こんにちは。
カウンセラーの中越です。
「カウンセリングは、
慎重にやりすぎると、
うまくいかない」
10年以上、
カウンセリングをして、
これは痛感することです。
人の心を扱うので、
どうしても失敗が怖いから、
慎重になりすぎちゃう。
でも実は、
少しくらい大胆な方が、
案外うまくいったりします。
そして、
やりたいことの見つけ方にも、
全く同じことがいえます。
慎重になりすぎるより、
多少、大胆になった方が、
やりがいことは見つかります。
それは一体なぜなのか?
というわけで今回は、
やりたいことを見つけるには、リスクのない失敗をすること
スタートします!!
慎重すぎると逆に失敗しちゃう
僕たちカウンセラーは、
「人の心を扱うのだから、
失敗してはいけない。
慎重にやらなければ…」
どうしてもそう思います。
でも、そう思うあまりに、
慎重になりすぎちゃうと、
全然話が進まなくなる。
だから、
時には失敗してもいいから、
積極的になることも大事です。
たとえば、
実際のカウンセリングで、
相談者さんの口から、
「職場でAさんと話してると、
すごくどんよりするんですよ」
そんな話が、
しばらく続いたとします。
これはAさんとの人間関係が、
相談内容のメインなのかなと、
僕は予想したりします。
そこで僕は、
「Aさんとの人間関係で、
どんよりするんですかね?」
と質問してみます。
「う~ん、いや~。
Aさん個人というより、
業界全体の雰囲気なんです」
あれ?
なんか僕の予想、
微妙に外れてるみたい。
それでも、
そしてカウンセリングは、
続いていきます。
「うちの業界は、
Aさんみたいな人が多くて。
自分が普段、
しょっちゅう関わるのが、
Aさんなんですけど。
Aさんがいなくなっても、
似たような人が多いんです。
そういう人達が、
しんどいんですよね」
「あ~、なるほど。
Aさんは
その業界を代表する性格で、
そんな業界の雰囲気自体が、
苦手なんですかね」
「そうそう、
そうなんですよ。
Aさん個人というか、
この業界特有の人達が、
なんか苦手なんです」
「なるほど。
それで最初に、
自分にはこの業界自体が、
合わないんじゃないかなと、
おっしゃってたんですね」
こんなふうに、
多少、予想がずれても修正して、
話を進めていきます。
もちろん、
最初から一発で予想が当たれば、
それが一番いい。
でも、どれだけ天才で
偉大なカウンセラーであっても、
そんなことはまずありえない。
ましてや僕程度の凡人には、
そんなことは絶対に無理。
予想がずれても修正して、
カウンセリングを進めればいい。
神様じゃないのだから、
百発百中なんてことは、
絶対にありえないのです。
だから、多少、
失敗したっていいんです。
なにより、
思い切ってやってみることが、
一番、大事なんですよ。
そうでなければ、
何も前に進みませんから。
それよりもさらに深いこと
…と、
ずっと思っていました。
ところがこの話の真意は、
そんなところじゃないのです。
というのも実は、
相談者さん自身も最初は、
自分の悩みの本質が何か、
よくわかってないのです。
Aさんが、
業界を代表するような性格。
Aさんと話してると、
どんよりする。
こういう人が多い業界に、
自分は合っていないのでは?
これは話しながら考え、
少しずつ修正していったから、
自分自身でも気づけたこと。
最初の段階では、
正しい答えなんて、
存在すらしないのです。
僕の最初の問いかけ、
「Aさんとの人間関係で、
どんよりするんですかね?」
この予想はズレてるけど、
この問いかけがなかったら、
相談者さんの話も深まりません。
ある意味この問いかけは、
答えにたどり着くための、
必要な失敗なわけです。
カウンセリングの教科書には、
「相談者さんと一緒に考える。
それがとても大事なこと」
なんてよく書かれてます。
僕は、
ずいぶん後になってから、
「心理学の教科書に、
よく書いてあったのは、
こういうことなのか~」
と理解ができました。
やっぱり、
多少、失敗してもいいから、
相談者さんと一緒に修正する。
その方がカウンセリングは、
うまく進むものだと思います。
大事なのはリスクのない失敗
ここで大事なのは、
「リスクのない失敗であること」
だと僕は思っています。
失敗してもいいからって、
相談者さんが萎縮したり、
傷つくようなことはダメ。
さっきの場合だと、
「Aさんとの人間関係で、
どんよりするんですかね?」
というのは気持ちの確認。
相談者さんの気持ちや考えを、
より理解したいから質問する。
これだと間違えていても、
よりお互いに認識が深まり、
正確に気持ちを把握できます。
「こういう問いかけなら、
自分の読みが外れていても、
特に問題がない」
そういう問いかけを、
実際のカウンセリングでは、
大事にしていきます。
それならむしろ、
何度か失敗することで、
より深く心を見つめていける。
それはただの失敗でなく、
心の試行錯誤なのです。
やりがいことを見つけるのも慎重すぎはダメ
さて、
やりたいことの見つけ方でも、
全く同じことがいえます。
「自分のやりたいことは、
きっとスポーツトレーナー!
