カウンセリングにオンラインは絶対にあった方がいい理由

カウンセリングにオンラインは絶対にあった方がいい理由

カウンセリングでオンライン希望が増えている


こんにちは。

カウンセラーの中越です。



ここ2~3年、

カウンセリングの現場で、

明らかに変化したこと。


(現在、2018年ですから、
 2015年くらいからです)

============

※追記:現在2021年。コロナになってオンラインカウンセリングは当たり前になりました。

もはやオンラインカウンセリングがあった方がいいどころではなくて、あって当たり前。

無かったらやっていけない時代になりました。


ほとんどいないとは思いますが、まだオンライン対応していないカウンセラーであれば、いち早くオンラインに対応しましょう。

思っているよりオンラインカウンセリングは、やりやすいものですよ。


============


それは、

オンライン希望の相談者さんが、

すごく増えてきたことです。



原因は明らかに、

スマホが普及したからでしょう。



他にも通信回線が良くなったり、

ネット回線や無線LANが、

マンション標準装備だったり…。



あとはZOOMや、

ビデオ通話アプリそのものに、

一般の人が慣れてきた。



ZOOMも仕事などで、

使ったことがある人が増えた。



その辺りも、

大きな要因だと思います。





ZOOMでのカウンセリングのメリット



さて、

ZOOMでのカウンセリングに、

どんなメリットがあるのか?



これは非常にシンプルで、


「相談者さんの負担が、

 大きく減る!」


これが圧倒的に一番です。



もちろん、

実際にカウンセリングルームで、

面談カウンセリングするのが、

一番いいと思います。



ただ、交通費、そして時間など、

思っているより相談者さんには、

負担が大きいのも事実です。



うちの場合だと、


「関東から来てくれる」

「九州から来てくれる」


そんな相談者さんも、

かなりおられます。



そうなると、

カウンセリング料金より、

交通費、宿泊費等の方が、

圧倒的に高いのです。



(それだけお金がかかると、
 カウンセラーの方としても、
 かなりプレッシャー。

 そんな遠いところから、
 わざわざ止まりできてくれた。
 こっちも緊張して当然です。

 もちろん、
 うれしい気持ちの方が、
 大きいのですけどね)



