こんにちは。
カウンセラーの中越です。
やりたいことを見つけるために、
僕のカウンセリングを受けた方で、
多くの方がおっしゃる言葉があります。
その言葉には僕自身、
とても共感できる思いがあります。
その言葉を知ることは、
やりたいことを見つけるために、
大きなヒントになると思います。
さて、その言葉とはいったい??
今回は、「背中」の天職心理学です。
■どんな背中を見せたいですか?
やりたいことを見つけるために、
僕のカウンセリングを受けた人の、
多くの方がおっしゃる言葉。
「…イヤイヤ働いている姿を、
家族や子供に見せたくないんですよ。
働いて家に帰って、
仕事のグチばかり言ってしまうのは、
自分だけじゃなく、
家族や子供にとっても、
幸せじゃないんじゃないかって…。
今みたいにイヤな仕事を、
無理やりガマンしてやっていると、
『俺はお前達のために、
ガマンして働いてるんだぞっ!!』
ってつい思ってしまいますし…。
いや、もちろん、
口には出しませんけどね。
でも、やっぱり自分自身が、
好きなことを仕事にしている、
やりたいことを仕事にしているほうが、
家族にとっても幸せだと思うんです。
それに自分の子供にはやっぱり、
好きなことを仕事にして欲しいですし…。
だからこそ自分自身が、
やりたいことを仕事にしたいというか…。
そんな背中を見せることが、
子供にとっても一番いい教育かなって、
今はそう思うんですよね。」
カウンセリングをしていると、
こんな言葉を非常に良く聴きます。
この言葉には僕自身、
すごく共感するものがあります。
僕の父親は僕が子供のころ、
不動産関係の会社を経営していました。
でも、バブルがはじけて、
父の仕事がうまくいかなくなったとき、
父は会社に行かずに昼から家で、
お酒を飲むようになりました。
それから父はいわゆる、
アルコールにおぼれた人生を、
歩んでいくことになりました。
バブルの問題だけではなく、
元々、父の会社に、
経営の問題があったのかもしれない。
それにお酒におぼれる父は、
元々、弱い人だったのかもしれない。
それは父だけが悪いのではなく、
高度経済成長やバブルという、
時代にも翻弄されたのかも知れません。
どんな事情があってそうなったのか、
当時10歳前後の僕には、
知るよしもありませんでした。
また、今となっては、
それを知りたいとも思いません。
でも、子供のころの僕は、
自分の父が仕事のことを、
楽しそうに話している姿や、
誇りを持って語っている姿。
そんな姿を一度も、
みたことがありませんでした。
僕の記憶にある父は、
「仕事が嫌でお酒を飲んでる人」、
それが一番大きなイメージです。
当時の僕が強く感じたのは、
「働くっていうことは、
嫌なことをやり続けることなんだな…。
それだったら一生働きたくないな?。」、
父を見てそんなことを思ってたこと、
今でも覚えています。
僕の場合はある意味、
そんな父親が反面教師となって、
「これから一生、働くのならば、
好きなことを仕事にしたい。
どうせ働くなら仕事を楽しみたい。」
そんな気持ちが強くなりました。
そしてもし自分に、
いつの日か子供ができたなら、
「仕事を楽しんでいる姿を見せたい。
自分の仕事への誇りを語ってあげたい。」
そんなことを夢見ていました。
だから、大学生の就職活動のとき、
「できる限り充実した仕事をしたい!」
そんな気持ちでいっぱいでした。
でも結局、働き始めると、
営業職で厳しいノルマに追われ、
毎日毎日、夜中まで働く日々。
仕事が充実しているどころか、
もう働くことが、
イヤでイヤで仕方がありません。
たった半年でやめてしまいました。
ところが次に入った会社でも、
厳しいノルマに追われて、
毎日毎日、夜中まで働く日々。
気がついたときには、
優しく接してあげたかった部下にも、
嫌な態度をとるようになってました。
気がついたときには自分自身も、
仕事に誇りなどまったく持てない、
カッコ悪い大人になっていました。
僕はお酒にはおぼれなかったけど、
働くことから逃げたくて逃げたくて、
仕方がありませんでした。
そして、ほんのちょっとですが、
父の気持ちがわかった気がしました。
(本当にほんのちょっとですが…。)
同時に僕は、
すごく怖くなりました。
自分もいつか、
父のようになるんじゃないか…。
いつの日か僕に子供ができても、
イヤイヤ働いている僕の姿を見て、
お酒を飲んでグチを言う僕の姿を見て、
「あんな大人にだけはなりたくないな…。」、
いつか自分の子供が、
そう思うんじゃないかと思うと、
本当に心から怖くなりました。
大抵の人は、父親が、
時々にグチを言ったとしても、
自分の父親の仕事を、
尊敬していると思います。
だから僕ほど、
父のようになりたくないと思うのは、
すこし稀なケースかも知れません。
でも、自分の子供に、
「仕事のグチを言うところ見せたくない。」
「自分の仕事への誇りを語ってあげたい。」
「自分の仕事への思いを背中で語りたい。」
そう思いから、
やりたいことを仕事にする人は、
本当にたくさんいると思います。
少なくとも、毎日毎日、
夜遅くまで嫌いな仕事をイヤイヤして、
お酒を飲んではグチを言う父親。
そんな父親よりも、
たとえ収入が少なくっても、
誇りを持って好きなことを仕事にしている。
そんな父親のほうが、
子供からみてカッコいいことは、
まず間違いないと思います。
心理学ではモデリングといって、
子供は回りの大人をお手本に育ちます。
子供は親の背中を見て育つ。
心理学でも、
まさにそのとおりなのです。
いま、僕自身は、
子供どころか結婚もしていません。
それに他人から尊敬されるほど、
立派な人間でもありません。
今の時点で、自分で自分を、
よくがんばってきたとは思えるけども、
人から尊敬される人間だとは思えません。
悔しいけど昔の僕の父ほど、
お金を稼いでもいません。
それでも僕は今、
もし自分の子供ができたなら、
自分の仕事への愛情を、
自分の仕事への誇りを、
語ってあげられると思います。
さて、あなたの子供は、
あなたの背中に憧れて育つでしょうか?
それとも、あなたの背中を、
あんなふうにはなりたくないと、
反面教師にして育つでしょうか?
いや、なにより、あなた自身は、
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今回のポイント
★仕事への誇り、語れますか?
★子供にどんな背中を見せたいですか?
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『いまの仕事で本当に幸せになれますか』
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■ 編集後記
アカデミー賞、やりましたね。
「おくりびと」、すごいです。
広末涼子、
海外からすごいオファーだとか。
一時期、あんなに、
マスコミに叩かれてたのに、
見事なまでの大復活ですね。
僕は広末さんと同年代で、
学生のころ大好きだったので、
なんかうれしいです(^_^)
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