絶対これに間違いない!」
「自分に合っている仕事は、
きっとカウンセラーだ!
絶対これに間違いない!」
「自分のずっと好きなこと、
芸術関係が一番いい!
絶対これに間違いない!」
最初から、
そんな確信を持ってるなら、
誰も悩んだりしません。
「どちらかといえば、
スポーツ関係の仕事がいい。
でも…、
本当にそれでいいの?」
「とちらかといえば、
芸術に関わる仕事がいい。
でも…、
そんなの自分にできるの?」
「どちらかといえば、
心理関係の仕事がいい。
でも…、
本当に自分に合ってるの?」
そういう迷いがあって当然。
確信が持てないからこそ、
誰もが悩むのでしょう。
しかも、
仕事を選ぶというのは、
人生の大きな選択です。
「次こそは絶対に、
失敗したくない…。
慎重に決めなければ…」
誰だって、
そういう気持ちがあるから、
迷いや不安が大きくなります。
そうやって、
慎重になりすぎて、
何も前に進まなくなる。
だから悩んでいるときって、
頭の中で考えるだけで、
時間ばかりが過ぎてしまう。
やりたいことを見つけるにもリスクのない失敗が大事
だからこそ、
やりたいことを見つけるにも、
リスクのない失敗が大事。
「体験講座だけいってみよう」
「入門書だけでも読んでみる」
「やってる人に話だけ聞こう」
それって失敗しても、
ほとんどノーダメージです。
いきなり資格をとったり、
いきなり起業をするのは、
やっぱりリスクが大きい。
お金も時間もかかるし、
失敗したら恥ずかしい。
だからこそ、
まずは失敗したところで、
リスクがない行動をする。
「体験講座だけいってみよう」
「入門書だけでも読んでみる」
「やってる人に話だけ聞こう」
体験講座や本を読んで、
もし思ってたのと違っても、
何のダメージもありません。
やっている人に聞くのは、
ちょっと勇気がいるけれど、
深刻なダメージにはならない。
やってみてもし違っても、
「これは少し違ったな。
それがわかっただけでも、
一つ前進かもしれない」
そう思えるはずです。
そう思えたら、
「スポーツ関係だとしても、
ジムのトレーナーではなく、
メンタルトレーナーの方が、
自分は興味があるのかも」
「同じ芸術関係でも、
これはちょっと違うな~。
サブカルのがしっくりくる」
「カウンセラーといっても、
いろいろあるんだな~。
この分野は苦手だけど、
こっちは自分に合ってそう」
こんなふうに、
さらに考えが深まります。
そういうのって、
実際に少しでもいいから、
やってみたからわかること。
リスクのない範囲でやって、
自分に合うかどうか確認、
ダメなら少し修正をしてみる。
リスクない程度でいい。
実際にやって確認、
そして修正。
それを繰り返すことで、
少しずつ明確になっていく。
頭の中だけで考えて、
1回だけでバッチリ当てる。
神様じゃないのだから、
そんなことはありえない。
失敗と修正の繰り返し。
僕たち普通の人間は、
それを繰り返すことでしか、
人生を前に進められません。
それはカウンセリングも、
やりたいこと探しも同じ。
そこまで考えると、
もう人生に失敗などなく、
成功への過程なのでしょうね。
さて、
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■ 編集後記
腰痛改善のため、
毎日ストレッチと、
階段を上るように。
ちょっとマシになりました。
それにしても、
腰痛対策のグッズって、
ついつい買っちゃいます。
仕事用のイスが、
腰痛クッションだらけ(笑)
さて、先日出した僕の本、
『「うつ」な気分を手放す方法
微笑みの練習帳』
ぼちぼち好評の様子です。
まだ読んでいない人は、
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読んでみてくださいね~。