相談者さんの時間的な負担も減る



またお金だけでなく、

時間的な負担も大きい。



遠方から来てもらうとなると、

実質、半日~1日かかります。

中には泊まりの人もいます。




現実問題として、

家族がいたり仕事が忙しいと、

それはなかなか難しい。



特に、


「カウンセリングに行くのを、

 家族に知られたくないんです…」


そういう相談者さんは、

やっぱりとても多いです。



家族に秘密にしたまま、

半日~1日家を空けるのは、

現実的には不可能です。



特に小さい子供がいる家庭は、

そういう事情が大きいです。



それでもやっぱり、

相談者さんの気持ちとして、


「どんなカウンセラーか、

 カウンセラーの顔を見て、

 じっくりと話をしたい」


そういう要望も大きい。



そこでZOOMなどの、

ビデオ通話アプリを使えば、

グッと負担を減らせます。




音声だけのカウンセリングもスカイプが増えた



ZOOMを希望の人でも、

音声のみ希望の人も、

実はかなり多いのです。



これはやっぱり、

通話料無料というのが、

大きいのだと思います。



1時間以上電話で話すと、

携帯だと結構な金額です。



それを考えると、

どう考えてもZOOMの方が、

相談者さんの負担は少ない。



昔に比べると、

ネット回線が良くなったので、

音声が不鮮明なんてことは、

ほとんどありません。



電話と遜色ない、

むしろ、ヘッドホンを使う分、

電話より音声は聞きやすいです。



もうZOOMが増えて当たり前。

今はそういう状況になってます。




なんでLINEじゃないのか



実はうちの相談者さんから、


「スカイプじゃなくて、

 LINEはダメですか?」


と何度か質問されてます。



今のところ僕は、

LINEでのカウンセリングは、

やるつもりがありません。



なんとなくですが、

やっぱり音声が悪かったり、

途中で切れることが多い。



また音声の遅れも、

若干、多いように感じます。



これが結構、

カウンセラーとしては、

しんどいものなのです。



ただ、この辺りは、

もう相談者さんの回線次第。



あと数年して回線が良くなれば、

LINEでも問題なくなるかも。




もう一点としては、

セキュリティが弱いという噂を、

たまに聞くことがあるから。



これもLINEが、

まだ出始めたことの話なので、

現在は変わっているかも。



でも、やっぱり、

ZOOMの方が安全な気がします。




あまりマイナーなアプリはダメ




相談者さんの中には、

機械に弱い人もいます。



いくら性能が良くても、

あまりマイナーなアプリだと、

相談者さんが不安になります。



それを考えると、


「なんとなく

 聞いたことがある

 無料通話アプリ」


の方が絶対にいいです。



すると自然とZOOMが、

一番の候補になってきます。





オンラインカウンセリングのデメリット




ただ、

オンラインカウンセリングも、

メリットばかりじゃありません。



もちろんデメリットだって、

いくつかあります。



それは、


「カウンセラーにとって、

 結構、負担が大きい」


ということです。



これについては、

個人的な意見かもしれません。



でも、

僕自身の経験として、

オンラインカウンセリングは、

とても疲れるのです。




というのもZOOM、

特にビデオ通話の場合、

同じ姿勢を維持する必要が、

どうしても出てきます。



当たり前ですが、

ビデオ通話の場合、

カメラがあります。



そのカメラの枠内に、

自分の顔が収まるように、

座っている必要があります。



そうなると必然的に、

座っている間、

ほとんど動けません。



これがすごく、

腰や背中、肩が疲れます。



もちろん、

面談、電話カウンセリングでも、

じっと座る必要はあります。



それでも、

多少腰の位置を変えたり、

座る位置をずらしても、

別に不自然ではありません。



実際のところ、

相談者さんの方も、

多少は姿勢を変えます。



もちろん、

ソワソワ動くのは良くない。


でも、

1時間のカウンセリングで、

1ミリも動かないというのも、

逆に不自然なのです。



1時間、長ければ1時間半、

全く動かないのは不自然です。



就職の面接じゃないのですから、

カウンセラーもリラックスして、

自然に座っていればいいのです。



その方が相談者さんも、

リラックスして話せます。




ところが、

ZOOMビデオ通話の場合、

多少、動くだけで目立ちます。



カメラの枠は狭いので、

ちょっと動いただけでも、

ソワソワして見えます。



これは実際にZOOMで、

自分の映像を確認すると、

とてもよくわかります。




できる限り動かず、

ピシッと座っておく。

1時間でもしんどいです。


これが1日3件とかなると、

3時間から4時間半になります。



相当しんどいですよね。

肩も腰も背中もカチカチです。



しかも、

モニターをずっと見てますから、

目もかなり疲れます。




そんなわけで、

ZOOMのデメリットとしては、


「カウンセラーの肉体疲労が強い」


これは間違いありません。





オンラインカウンセリングの注意点



オンラインの注意点として、

とても重要なポイント。



それは、


「どれだけ事前に連絡しても、

 音声やビデオの通信状況を、

 確認しない人が多い」


ということです。



うちのカウンセリングでは、

申込時のメールの時に、

音量や音声、通信状況など、

確認のお願いをしてます。



それでも、

半数近い相談者さんは、

カウンセリングがはじまって、


「ビデオが上手く映らない」

「マイクが上手く動かない」


ということがあります。




顔が半分見切れていたり、

音声がダブっていたり。



そういうことは、

いくら事前にお願いしても、

必ず起こります。



「ビデオ通話が初めて」

という人は多いですから、

仕方ないかもしれません。



また、マイクについても、

以前はスカイプを使う人は、

ほとんどがPCでした。



でも、今はスマホでビデオ通話がほとんど。



すると、

ヘッドセットを持っておらず、

机や壁にスマホを立てかけ、

通話される方がおられます。


(ヘッドセットとは、
 マイクとヘッドホンが、
 一体になっているヤツ。
 千円くらいで売ってます)



これは非常に、

音声が聞き取り辛い!



声がダブって聞こえたり、

非常に声が小さかったり、

とにかく聞こえにくいです。



でも、相談者さんの方は、

なかなかそれに気づきません。




そういう状況は、

非常にやりづらいもので、

どれだけ努力をしたとしても、

いいカウンセリングができない。



これでは相談者さんも、

カウンセラーにとっても、

いい結果にはなりません。




遠慮せずに要望を伝えること




だから、そういう時は、

遠慮せずにはっきりと、



「すみませんけど、

 音が聞こえにくいので、

 マイクを調整してくれますか?」


「お顔が見切れているので、

 カメラを調整して下さいね~」



と伝えることが大事です。




通信状況が悪い人は、


「家族に知られたくないから、

 カラオケからかけてきている」


「どこかの駐車場で、

 車の中からかけてきている」



そういう人も、

たまにはおられます。



そういう時は遠慮なく、


「この通信状況では、

 カウンセリングできないので、

 ビデオ通話はやめて普通の電話にしませんか?」


とちゃんと伝えること。



このへんはまさに、

コミュニケーション。



無理なものは無理と、

ちゃんと伝えることが大事。



そのまま、

カウンセリングを続けても、

上手くいかなければ意味がない。



音声や映像が悪いままでは、

カウンセラーも相談者さんも、

どちらも損をするだけです。




相談者さんだけでなく、

カウンセラーの方も、

ちゃんと要望を伝えること。



これが、

オンラインカウンセリングの、

一番の注意点ですね。


裏メニュー・カウンセラー独立開業支援




カウンセラーの独立開業の支援してます