カウンセラーがやってはいけない集客方法1
無理なリピート狙いをしない
こんにちは。
カウンセラーの中越です。
今回、
ちょっと勇気を出して書きます。
僕は他人のビジネスに、
悪口を言う気はまったくない。
できれば敵も作りたくない。
それでも、
「これはマズいな…。
カウンセリング業界って、
なんかおかしくなってきた?」
と思うことが立て続けにあり、
しっかり書こうと思います。
というのも、
カウンセラー独立支援で、
カウンセラーになりたい人から、
最近、こんな相談が増えてます。
「あるコンサルタントさんに、
カウンセラーで集客するには、
このやり方をしろといわれて。
その場では雰囲気もあり、
そうかなと思ったんですが…。
後になってよく考えると、
なんかおかしいなって、
どうしても思ってしまって。
中越さんはこのやり方、
どう思いますか?」
正直、その集客方法は、
僕はかなり違和感を感じました。
でも、何より感じたのは、
僕に相談に来ている当人自身、
「これは集客できても、
一人のカウンセラーとして、
心が晴れない気がしている…」
それを感じておられること。
(そう感じているからこそ、
わざわざ僕の所に来たのです)
いくつか例を紹介します。
1「相談者さんに対して、
やたらとリピートを促す」
2「相談者さんを信頼させて、
長期契約を取ることを考えろ」
3「なんでもいいから、
とにかくブログを書いて、
アクセス数を増やせ」
4「最初は安くカウンセリング。
そのあと数十、百万円単位の、
高額講座に誘導すればいい」
5「無料相談は受けちゃダメ。
未経験でも最初から高単価。
安っぽく見られてしまう」
こういうケースです。
正直いって、
「それはダメでしょ!?」
というのが僕の感想でした。
というのも、
どれもカウンセラーとして、
やらない方がいいことです。
(経営コンサルタントなら、
この方法でもいいかもしれない。
でもカウンセリングではダメ)
ひとつずつ、
理由を説明していきます。
(非常に長くなるので、
何回かに分けて書きます)
今回は一つ目。
1「相談者さんに対して、
やたらとリピートを促す」
どんな商売であっても、
リピーターが増えれば儲かる。
それは当たり前です。
飲食店も美容室も、
カウンセラーもそれは同じ。
リピーターを増やすことは、
たしかに大事です。
でも、
これをやられたら、
相談者さんは気分悪いです。
だって、
相談者さんの立場に立って、
考えてみて下さい。
「このカウンセラー…。
悪い人じゃないんだけど、
なんか私のこと、
リピートさせようとしてない?」
もしちょっとでもそう思うと、
そのカウンセラーの所には、
もう行きたいと思わなくなる。
つまり、
強い不信感を抱くのです。
これは、
カウンセリングだけでなく、
整骨院などでもよく聞きます。
他の商売であれば、
「まあ相手も商売だし、
リピートさせようとするは、
当然なことかな~」
くらいに思えます。
でも、セラピー関係、
特にカウンセリングでは、
非常に気分が悪いです。
「このカウンセラー、
本当に真剣に親身になって、
私の相談聞いてるの?
ただ長引かせて、
リピートさせたいだけなの?」
こう思われた時点で、
もうダメですよね。
もちろん相談内容として、
とても複雑な相談内容の場合、
1回で終わらないことも多い。
時間も限られてますから、
それは仕方のないことです。
また病気、退職、離婚など、
大きな決断が必要な場合、
回数を重ねることは大事です。
1回で焦って考えるより、
ゆっくり考えることが大事。
リピートしてもらうこと自体は、
悪いことではありません。
でも、最初から、
「リピーターが増えれば、
カウンセラーで食っていける!
だからリピーターを…!」
それはよくない。
そういうのって、
相談者さんは敏感なもので、
「なんかおかしくない?」、
とちゃんと気づきます。
何しろ相談者さんは、
真剣に悩んでこられます。
本当に真剣な悩みできます。
だから、
「このカウンセラーに、
自分の心をさらけ出して、
本当に大丈夫だろうか…?
ここまで言っちゃって、
本当に大丈夫だろうか…?」
そういう目でカウンセラーを、
ちゃんと見極めようとします。
(初めて会うカウンセラー、
それは当然のことですよ)
そういう悩みを相談するとき、
人間は非常に繊細で敏感になる。
非常に繊細で敏感に、
こちらの顔色、声色を判断する。
カウンセラー側よりも、
相談者さんの方が敏感に、
空気を察知しています。
カウンセラーの嘘なんて、
相談者さんにはすぐバレます。
相談者さんはとても賢い。
リピートさせようなんて策略。
うすうす気づいているのです。
本当は気づいているけども、
わざわざ突っ込まないだけ。
(自分がいろんなところで、
カウンセリングを受けていると、
その相談者さんの気持ちがわかる。
だから、
自分がカウンセリングを受ける。
これがすごく大事です)
もちろん、
「故意にリピートさせた」
そんなことは証明できない。
確たる証拠はないから、
相談者さんも責めてこない。
うまくリピートを促せば、
相談者さんはリピートします。
もちろん収入も増えます。
でも、
相談者さんは心の中で、
「時間をかけるのはわかる。
ゆっくり考えるのも大事。
継続も大事だと思う。
でも…、
なんかあのカウンセラー、
リピートさせようとしてない?」
そう思っているのです。
これってやっぱり、
気分が悪いですよね。
しばらくの間は、
「あのカウンセラーに、
いい人であって欲しい。
信じて通ってみよう…!
他に相談する人がいない。
あのカウンセラーを信じたい」
そう思ってリピートする。
相談者さんの気持ちとして、
そう信じたい気持ちもある。
でも、
「やっぱりなんかおかしい。
リピートさせられた…」
それに気づいたときに、
「もう二度と、
あのカウンセラーには、
会いたくない!」
となってしまいます。
これは本当に、
相談者さんとしては最悪
しかも、それだけでなく、
カウンセラーも後味が悪い。
「このやり方で儲かっても、
なんか晴々としないよな…。
カウンセラーになったけど、
これでよかったのかな…」
カウンセラー側としても、
必ずモチベーションが低下する。
それがわかっているから、
わざわざ僕の所に来て、
「あるコンサルタントさんに、
カウンセラーで集客するには、
このやり方がいいといわれて…。
中越さんはこのやり方、
どう思いますか?」
こんな質問をするんです。
「このやり方は、
カウンセラーとして、
なんかおかしい…」
そう思ってるけど、
早く独立したい焦りから、
嫌な集客方法をしてしまう。
僕自身開業当時、
本当にすごく焦ったから、
その気持ちもよくわかる。
でも、
自分の心がよどむ集客方では、
この仕事そのものが嫌になる。
好きな仕事であっても、
やる気だって出なくなる。
カウンセラーというのは、
あまり儲からない仕事だけど、
本当に良い仕事だと思います。
カウンセラーと目指す人が、
カウンセリングの仕事を、
嫌いになってしまう。
こんな集客方法では、
カウンセラーも相談者さんも、
誰も幸せにならないのです。
自分の心がよどむ集客方法は、
絶対にやらない方がいいのです。
リピートが必要かどうかは、
相談者さんと一緒に決める。
それもカウンセリングの一部。
経営目線で考える部分じゃない。
(来談者中心が大事とは、
そこも含めてだと僕は思う)
無理なリピート狙いなんて、
短期的には儲かっても、
自分の心が廃れるだけですよ。
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