、自信とは、
「自分の能力を信じる」
ではなくて、
「自分が何を信じるか？」
このテーマについて、
ずっと書きたかった。
こんなに長いものを、
最後まで読んでくれた人。
本当にありがとう。
