カウンセラーとしての専門分野を決める
資格をとったあと、
独立したいのなら最初に考えるのは、
自分の専門分野を決めることです。
例えば、
「恋愛専門カウンセラー」
「離婚専門カウンセラー」
などはよく見かけますよね。
「そんな専門分野を絞るなんて、
なんか胡散臭くて嫌だよ~」
と思うかも知れません。
カウンセラーの立場としては、
その気持ちはとてもよくわかります。
僕自身も同じで、
「天職・やりたいこと探し専門で
カウンセラーをやってます」
と自己紹介をすると、
「何その胡散臭いの?」
といわれたことがあります(笑)
でも、そのあと、
「大手出版社から本を出してます。
雑誌などにもちょくちょく出てます。」
というと、手のひらを返したように、
「本当ですか!
すごいですね~~!」、
となるので、人間そんなものです。
専門分野は相談者さんのためにある
さて、そんな話はさておき、
僕がここでお伝えしたいのは、
「相談者さんの目線に立ったときに、
どういうカウンセラーが相談しやすいか?」
ということです。
例えば、ちょっと想像してみて下さい。
あなたがカウンセラーで独立をして、
多少、収入を得られるようになった。
段々と金額も大きくなり、
確定申告が必要になったとします。
そのときに、
税理士さんを探さないといけません。
そこに二人の税理士さんがいます。
一人は「普通の会社相手の税理士さん」。
いろんな会社の経験があり、
「どんな職業の確定申告もしますよ~」
というタイプの税理士さんです。
もう一人は、
「カウンセラー専門の税理士さん」。
まだ若いけどカウンセラー専門。
カウンセラーにとって経費であり、
どんな助成金があるかも教えてくれる。
そんな税理士さんがいたとします。
どちらを選ぶといわれたら、
どう考えてもカウンセラーなら、
後者を選ぶでしょう。
その最大の理由は、
「ここは自分でも、
相談に行っていいところ」
という安心感があるからです。
僕自身、税理士さんと契約するとき、
「うちみたいな小規模な個人事業主、
税理士さんが相手にしてくれるの?」
とすごく不安に思っていました。
(もちろんただの心配しすぎで、
ちゃんと相手にしてくれました)
それと全く同じように、
心理学を知らない多くの相談者さんは、
「私みたいな悩みなんかで、
カウンセラーに相談していいの…?」
ほとんどこれを思っています。
僕は「天職・やりたいこと探し専門」で、
もう10年やって天職探しの本も出し、
サイトのタイトルも天職探し心理学です。
それにもかかわらず、
未だに多くの相談者さんが、
「いまの仕事を辞めて、
やりたいことを見つけたいなんて、
そんな相談するの私って変ですか…?」
とよく質問をされます。
「毎日、僕のところには、
そういう相談者さんがたくさん来ます。
全く変じゃありませんよ」
とお答えしてやっと安心をして、
仕事の悩みを話し始めます。
相談者さんは専門の方が安心感がある
「恋愛カウンセラー」などという肩書きを、
胡散臭いと思う人もいるかも知れません。
でも、ちょっと考えてみて下さい。
「いつもひどい恋愛ばかりしてきた。
悪い男とわかっているのに、
つい同じような恋愛を繰り返してる。
このままじゃ結婚どころか、
男性が怖くなってしまいそう。
でも、そういう自分自身が、
どこか性格に問題があるのかな…。
私ってちょっと変なのかな…」
これって本人にとっては、
すごく深刻な悩みのはずです。
本来、心理カウンセラーであれば、
こういう相談に対応できるはず。
むしろ、
本気で自分の心と向き合うため、
良いきっかけを作れます。
でも、こういう悩みの人は、
心理カウンセラーだけの肩書きでは、
なかなか相談に行こうと思えません。
「カウンセラーの所に行くのは、
うつとか不登校とかの人でしょ。
恋愛の相談するところじゃない…。
私なんか相談に行っていいの??」
と不安に思ってしまうのです。
同じ資格を持っていたとしても、
「恋愛カウンセラー」の人の方が、
この人にとっては安心して相談できる。
「私のような恋愛の悩みでも、
相談していいんだ。
同じような悩みの人が、
ここには相談に来てるんだ」
そんな安心感があるほうが、
相談に行こうと思いやすい。
だから、ただのカウンセラーではなく、
「~~専門のカウンセラー」が大事。
受け入れがたいかも知れませんが、
これは確実にいえることです。
実はカウンセリングというのは、
「カウンセリングルームに来る前、
相談者さんがなるべく安心できる。
そういう肩書きを名乗っているか?」
その時点ですでに始まってます。
相談者さんにとって、
カウンセリングに行くというのは、
とても心のハードルが高いです。
初めてカウンセリングを受けるのは、
誰にとっても緊張することです。
僕自身、自分自身がはじめて、
カウンセリングを受けに行ったとき。
とても不安で緊張しました。
「こんなこと相談して良いのか…」、
そういう不安がすごくありました。
だから、相談者さんのために、
カウンセリングに行く前の、
心のハードルを下げてあげる。
ほんの少しでもいいから、
相談者さんの不安を和らげる。
まずはそれを考えて上げましょう。
そのために専門分野を決めるんです。
相談者さんが不安になっては、
カウンセリングは始まらないですから。
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